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きましたきました!年に一度の川端祭り!『雪国』『伊豆の踊り子』『古都』『片腕』『眠れる美女』そして『みずうみ』を味わってきての『山の音』でしたが、毎回新鮮な驚きや戸惑い、感動、イライラ?を与えてくれる川端文学、今回も「さすがノーベル賞作家ですね」と小川さんと圧倒されました。それにしても主人公の信吾、女性を徹底して容姿でしか判断しないあの姿勢はどうなんでしょう?!妻や嫁はまだしも、実の娘や孫に至るまで評価基準は容姿。彼女らの性格などはほとんど描写されていません。小川さん曰く「川端文学では“片腕”とか“寝ている美女”など人格がないものが美しく描かれていますからねぇ。」確かに!川端先生、徹底していますね…

(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2019年04月07日
檀一雄『花筐』
2019年03月31日
ボーム『オズの魔法使い』
2019年03月24日
小泉八雲『十六ざくら』・『乳母ざくら』
2019年03月17日
中井英夫『牧神の春』

アーカイブ
あなたを夢見て/ダン・ハートマン
信吾は、若い頃「保子の姉」に憧れ、いまも、息子の嫁・菊子をとおして彼女を夢見ています。
『レ・シルフィード』から「華麗なる大円舞曲」/フィラデルフィア管弦楽団、ユージン・オーマンディ(指揮)
信吾が実家に帰った菊子に電話します。彼女にとりついでいるあいだ受話器の向こうでかかっているレコード。『レ・シルフィード』は、ショパンの曲をオーケストラのために編曲したバレエの演目です。
郷愁/斉藤和義
♪欲望を乗せて電車は走る♪という歌詞があります。信吾と修一は、自らの欲望をもてあましながら、どうにか家庭生活を守り、横須賀線で通勤しています。
 
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