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久しぶりに読後頭の中が「?」で埋め尽くされた作品。なので今日は小川さんからどんな解釈が伺えるか楽しみにスタジオに入ったのですが、アンソロジーに選び、これまで何度もこの小説を読んできた小川さんですら、「今回改めて気づいたことがありました!」。変幻自在、正体不明、まるで生き物のような不思議な小説ですね。ところで語り手の“彼”が全く知らない通りすがりの人に「あなたの生活はひどくはかないものになってしまいます」と言われる印象的なシーンがありますが、小川さんも20代の頃やはり知らない人に「私は死にもの狂いですっ」と言われたことがあるそう!しかし凄いのが小川さんの思考。「そうだ!私も死にもの狂いで小説を書こう!!!」…後の芥川賞作家の誕生である。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2020年08月16日
ハン・ガン(韓江)『菜食主義者』
2020年08月09日
原民喜『夏の花』
2020年08月02日
舟崎克彦『ぽっぺん先生の日曜日』
2020年07月26日
江戸川乱歩『鏡地獄』

アーカイブ
悲しき雨音(Rhythm Of The Rain) /ザ・カスケーズ
雨音が聞こえてきそうな物語の始まりです。1960年代のヒット曲です。
Rain Dance/大貫妙子
物語の中で、彼は「ハカナクナル」私たちの生活について考え、私もどこかで別れを予感しているようです・・大貫妙子は♪今は何も言わなくていいの、だって恋はうたかただもの♪とうたっています。
お天気雨/寺尾紗穂
「雨がまるでそれ自体生き物のように登場してくる小説でした」と小川さん。
 
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