メッセージ
today's topic

今回の1曲目、名曲『春の海』は、宮城道雄本人の演奏で、しかもヴァイオリンとの共演とあって私も聴くのを楽しみにしていました。和楽器、洋楽器の垣根を超えた『春の海』は不思議なほど違和感がなく、小川さんいわく「でもハンガリーあたりの民族音楽のようでもありますねぇ」。とても新鮮な鑑賞体験でした。さて私はこの随筆の中の『箏と私』が教科書に載っていたことを、今回はたと思い出したのですが、当時の先生の教え方やテストの問題、そして「慢心は進化の敵」という宮城道雄の教えに感動したあの頃の気持ちまで鮮やかにフラッシュバック。目が不自由であるのをものともせず前向きに人生を楽しんだ宮城道雄。30年ぶりに再読し、その凄さに再度額づきました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2020年12月27日
『マイ・ベスト・ブック2020』
2020年12月20日
オー・ヘンリー『最後のひと葉』
2020年12月13日
『石垣りん詩集』
2020年12月06日
ハインライン『夏への扉』

アーカイブ
春の海/宮城道雄(作曲、箏)
名曲「春の海」。日本の古典と思ってしまうほどおなじみですが、宮城道雄さんの作曲です。ヴァイオリニスト、ルネ・シュメーとの共演で有名になったことなど随筆の中に書かれています。
六段/宮城道雄(箏)
八橋検校の作曲。「放送雑感」によると、芝浦でラジオの試験放送が始まったとき演奏した曲。古典箏曲の中でもっとも有名です。「名曲のひびき」では、吾妻徳穂さんの日本舞踊の伴奏で弾く場面もあります。
宮城道雄記念館のHPはこちら!
 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。