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独特な透明感に包まれている童話。自分の頭に浮かんでいる絵がこれであっているのかなぁとちょっと不安になりながら読み進めましたが、小川さんとお話して、それこそがこの作品の魅力なのだと気付きました。読み手それぞれの脳内に映し出される画が違うという、想像力を無限にかきたてる作品。どこの国の話なのか、いつの時代なのかもわかりませんが、それを決めるのも読者に委ねられていて、他の文学にはない独特の自由さがこの作品には宿っています。お話自体について小川さんは「こんな風に心残りを一つ解決して、安らかに死ねたらいいですねぇ」と羨ましそうに話していました。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2022年05月22日
シュリーマン『古代への情熱―シュリーマン自伝』
2022年05月15日
瀬戸内晴美(瀬戸内寂聴)『蘭を焼く』
2022年05月08日
池波正太郎『鬼平犯科帳』
2022年05月01日
村田沙耶香『コンビニ人間』

アーカイブ
/マドレデウス
どこか不思議な夢のような物語のはじまりです。マドレデウスはポルトガルのグループ。海に関する曲も多いです。
セレナーデ Op4/ヤッシャ・ハイフェッツ(バイオリン)
ストーブの映し出す古い港町の風景の中に老人は入っていきます。するとどこかの家のバルコニーからすすり泣くようなバイオリンの音が流れてきました。アルフレード・ダンブロジオ作曲のセレナーデを選びました。
I'LL COME RUNNING BACK TO YOU/サム・クック
老人は遠い日に優しくしてあげられなかった奥さんのもとに帰っていきました。♪君がぼくのものだったとき、やさしくしなかった。僕を呼んでくれたら駆け戻る。ぼくたちの愛をやり直そうという曲です。
 
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