「スケベ心」は最強のエネルギー!?「28歳まで無職だった」オモコロ・原宿が明かす人生を変えた“不純な動機”
2025.12.12
アーティストの「こっちのけんと」がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」(毎週金曜17:00~17:25)。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間」=“MOMENT(モーメント)”を探ります。 2025年12月5日(金)、12日(金)の放送では、Webメディア「オモコロ」2代目編集長・原宿さんが登場。この記事では、12日(金)の模様を紹介します。
Webメディア「オモコロ」2代目編集長の原宿さん。1981年生まれ。中学生の頃からインターネットの面白さにのめり込み、2012年よりWebメディア「オモコロ」編集長に就任。“ためにならない”記事や漫画を毎日更新し続けています。
*
こっちのけんと:先週はスチャダラパーさんの哲学から大喜利ライブでの覚醒まで、濃いお話でした。今週もよろしくお願いします! それでは、原宿さんの3つ目のモーメントを教えてください。
原宿:「2010年、初めて1人だけでタイ旅行へ」。
こっちのけんと:2010年というと、原宿さんが20代後半、30歳手前の時期ですね。
原宿:そうですね。「オモコロ」の運営会社「バーグハンバーグバーグ」ができる直前の空白期間で。それまで僕、ほぼ無職というかニートみたいな生活をしていたんですよ。「ここでもう一踏ん張りして働かないと、人生もう無理かも」という、時間的にも体力的にも瀬戸際の時期でした。
こっちのけんと:いよいよ社会に出る、その最後の準備期間にタイへ。
原宿:実はこれ、恋愛というか……当時好きだった女の子がバックパッカーだったんですよ。その子と共通の話題が欲しくて、ただそれだけの理由で行きました(笑)。
こっちのけんと:ええー! 可愛い!! まさかの理由ですね。
原宿:本当は行きたくなかったんですよ(笑)。でも、恋愛のパワーというか、「スケベ心」って人間のすごいエネルギーになるんです。今、世の中的に不純な動機はあんまり良くないことにされがちですけど、僕はもっと肯定していいと思う。
こっちのけんと:わかります。誰かを喜ばせたい、モテたいっていうのは、何よりの原動力ですよね。実際に一人旅をしてみて、どうでしたか?
原宿:楽しかったですね。日本にいると電車に乗るのも全部「オート」で動いちゃうけど、タイだと何もわからないから、脳が「どうすれば生き延びれるんだ」っていう生存本能の方にスイッチする。
こっちのけんと:それ、わかります。僕もロサンゼルスで晩ご飯のピザを買うだけで命懸けでしたもん(笑)。
原宿:で、帰ってきてからそのバックパッカーの子と話をしたら、やっぱり距離が縮まった。共通の世界観を持てたことが、めちゃくちゃ嬉しかったですね。
◆編集長には「絶対やりたくなかった」
こっちのけんと:それでは、最後のモーメントをお願いします!
原宿:「2012年、2代目オモコロ編集長に就任」。
こっちのけんと:原宿さん、2代目だったんですね。最初はライターとして記事を書いていたんですか?
原宿:そうです。初代のシモダ(テツヤ)さんからパスを渡された感じなんですけど、最初は「絶対やりたくない」って断ってました(笑)。僕はただ無責任なことを書いていたい人間だったので、責任なんて背負いたくなかった。
こっちのけんと:嫌々だったんですね(笑)。そこからどうやって「オモコロ編集長」としての自覚が芽生えたんですか?
原宿:他にやる人がいないから、消去法で「しょうがないか」と。でも、28歳まで無職だった人間にはもう退路がない。あるとき、開き直って「よし、俺がやるんだ」って、全ての責任を「はい、やります」と引き受けるようになった。それがもう13年続いています。
こっちのけんと:13年!「オモコロ」出身の雨穴(うけつ)さんが書いた「変な家」が映画化されたり、今の躍進は凄まじいですよね。
原宿:よく、「オモコロでどんな編集をしてるんですか?」と聞かれるんですけど、僕は何もしてないことで有名で(笑)。ただ、「何でもいいですよ」という空気作りだけはしています。みんなが嫌な気持ちになること以外なら、自由でいい。
こっちのけんと:その空気こそが、オモコロが愛される最大の理由ですよね。「あんな面白い大人になりたい」と思わせてくれる。
原宿:僕は(幼い頃に)スチャダラパーや電気グルーヴを見て「いいな」と思って育ってきたので、今、自分が“適当な大人”を生産できているなら嬉しいです(笑)。みんな頑張りすぎているから。
こっちのけんと:確かに、僕も真面目にやりすぎているかもしれません。
原宿:ただ、1点だけオモコロで真面目にしていることがあるんです。「平日毎日更新」。これだけは13年間、絶対に落としていない。1ヵ所だけ真面目にしておけば、あとは全部手抜きでいいんですよ(笑)。
こっちのけんと:深い……。その1点を守り抜く強さがあるからこそ、他の部分で、全力でふざけられるんですね。
*
こっちのけんと:最後に、原宿さんからお知らせはありますか?
原宿:YouTubeの「オモコロチャンネル」を週5回更新しています。
あとは、僕のポッドキャスト「原宿の今じゃない企画室」ですね。
こっちのけんと:僕も出演させていただきましたが、本当に「今じゃない」話ばかりで最高です。
原宿:こないだも、呪物コレクターの田中俊行さんの部屋に行って、「呪物じゃないやつ」だけを探して聞くっていう回をやりました(笑)。
こっちのけんと:オカルトを一切聞かないという(笑)。
原宿:そうです。その人のメインじゃない部分の話をしています。ぜひ聴いてみてください。
こっちのけんと:2週にわたり、ありがとうございました!
<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/moment/
番組公式X:@TFM_THEMOMENT
(左から)原宿さん、こっちのけんと
Webメディア「オモコロ」2代目編集長の原宿さん。1981年生まれ。中学生の頃からインターネットの面白さにのめり込み、2012年よりWebメディア「オモコロ」編集長に就任。“ためにならない”記事や漫画を毎日更新し続けています。
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こっちのけんと:先週はスチャダラパーさんの哲学から大喜利ライブでの覚醒まで、濃いお話でした。今週もよろしくお願いします! それでは、原宿さんの3つ目のモーメントを教えてください。
原宿:「2010年、初めて1人だけでタイ旅行へ」。
こっちのけんと:2010年というと、原宿さんが20代後半、30歳手前の時期ですね。
原宿:そうですね。「オモコロ」の運営会社「バーグハンバーグバーグ」ができる直前の空白期間で。それまで僕、ほぼ無職というかニートみたいな生活をしていたんですよ。「ここでもう一踏ん張りして働かないと、人生もう無理かも」という、時間的にも体力的にも瀬戸際の時期でした。
こっちのけんと:いよいよ社会に出る、その最後の準備期間にタイへ。
原宿:実はこれ、恋愛というか……当時好きだった女の子がバックパッカーだったんですよ。その子と共通の話題が欲しくて、ただそれだけの理由で行きました(笑)。
こっちのけんと:ええー! 可愛い!! まさかの理由ですね。
原宿:本当は行きたくなかったんですよ(笑)。でも、恋愛のパワーというか、「スケベ心」って人間のすごいエネルギーになるんです。今、世の中的に不純な動機はあんまり良くないことにされがちですけど、僕はもっと肯定していいと思う。
こっちのけんと:わかります。誰かを喜ばせたい、モテたいっていうのは、何よりの原動力ですよね。実際に一人旅をしてみて、どうでしたか?
原宿:楽しかったですね。日本にいると電車に乗るのも全部「オート」で動いちゃうけど、タイだと何もわからないから、脳が「どうすれば生き延びれるんだ」っていう生存本能の方にスイッチする。
こっちのけんと:それ、わかります。僕もロサンゼルスで晩ご飯のピザを買うだけで命懸けでしたもん(笑)。
原宿:で、帰ってきてからそのバックパッカーの子と話をしたら、やっぱり距離が縮まった。共通の世界観を持てたことが、めちゃくちゃ嬉しかったですね。
◆編集長には「絶対やりたくなかった」
こっちのけんと:それでは、最後のモーメントをお願いします!
原宿:「2012年、2代目オモコロ編集長に就任」。
こっちのけんと:原宿さん、2代目だったんですね。最初はライターとして記事を書いていたんですか?
原宿:そうです。初代のシモダ(テツヤ)さんからパスを渡された感じなんですけど、最初は「絶対やりたくない」って断ってました(笑)。僕はただ無責任なことを書いていたい人間だったので、責任なんて背負いたくなかった。
こっちのけんと:嫌々だったんですね(笑)。そこからどうやって「オモコロ編集長」としての自覚が芽生えたんですか?
原宿:他にやる人がいないから、消去法で「しょうがないか」と。でも、28歳まで無職だった人間にはもう退路がない。あるとき、開き直って「よし、俺がやるんだ」って、全ての責任を「はい、やります」と引き受けるようになった。それがもう13年続いています。
こっちのけんと:13年!「オモコロ」出身の雨穴(うけつ)さんが書いた「変な家」が映画化されたり、今の躍進は凄まじいですよね。
原宿:よく、「オモコロでどんな編集をしてるんですか?」と聞かれるんですけど、僕は何もしてないことで有名で(笑)。ただ、「何でもいいですよ」という空気作りだけはしています。みんなが嫌な気持ちになること以外なら、自由でいい。
こっちのけんと:その空気こそが、オモコロが愛される最大の理由ですよね。「あんな面白い大人になりたい」と思わせてくれる。
原宿:僕は(幼い頃に)スチャダラパーや電気グルーヴを見て「いいな」と思って育ってきたので、今、自分が“適当な大人”を生産できているなら嬉しいです(笑)。みんな頑張りすぎているから。
こっちのけんと:確かに、僕も真面目にやりすぎているかもしれません。
原宿:ただ、1点だけオモコロで真面目にしていることがあるんです。「平日毎日更新」。これだけは13年間、絶対に落としていない。1ヵ所だけ真面目にしておけば、あとは全部手抜きでいいんですよ(笑)。
こっちのけんと:深い……。その1点を守り抜く強さがあるからこそ、他の部分で、全力でふざけられるんですね。
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こっちのけんと:最後に、原宿さんからお知らせはありますか?
原宿:YouTubeの「オモコロチャンネル」を週5回更新しています。
あとは、僕のポッドキャスト「原宿の今じゃない企画室」ですね。
こっちのけんと:僕も出演させていただきましたが、本当に「今じゃない」話ばかりで最高です。
原宿:こないだも、呪物コレクターの田中俊行さんの部屋に行って、「呪物じゃないやつ」だけを探して聞くっていう回をやりました(笑)。
こっちのけんと:オカルトを一切聞かないという(笑)。
原宿:そうです。その人のメインじゃない部分の話をしています。ぜひ聴いてみてください。
こっちのけんと:2週にわたり、ありがとうございました!
<番組概要>
番組名:G-SHOCK presents THE MOMENT
放送日時:毎週金曜 17:00~17:25
パーソナリティ:こっちのけんと
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/moment/
番組公式X:@TFM_THEMOMENT
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