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ACN presents 丸山茂樹のMOVING SATURDAY
personality 丸山茂樹
ACN presents 丸山茂樹のMOVING SATURDAY
日本はもちろん世界で活躍をしているプロゴルファー丸山茂樹氏が、"スポーツ" "ビジネス" "エンターテインメント"など様々な世界の第一線で活躍する方をゲストに迎え、「チャレンジ」「教育」「マネジメント」「ゴルフ」など、幅広いテーマでトークを繰り広げる、ラジオ番組を舞台とした異業種マッチプレーをお届けします。
personality 丸山茂樹
2021.4.17
松山英樹から「マスターズ」優勝後にもらった電話…丸山茂樹、興奮で「本当に何も覚えていない…」

プロゴルファーの丸山茂樹がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY」。4月17日(土)の放送は、「マスターズ」制覇で話題の松山英樹選手について語りました。


パーソナリティの丸山茂樹


◆松山英樹選手の「マスターズ」制覇に歓喜!

プロゴルファーの松山英樹選手が4月11日(日)、オーガスタナショナルGC(米ジョージア州)にて開催された米PGAツアーのメジャー大会「マスターズ・トーナメント(以下、マスターズ)」で優勝。日本人男子初となる海外メジャー大会制覇という偉業を成し遂げ、その一報にゴルフファンのみならず、日本中が沸き立ちました。

最終日の戦況を、テレビ中継で固唾を呑んで見守っていたという丸山は、「一時は6打あった差も3打、2打……と縮まり、最後は1打差で逃げ切り。本当にドキドキさせてもらいました。でも、僕はなんか信じていましたね、“この流れで負けるわけがない”と。僕は、最初のフロントナイン(前半の9ホール)が勝負だと思っていたので、そこが一番の注目ポイントだった」と振り返ります。

首位で迎えた最終日の1番ホールでのティーショット。丸山は「絶対に緊張するので、スイングを観たときに“あっ、振り遅れた!”と思ったんですね。これは緊張の表れなので仕方がないことですから、ここをしっかりと、良ければパー、もしくはボギー以内で済ませてもらいたいなと。(1番ホールの)結果はボギーでした。この緊張感ですから、絵に描いたようなスタートだったんですよ。次の2番ホール、フェアウェイの真ん中に“バン!”と打っていったところで“やった!”と思ったんです。そこで(1番ホールと)同じようなミスだったり、逆玉が出たりすると、すごい不安が残るなかで、真ん中にビシッと割っていった松山プロの姿を観たときに、“よし、もらった!”と、そのぐらいの気分になったんですよ。やっぱりあそこでバーディーを取ってリセットできたのは大きかった」と序盤のプレーを観た感想を語ります。

そして丸山いわく、非常に大事なホールと着目していた3番、4番、5番ホールを立て続けにパーで切り抜けた松山選手。続いて迎えた6番ホールのティーショットでは、「落ち着きを取り戻した松山プロのアイアンショットのクオリティが発揮された。7番ホールでもいいショットを打ったんだけど、パターはちょっと惜しかったなと。その後、8番、9番ホールで素晴らしいバーディーを取った」と戦況を語る丸山。

バーディーで締めくくり、いい形で迎えたバックナイン(後半の9ホール)。10番、11番ホールとパーでしのいだ松山プロの戦いぶりに、丸山は「60~70%は、いったかなと思った」と言い、この時点で勝利をほぼ確信したそう。しかしそんな矢先、12番ホールでボギーとなるも、次の13番ホールでバーディーを取り、しっかりとリカバー。「あのセカンドショットが、あそこで止まったのは松山プロの運の強さだなと思いましたね」と目を丸めます。

そして、「15番ホールのセカンドショットも『アドレナリンが出た』と言っていましたけど、それでもピンに真っ直ぐきていました。あそこは絶対にボギーであがらなくちゃいけないところも、絵に描いたようにきちんとボギー」と丸山は評価。一方、同組で回るザンダー・シャウフェレ選手が、バーディーラッシュで松山選手を猛追するも、16番ホールで痛恨のトリプルボギー。

丸山は「16番ホールのティーショットで、もし松山プロが先に打っていたら状況がさらに変わっていたかもしれないので、ザンダーがオナー(最初に打つ人)をやってくれたというのも巡り合わせなのかなとも思うよね。(松山プロは)彼のトリプルボギーを目の前で見て、しっかりと打っていけた」と話すように、松山選手は16番ホールをボギーでしのぎます。

丸山は、松山選手の17番ホールのティーショットを観たとき、「(優勝の確率は)85%オーバー」、さらには「18番ホールのティーショットを真ん中に割ったときには95%になった」と語ります。

4打差の首位で幕を開けた「マスターズ」最終日を、松山選手は4バーディー、5ボギーの「73(1オーバー)」でプレー。通算10アンダーとして、初出場ながら2位と躍進したウィル・ザラトリス選手を1打差で振り切り、悲願の優勝を手にしました。

◆グリーンジャケット姿に丸山も感動の涙…

松山選手の「マスターズ」制覇に、丸山は居ても立っても居られず「すぐにLINEしたんですよ。よかったね、おめでとう! 感動的なシーンをありがとう。歴史に名を残すようなすごい偉業を達成できたねって感じで送って。そのときは中嶋(常幸)さんたちが感極まっていたのを感じていたんですけど、自分のなかでは“真っ白”になったような感じでしたね。“終わった……本当に勝った。シーン……”という感じでしばらく音が耳に入らなかった。それで必死にLINEを打っていた記憶があります」としみじみ。

表彰式で松山選手が、優勝者の証である“グリーンジャケット”に袖を通し、「両手を上げたときのあの笑顔を観たときに、ぶわぁっと泣いたんですよ。“いやぁ~、すごいな”と。そこで、追伸じゃないけど、(LINEで)“表彰式を観て、泣いちゃったよ”って入れたら、その後すぐに連絡をくれたんです! 僕、2分17秒しゃべったんですけど、そのときなにをしゃべったか、ほとんど記憶がございません(苦笑)。『やりましたっ!』って言われて、『すごいね、おめでとう! かっこよかったよ!』なんて言ったような気がするんですけど、(興奮で)本当になんにも覚えていないです」とエピソードを明かします。

◆多くの人に「勇気と希望を与えた」

松山選手の快挙に、丸山は「すごい偉業を達成し、なおかつ、この歴史的瞬間を見せてもらって本当に『ありがとう』という言葉を会ったときにもう一度言いたいなと思います。これはゴルフ界にとって、将来プロゴルファーを目指すジュニアのゴルファーやアジア圏内のオーガスタなど、プロを目指す人たちに勇気と希望を与えましたよね」とあらためて称賛。

続けて、「松山プロが最初に『マスターズ』に出場したときから10年なんです。10年前は東日本大震災があったので、(大会に)出場するかしないか迷って、みなさんに背中を押してもらってあの場に行って、好成績を収めて恩返しをしたと。10年前、アマチュアだった松山英樹が『マスターズ』でプレーしている姿を観て、“絶対に(プロの水に)合っているな!”“プロになったら必ず大活躍する選手だな”って思った」と当時の印象に触れつつ、「それから10年という節目のときに優勝して……大フィーバーじゃないですか。(卒業した東北福祉大学のある)宮城・仙台市、東北のみなさんの前でグリーンジャケットを着た姿を見せてあげられたらいいんじゃないかなと思うので、(コロナが収束したら)ぜひ実現してもらいたい」と話します。

そして最後に、「次のステップ、さらに高いところを上り詰めて、頑張ってもらいたい」とエールを送っていました。

次回4月24日(土)の放送も、丸山が松山選手について熱く語ります。どうぞお楽しみに!

「AuDee(オーディー)」では、時間の都合上カットしたトーク部分も盛り込んだ「ディレクターズカット版」がアップされています。音声は「AuDee(オーディー)」アプリで聴くことができますので、ぜひそちらもチェックしてください。

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聴取期限 2021年4月25日(日) AM 4:59 まで
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<番組概要>
番組名:NECネッツエスアイ presents 丸山茂樹 MOVING SATURDAY
放送日時:毎週土曜 7:00~7:25
パーソナリティ:丸山茂樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/moving/

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