Stand Inside Your Love / The Smashing Pumpkins
1曲目を飾っていただいたのはThe Smashing Pumpkinsで『Stand Inside Your Love』。先日の武道館公演を僕とあとメンバーのヒロくんとリアドで見に行ったんですけど、もう本当に感動しましたね。
本当にもう声もバッチリだし、演奏もやっぱりJames Ihaのギター、Billyもこちらなんですけど、かっこよかったし、あと僕はやっぱりスマパンはドラムなんですよ。やっぱりJimmy Chamberlinという元々ジャズのドラムを学んでいたのかな?出身の彼なので、ものすごく細かいし、なんかずっと抑揚がなさそうなジャンルのやっぱりバンドなんですけど、そこに抑揚があるからものすごい色気をそこにつけているということで、やっぱりThe Smashing Pumpkinsは色気のバンドだなって改めて思いましたね。
とにかくかっこよかった。だから抑揚って言いましたけど、結構激しめの曲がメインなのかなと思いきや、ちょっとおしゃれも入ってたりするような、ほっこりソングもあったりするじゃないですか。すみませんね、ほっこりソングとか言っちゃって申し訳ないんですけど、自分ではそう思ってるんですけど。
だってそれはそうですよ、だって『Bullet With Butterfly Wings』みたいな激しい曲、この前かけましたけど、そのあとに『Today』とか『Try, Try, Try』みたいな曲やられたらちょっとキュンとなるじゃないですか。そのギャップ萌えのバンドなんですよ言ってしまえば(笑)。その間をいった曲がこの『Stand Inside Your Love』だなと思いましたね。
セットリストにも無事入っておりましたけど。ちょっとこれネタバレになるからちょっと申し訳なかったかもしれないですけど。他にも皆さんが満足するような曲たくさんやってましたので、これから行かれる方、ぜひ楽しみにしておいてください。
DEATHCAMP / Tyler, The Creator
お送りしてのはTyler, The Creatorで『DEATHCAMP』。すみません。NEWアルバムの楽曲ではないんですけど、僕が個人的に一番好きな彼の曲をちょっと紹介してみたんですけど。
『Cherry Bomb』というアルバムの1曲目を飾る曲なんですけど、2010、2015かニューヨーク行くか行かないかぐらいの時によく聴いてた楽曲なので、これをニューヨークの街中歩きながら聴いてた覚えがあります。
やっぱりTyler, The Creatorかっこいいなと思いつつ、このアルバムは実は多分Tyler, The Creatorのファンの間でも、そしてHIPHOPファンの間でもそこまで評価は得られなかったアルバムだったと思うんですよ。
やっぱりこの曲から分かるように結構ロックだし、ヒップホップなのかちょっと不思議な作りをしてるから、多分ちょっと戸惑いがあったと思うんですけど。むしろロック好きの人は、このなんかヒップホップアーティスト良いじゃんみたいな、ちょっと前のJay-Zの『99 Problems』みたいな感じじゃん、みたいな雰囲気で結構ロック好きの人には歓迎されていた印象ではあります。僕もそうなんですけど。
もちろん他の曲もかっこいいし、あとTyler, The Creator素晴らしいのはやっぱりバラードが美しくて、それこそ『EARFQUAKE』だったりとか、今回もセットリスト入ってたみたいなんですけど、それでグラミー賞取ったりとかしてたんですけど。やっぱりそこの真骨頂だったりとかありつつも、ちゃんと歌謡みたいな部分もしっかり持ってるから、だからやっぱりいろんなジャンル好きの人に刺さるアーティストなんだなと思うんですよね。
やっぱり風貌もそうだし、風変わりな振る舞いだったりとか、発言だったりとかちょっと変わってるじゃないですか、正直。だから一見おちゃらけてるやつなのかなってみんな思いがちなんですけど、すごくしっかりアーティスト、多分一番アーティストなんじゃないかな、アーティスト気質なんじゃないかなってぐらい、ものすごく才能がある人なんですよね。
そういう意味ではこのいろんなアルバムを聴くと全然違うから、どこまでも彼は新しいものだったりとか、興味あるものに対して恐れることなく出していくんだろうな、これからもと思いますね。勇気づけられるようなアーティストの一人でございます。
Words / Big Thief
お送りしたのはBig Thiefで『Words』。本当にBig Thief健在ということになりますね、というぐらい皆さんご心配は無用ですというぐらいBig Thiefらしい、もっと言うとBig Thiefのなんかもう新しいまた一面が増えたのかなというぐらい、僕は多幸感に満ちたアルバムだなという印象でした。
前までよりもきらびやかな雰囲気が増えていったのかなと思うのは、もしかしたらサポートミュージシャンを迎え入れたりとか、少しサイケデリックな雰囲気とかもまぶされていてですね、いろんな音が聞こえるって言ったらあれですけど、楽しいアルバムだったなと思いました。
Big Thief次こそぜひライブ見たいなと思うし、この前のロンドンでのOasisの体験して思ったのは、好きなアーティストはもう日本飛び出していこうよって思った。それぐらい海外で見る海外のアーティストのライブってやっぱり全然違うんですよ。もちろん日本で見る海外のアーティストのライブも素晴らしいんですけど、やっぱり例えばOasisだったらロンドンね。マンチェスター出身ですけどね。本国じゃないですか。本国でOasis見るっていうのはやっぱり違うんだなって思いましたね。そういう意味でもアメリカのアーティストはアメリカでみたいな。
そこでちょっと観光じゃないけど、それ目的の観光で良いんじゃないかなって。やっぱり普通、旅行っていうと観光スポットを巡るみたいなものがメインだったりするかもしれませんけど、やっぱりアーティストのライブを見に行くっていうのがメインでも良かったりするんじゃないかな。
だからもし海外旅行が決まっていたとして、観光巡りもいいんですけど、もし時間があったらぜひライブの日程とかを調べて、それに行くといいですよ。『Bandsintown』 というアプリがあって、それすると今日何やってるか明日なにやってるかとか、もう年単位でスケジュールが全部組まれてるんですよ。それは本当に有名アーティストから無名の大学生みたいな人がやるライブまで全部インフォメーションとして入っているアプリがあるんですよ。
これ僕、ニューヨークにいた時に入れてたんですけど、だから今日は時間あるから何見に行こうかなと思ったら、もう誰見に行くとか目的なしで、このアーティストがやってるんだ、家から近いから行こうみたいな感じで行けるみたいな。そういうアプリがあって、そういう感じで旅行に行くとか滞在するっていうのも面白いですね。だってBilly Joel、ニューヨークで見れたんですもん。僕それ自慢だもんな。
そういう感じでBig Thiefもちょっと日本で待つんじゃなくて、見に行くっていうのもありかもしれません。
Some True Love / 阿部芙蓉美
お送りした曲は阿部芙蓉美で『Some True Love』でした。昨年発売された『Super Legend』というアルバムの一曲なんですが、もう本当に1日の終わりに浄化するために聴きたくなる声というか、音という表現でいいのかなと思ってます、というぐらい彼女は本当に他のアーティストとはもう一線を画する感じのものを持ってるなと思ってます、
本当に昔からファンで友達でもあるんですけど、最近会ってないですけど。やっぱりこの人のライブ行くと例えばイントロでギターが鳴ります、もしくはピアノが鳴りますって、楽器があって阿部冬美の声が乗りますって言った瞬間にもう時が止まるんですよ。本当に、目の前というか耳元で囁くような歌声が流れた時に、ほんとに時が止まるんですよ。だからぜひライブ行ってほしい。体感してほしいですね。
この音源聴いてからライブ行くと変な言い方なんだけど、ライブ体感した後にCD聴くと音源なんだけど、ライブ行ったような感じになる。それぐらい本当に声そのままって感じですね。うまくレコーディングされてるなと思いますよ。この阿部芙蓉美さんの歌声をレコーディングしてる人ってすごいなと思う。もちろんどんな時でも、ただゴッパーのマイクとかでも全然乗るんでしょうけど、でもどんなマイク使ってるのかな?一番気になりますね。