2021/1/17
「今日は別のテーマで番組をお届けする予定でしたが、一緒に放送をお届けしている吉田さんが実は新型コロナに罹患してしまったのです(ご本人の承諾を得てお伝えしております)。ようやく隔離場所のホテルからご自宅に帰られ(今日はリモートで)一緒に番組をお届けしていますが、明らかにいつもとお声が違う。リスナーのみなさんの中にも、身近な人で感染をした人がいなかったり、感染をした方も症状が違ったりもするようで、特に若い人の中で“罹患しても大丈夫なんだ”などというどこか甘さを感じるんです。世の中、すごく緩んでいる。吉田さんには苦しいところ大変申し訳ないのですが、いくつかインタビューをさせていただこうと思います」という江原さん。
今日は『新型コロナウィルスのお話』をお届けしました。

今夜お届けしたナンバー
◇パンタレオン / 江原啓之
◇スカボローフェア / 江原啓之



江原さん
「罹患したとき、自覚はあったのでしょうか?」

吉田さん
「まったくなかったんです。二日くらい前に打ち合わせをした人から“新型コロナが陽性になった”という連絡を受けたので念のため、民間のPCR検査を受けたんです。そのときはまったく熱もなく、普通だったので自分としては、自分がまさか新型コロナに罹患したとは思っていなかったんです」

江原さん
「感染したシチュエーションというのはあったのでしょうか?」

吉田さん
「会議をしているときにはマスクもしていましたし、ビニールで区切られてもいた。ただ、保健所の方からは、もしかしたら紙資料などからもうつる可能性があると言われました」

江原さん
「そういった物を触った手で、マスクをいじるとか、顔を触るとかいったところでうつったということなんですね。だから飛沫感染だけではないということなんですよね」

吉田さん
「陽性であるという連絡を検査場から受けて、即、家に帰ったんですが、その夜から熱が急激に上がりまして、39℃くらいまで出ました。ところがずっと自宅待機で、保健所も忙しいらしく、なかなか(療養先の)ホテルも決まらず、ホテルが決まったのは4日後でした。幸い家族も、その間に接触された方も全員陰性ではあったんです。すごく幸いなことでした」

江原さん
「トイレとか、一緒に使う共有部分はどうしていたんですか?」

吉田さん
「入るごとに消毒をして、なるべく接触しないようにしていました」

江原さん
「ホテルにも入れない方も増えている。ご家族がいる方は感染に注意しなければいけないし、おひとりの人は食事とかそういったことはどうするんだろうかと思っているんです。感染予防だけではなく、万が一感染した場合のために、何日間かはしのげるだけの水や食料などを備蓄しておいた方がいいですね。もしかしたら食事は具合が悪いとあまり摂れないかもしれませんが、水分は絶対に必要ですよね。
ホテルに移動するまでは、どのように移動されたんですか?」

吉田さん
「区の方から車が手配されまして、運転手の方がいらして連れて行ってくださいました」

江原さん
「それって体験した方から聞かないと、本当にわからないことですよね。
ホテルに着いたらもう(入室するための)準備はされているんですか?」

吉田さん
「はい。そのままキーを渡されて、部屋に入って、そこからずっとひとりでした」

江原さん
「ひとりだけでただいるだけなのですか?何か治療的なことなどは…?」

吉田さん
「まったくないです。問診といいまして、電話がかかってきて病状を言うだけ。薬は何もないです。ただひたすら良くなるのを待つという状況ですね」

江原さん
「例えば病状が急変した場合には連絡するんですか?」

吉田さん
「そうですね、熱が上がったときは申し上げて、解熱剤をいただきました。解熱剤も飲んで良い物と悪い物があるらしくて。解熱剤というよりは筋肉や関節の痛みを和らげる薬をいただいて、それで相当回復をしました。ただ、回復したと思ったらまた熱が上がるという繰り返し。変な話ですが、体の中で新型コロナウィルスと戦っているのがわかるんです。陽性になった後ですが、これが新型コロナウィルスだな…と入られた感じもわかりました」

江原さん
「どんな部分で一番感じたんですか?」

吉田さん
「やっぱり器官ですね。呼吸が若干苦しくて、声が出ないという状態が続いて、今もまだちょっと声が出づらいですが…」

江原さん
「(療養先のホテルでの)ゴミなどの処理はどうされるんですか?」

吉田さん
「たくさんのゴミ袋をいただいておりまして、そこに入れて、食事のときだけ1階のロビーに全員下りられるのですが、そのときにゴミ箱に捨てるという感じでした」

江原さん
「下りたときに見られる年代は、どういう世代が多かったですか?」

吉田さん
「意外と若い人が多かったです。人によってはピンピンと元気にされている方もいらしたり、ご家族で小さいお子さん2人とお父さんという方もいらっしゃいました」

江原さん
「お子さんだけというのも可哀想ですものね…。食事だとかは(ロビーに)下りて行ってお弁当か何かをもらうんですか?」

吉田さん
「はい、お弁当をいただくんですが、そこにはたくさんの電子レンジが並んでいるんです。そこでみんな静かに温めるのを待つという…(笑)」

江原さん
「私も家族みんなでインフルエンザに罹ったことがあるのですが、誰も助けられない状況になるじゃないですか。もう本当に辛いだろうなと思うんです。でも温かいご飯を食べるだけでも少しは癒しになりましたか?」

吉田さん
「そうですね。本当に癒しになりますが、それを準備していただいている方たちに本当に頭が下がります。ゴミも処理していただくわけですから…」

江原さん
「一番苦しかったのは何日間くらいでしたか?」

吉田さん
「一週間くらい苦しいですね…。色んな症状の方がいらっしゃると思います。自分も始めは風邪くらいかな…?と思っていましたが、本当に舐めてはいけません」

江原さん
「ニュースなどでは、重症でECMOを付けているような方の話か、あとは若い人が割に無自覚だったり、“臭覚にちょっと異常がありました”という程度の方との両極端な話題ばかりで、本当にリアルに“苦しかったです…”というのは伝えていないのか、伝わらないのかわかりませんが…。だから余計に緩むのではないかなと私はすごく心配に思うところがあるんです。今日の吉田さんの話を伺って、等身大に感じられた。吉田さん、軽症者なんですよね?軽症者でそれくらいということは、中等症の方は…」

吉田さん
「中等症の方は(症状が)酷いと思います」

江原さん
「吉田さんの話を伺うと、やっぱり怖いな…と思います」

吉田さん
「怖いです。みなさん、本当にお気を付けください」

江原さん
「何にどう気を付けたらいいかということを、吉田さんからアドバイスをできることはありますか?」

吉田さん
「なるべく人に会わないことですかね(笑)。私も仕事でたくさんの人に会いましたから、危険はあったと思いますし、なるべく会わなくて良い仕事の場合はリモートでするのが良いのではないかなと、今は思います。この体験が少しでも色んな方に伝わって、用心していただければと思います」

江原さん
「具合の悪いところ色々とお伺いしました。ありがとうございました。
吉田さんには申し訳ないのですが、大変為になりました。ステイホームが一番だということですね」

吉田さん
「でもやっぱり笑いが一番。笑えるようになると、少し元気が出ますからね」

江原さん
「くれぐれもお大事になさってくださいね。
色々とお伝えもしましたが、実は今日、深川不動堂から新春講演会のライブ配信を行ってきました。かなり厳しいメッセージをお伝えしたと思うんです。講演会もご覧になられて『おと語り』も聴いて、重く受け止められる方も多いかもしれませんが、聞きそびれた!観そびれた!という方は、新春講演会のアーカイブをぜひご覧になっていただけたら、これからの生きる指針というものが得られるのではないかと思っております。ぜひご覧になってみてください。


≪新春講演会アーカイブのお知らせ≫

江原啓之「新春講演会〜負けない道〜」(東京・無観客ライブ)
日程:2021年1月17日(日)15:00〜配信開始
(アーカイブ視聴期間:1月23日(土)23:59まで)
視聴チケット料金:5,700円(税込)
https://www.ehara-hiroyuki.com/guest/event.php?event=295



●1月お誕生日の方、メールお待ちしております!!
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こういう時代だからこそ、生きること・生まれてきたことに感謝したい。
1月お誕生日の方、番組に対してや、自分のお誕生日に関するエピソードなど、ひとことメッセージを添えてお送りください。出来る限りご紹介させていただきます。

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スキンケアや化粧で気を付けている事や、失敗談など、みなさんの体験談をお待ちしております!
美容法、健康法だけでなく、素朴な疑問でも構いません。
奥迫協子さんに聞きたい事など、みなさんからのお便りをお待ちしております。

●江原啓之 今夜の格言
「当たり前の毎日に感謝できていますか?」
「当たり前の毎日は奇跡なのです」

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