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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
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照寿司 三代目 渡邉貴義さんが登場!

  • ON AIR
  • 2025/06/22

照寿司 三代目 渡邉貴義さんをお迎えして

写真 今回はスタジオに、「照寿司」の三代目 渡邉貴義さんをお迎えしました。
写真 宇賀「渡邉さんは1977年 福岡県北九州市出身。幼い頃はフレンチシェフに憧れるも、大学卒業後に和食の道へ。3年間の修業を経て、父が営む照寿司の営業部門で働くことに。2013年、三代目を継承すると、食材と演出にこだわる“魅せる寿司”で一大改革を遂げ、地元・戸畑から世界に名を響かせる寿司店へと成長させました」

小山「宇賀さんは照寿司のこと知っていましたか?」

宇賀「いえ、行ったことないです」
写真 小山「よくメディアで渡邉さんがドヤ顔で差し出しているの見たことないですか? 僕はいろんなところで目にしていて、『イヤなやつだなあ』とずっと思っていたんです(笑)」

渡邉「(笑)」

宇賀「それが演出なわけですね」

小山「実際に行ってみて食べさせていただいて。人柄を演じていたんだなというのがわかり、めっちゃいい人と思うようになりました(笑)」

宇賀「幼い頃はシェフに憧れていたということなのですが、もともとお家がお寿司屋さんだったわけですよね」

渡邉「創業61年、戸畑区でずっとやっているんですけど。祖父母、そして私の父親、そして私が三代目で営業をしております」

小山「何がすごいって場所がすごいんですよ。戸畑区って小倉駅からどのくらいかかるんでしたっけ?」

渡邉「タクシーでも15分以上です」

小山「観光地でも何でもない場所に、世界中の食が好きな人がやって来るんですよ。でも2代目までの照寿司は、町のお寿司屋さんだったんですよね」

渡邉「地域の仕出し店でした」

小山「まずは何から変えたんですか?」

渡邉「いろんなことをとにかく調べまくって、実際に会いに行ったり食べに行ったり、とにかく動くことをいちばんに優先して勉強しましたね」

小山「最初に、これは世界に行けるかなと予感した瞬間はあったんですか?」
写真 渡邉「たとえば今はスマホで撮ってすぐにアップロードできるSNSがある中で営業していますが、昔はソニーのコンデジで撮ってmixiに上げるみたいな、そんなところからだったので。変わって来る中で海外への広がりもどんどん出来ました。最初は香港の方が多かったんです。香港の方が月に4、5組来ただけで僕も盛り上がりまして。『これは世界に行ける』と勘違いしたと思います」

小山「香港の方は偶然来たんですか?」

渡邉「徐々に口コミだったと思います」

宇賀「口コミの力ってすごいんですね」

小山「あとは誰に出会うかって大きいですよね。信頼できる人が言ったからこそ、その人の友達がやって来たとか」
写真 宇賀「そんな渡邉さんが握るお寿司をですね、今回はいただけるということで。ありがとうございます!」

渡邉「今日はですね、大トロと中トロ、天然本マグロ。それから6月1日から始まったばかりの山口県萩の赤ウニです」
写真 宇賀「嬉しい!」

小山「ありがとうございます!」
写真 写真 渡邉「ウニをまずは……」

宇賀「ウニ、きれい!」

渡邉「(お寿司を差し出して)どぅーぞ!」
写真 宇賀「すごいドヤ顔! これが『どぅーぞ!』」

小山「言う瞬間、顔が変わるでしょう?」

宇賀「これが演出なんですよね」

小山「セルフプロデュースってやつですか?」

渡邉「全部自分で考えて、いろんなことをオマージュしながらここまでやってまいりました」

宇賀「確かに海外の方とかすごく喜びそうですよね」

渡邉「どぅーぞ!」

小山「いただきます。このシャリがほんのり人肌で……(食べて)んー! このウニ、これまでの人生で食べたウニでいちばんおいしい!」
写真 渡邉「嬉しい!」

渡邉さんがお寿司を振る舞ってくださる様子は、ぜひradikoでもお楽しみください(*6月29日まで聴取可能)。
写真 写真 写真 写真 写真 写真 小山「伝統を重んじる寿司の世界では、『どぅーぞ!』は意外と業界内からも批判を浴びたりとか、一部のお客様から批判を浴びたりするんじゃないかなと思ったのですが、何か感じるものはありましたか?」

渡邉「ありました。今は手渡しなんかは当たり前になったし、ショーアップっていう言葉はあたりまえになったと思うんですけど、始めた当時は日本でいちばん寿司屋のカウンターで酒の肴にされたと思うんです。でもおかげで、やっぱり誰かの気になる存在になれたと思いますし、『あの人の寿司が食べたい』『あの人になりたい』って僕はずっと言っていたんですけど、今では『あの人』というふうにはなれたかなと思っています」

小山「誰しも自分のことを批判されたらへこんだりするじゃないですか。どうやって乗り越えたんですか?」

渡邉「よく2ちゃんねるにスレッドが立っていまして。めちゃくちゃ落ち込みましたね。ドキッとするようなあの感覚は忘れないんですけど、今となればその時の反骨心がもっと上に行ってやるという原動力になりまして、ここまで来れたと思っています。アンチもファンも愛せるようになりました」

宇賀「振り返ってみていちばん大事だったものは何だと思いますか?」
写真 渡邉「いつでもどこでも言っているし書いているんですど、やっぱりやり続けることしかないなと思っていまして。たとえば2人でも1人のゲストでも思いっきり楽しんでいただくのは変わっていないですし、ゲストに対するおもてなしの心、誰が来ても楽しんでもらうぞという気概は絶対に変えてはいないですね。続けています」

小山「そういう意味ではエンターテナーですよね。自分のパフォーマンスをただ見せたいんじゃなくて、喜ばせたいというのがいちばんなんですね」

渡邉「そうですね。おいしいの先に楽しいもあると思っていまして。おいしくてあたりまえじゃないですけど、うちも60年培った技術と仕入れ先もありますので、それを超越した何かと言いますか、そこの次元ではない何かというか」

宇賀「その場で楽しくというのがいちばんなんですね。楽しんでいただきたいという気持ちが」
写真 宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、渡邉さんが暮らす北九州で手紙が書きたくなる場所ってどこかありますか?」

渡邉「近くに北九州市立美術館というのがありまして。磯崎新さんが設計されたトンボの顔みたいな顔をして素晴らしい美術館で。そこに昔カフェがあったんですけど、そこがすごく書きたくなる場所でしたね」

宇賀「今日は『今、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきくださっているんですよね。どなたに宛てたお手紙ですか?」

渡邉「妻にです」

渡邉さんから、奥様へ宛てたお手紙の朗読も、ぜひradikoでお聞きください。
写真 宇賀「今日の放送を聞いて、渡邉さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 渡邉貴義さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」

渡邉貴義さん、ありがとうございました!

今回の放送は、radiko タイムフリーでもお楽しみいただけます。

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皆さんからのお手紙、お待ちしています

写真 毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
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今週の後クレ

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倉敷郵便局のみなさん


今回のメッセージは、岡山県〈倉敷郵便局〉藤田 隆志さんでした!

「倉敷市は白壁の町として有名です。私が勤める郵便局の南西には、白壁の蔵屋敷、なまこ壁、柳並木など、趣のある景観が楽しめる倉敷美観地区があり、一年中、たくさんの観光客で賑わいを見せています。私がかつて勤務していた郵便局での話なのですが、配達で伺ったお宅の玄関先で、高齢の女性のお客さまが熱中症で動けない状態だったため、近所の人と協力して介助したことがあります。名前を名乗らず帰ったのですが、後日、その女性の娘さんから、郵便局宛てに感謝の手紙をいただきました。感謝の気持ちが手紙の文字にあふれていて感動しました。今でもよく読み返していて、自分が仕事や日常生活の中で、自信をなくしそうな時に勇気づけてもらえる大切な宝物です。」
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