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『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
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フリーライター・イラストレーターの二木繁美さんとパンダのお話を!

  • ON AIR
  • 2025/05/18

フリーライター・イラストレーターの二木繁美さんをお迎えして

写真 今回は、日本パンダ保護協会会員であり、パンダ好きのフリーライター・イラストレーターの二木繁美さんをお迎えしました。
写真 小山「日本パンダ保護協会というものがあるんですね。どういう協会なんですか?」

二木「パンダが好きな方々が集まりパンダのために活動をするという、名誉会長が黒柳徹子さんなんですよ。純粋なパンダ好きの会です」

宇賀「会員数はどのくらいいらっしゃるんですか?」

二木「そんなに大きな組織ではないんですけど、上野のシャンシャンが生まれた時にやっぱり数がボンと増えまして」

宇賀「どうしてパンダをお好きになったんですか?」
写真 二木「どうしてでしょうね、昔からすごい好きだったんですけど。子どもの頃の写真にパンダのぬいぐるみと一緒に写っているのがありまして。愛媛出身なので本当のパンダを見るのは就職してからなのでだいぶ先なんですけど、第一次パンダブームのちょっとあとに生まれているのでパンダグッズが身の回りにたくさんあったんですよね。それに囲まれて刷り込まれたという感じですかね」
写真 宇賀「ちなみに今は日本にはどのくらいパンダがいるんですか?」

二木「上野動物園に2頭と和歌山のアドベンチャーワールドに4頭、あわせて6頭になります」

小山「そのアドベンチャーワールドのパンダが中国に帰るというニュースがありましたけれども。じゃあ2頭になってしまうわけですか?」
写真 二木「そうですね、その2頭も来年に返還の期日というものが決まっていまして。もしかして日本にパンダがゼロになってしまうかもしれないと巷では話題になっているんですけども」

宇賀「これはもともと決まっていたことなんですかね?」

二木「契約書を交わしていることですので、期日は生まれた時から決まってはいるんですよ。早まったり延びたりということはあるんですけど、帰るということ自体は変わらなくということですね」

宇賀「決まっていたこととはいえ、いよいよ返還されるとなるとどんなお気持ちですか?」
写真 二木「やっぱり寂しい気持ちはもちろん、アドベンチャーワールド全頭というのもありますし。中でも良浜というお母さんパンダは高齢なので向こうに帰っても一般の方に公開されない、非公開エリアに入る可能性があって、私たちは直で会えないかもしれないというのがあって。良浜は日本生まれのパンダなんですね。すごく小さい時から私たちは知っているんですよ。あの子にもう会えないなんて……みたいな、すごく『はあ』ってなるところはありますね」

宇賀「このあと、新たなパンダが来る可能性はあるんですか?」

二木「もちろんありますよ」

宇賀「どうやって決まっていくものなんですか?」

二木「中国の取り決めで決まってくるものなので。今、活発に北京の方に自民党の方が行かれたりして、パンダが日本に欲しいと発言したというのがニュースになったりしているんですけど。こちらの意思表示に中国が応えてくれるかどうか、という形ですね。私はまたペアがやって来るのではないかというふうに思ってはいるんですけど」
写真 小山「中国にもそんなに数がいるわけではないんですか?」

二木「そうですね、野生ではこのあいだ発表されたのが1,900頭だったかな。飼育が全世界で600頭とか700頭とかそんな感じなので、まだまだ数は少ないんですよ」

宇賀「でも野生で1,900もいるんだ。それでも減ってきてしまっているということなんですか?」

二木「もともと1,600とかだったのが増えて、今の1900前後という形になっていて。2015年の調査では約1,864頭と言われていて、なので結構増えたんですよね。レッドリストってありますよね。あのリストでもEN、絶滅危惧種というのに指定されていたんですけど、それが2016年にVUという危急種に引き下げられた。ちょっと数が増えたっていうことで努力が実ってきている感じなんです」

宇賀「パンダは中国にしかいないんですか」

二木「今は中国の四川省、陝西省、甘粛省という標高の高い山があるところにしかいないんですけど、300万年ほど前には現在とほぼ同じ姿形で北京から南はベトナムのあたりまでいたという話がありまして。私たちも中国の動物だ、と思っているんですけど、起源が中国ではなくヨーロッパなんだそうで。1,100万年前の化石がスペインの方から出土されたという話がありまして。ただ、どうやって中国まで来たのかはまだ謎です」
写真 小山「二木さんが雷に打たれたようにパンダを好きになった瞬間って覚えているんですか?」

二木「もともと好きだったところにパンダの名付け親になりまして。パンダが日本で生まれた時にお名前を募集するんですね。それに応募しまして、めでたく名付け親になったんですよ。名付け親と言っても何十人、何百人といらっしゃるんですけどその中の1人になって」

小山「なんという名前のパンダですか?」
写真 二木「明浜という子と、優浜という子なんですけど。明浜の名付け親になった時に、名付け親の特典としてガラスなしで至近距離で会えるというのがあったんです」

小山「そんな特典が! 上野ですか?」

二木「和歌山のアドベンチャーワールドです。もちろん触るのは駄目なんですけど、ものすごく毛が見える、というところに箱に入った状態でご対面というのをさせていただきまして」

小山「ガラス越しじゃなくてリアルで間近で見ると、全然印象は違うものですか?」

二木「違いますね。私が会った時間は夕方だったんですよ。寝てしまっていて、『寝ているんだ』と思ったんですけど、飼育員さんにしてみれば『ラッキーですよ。動いていないからじっくり見れます』と。間近でガン見ですよ。後ろに飼育員さんがついて、じーっと見させてもらったんですけど、もう奇跡のようなかわいさで」
写真 宇賀「パンダってなんでこんなにかわいいんですかね? 何だと思いますか、この魅力は?」

二木「パンダっていうと、パンダ外交とかネガティブなイメージを持って『そんなにパンダ興味ないよ』とか言っている人が、うっかり動物園に行ってパンダを見てしまうと『パンダすごいかわいいね!』となるので、やっぱりオーラみたいなものが出ているのかな、と」
写真 宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、今日は二木さんに『いま、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきていただきました。どなたに宛てたお手紙ですか?」

二木「ジャイアントパンダたちに向けて書きました」

二木さんからジャイアントパンダたちに宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください(5月25日まで聴取可能)。
写真 宇賀「今日の放送を聞いて、二木さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 二木繁美さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」

二木繁美さん、ありがとうございました!
写真 写真 『水曜日のお嬢様 タンタンのゆるゆるライフ』『このパンダ、だぁ〜れだ』『パンダのタンタン、また明日ね』をはじめ、二木さんのパンダ関連の著書もぜひチェックしてください。

二木繁美さん webサイト
写真

皆さんからのお手紙、お待ちしています

毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、東京都〈中野若宮郵便局〉宮田裕之さんでした!

「お客さまに『また宮田に会いたい』と思っていただけるよう、笑顔と雰囲気を大切にしています。十年ほど前、頻繁にいらっしゃるお客さまが少し遠くへ引っ越しされました。引っ越し先には、当局より近い郵便局があったにもかかわらず、『あなたに会いたいから』とお越しいただきました。そのお客さまからは、私が結婚した際のお祝いの言葉やお品物をいただいたこともあります。今は、ご高齢になられたため、引っ越し先から当局までお越しいただくのは難しいことですが、お客さまのご自宅から近い郵便局へ私が手伝いに行く時、その情報を聞きつけて会いに来てくださることもあります。お客さまのお気持ちに温かく、嬉しい気持ちを感じました。」
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