フリーライター・イラストレーターの二木繁美さんとパンダのお話を!
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- 2025/05/18
フリーライター・イラストレーターの二木繁美さんをお迎えして


二木「パンダが好きな方々が集まりパンダのために活動をするという、名誉会長が黒柳徹子さんなんですよ。純粋なパンダ好きの会です」
宇賀「会員数はどのくらいいらっしゃるんですか?」
二木「そんなに大きな組織ではないんですけど、上野のシャンシャンが生まれた時にやっぱり数がボンと増えまして」
宇賀「どうしてパンダをお好きになったんですか?」


二木「上野動物園に2頭と和歌山のアドベンチャーワールドに4頭、あわせて6頭になります」
小山「そのアドベンチャーワールドのパンダが中国に帰るというニュースがありましたけれども。じゃあ2頭になってしまうわけですか?」

宇賀「これはもともと決まっていたことなんですかね?」
二木「契約書を交わしていることですので、期日は生まれた時から決まってはいるんですよ。早まったり延びたりということはあるんですけど、帰るということ自体は変わらなくということですね」
宇賀「決まっていたこととはいえ、いよいよ返還されるとなるとどんなお気持ちですか?」

宇賀「このあと、新たなパンダが来る可能性はあるんですか?」
二木「もちろんありますよ」
宇賀「どうやって決まっていくものなんですか?」
二木「中国の取り決めで決まってくるものなので。今、活発に北京の方に自民党の方が行かれたりして、パンダが日本に欲しいと発言したというのがニュースになったりしているんですけど。こちらの意思表示に中国が応えてくれるかどうか、という形ですね。私はまたペアがやって来るのではないかというふうに思ってはいるんですけど」

二木「そうですね、野生ではこのあいだ発表されたのが1,900頭だったかな。飼育が全世界で600頭とか700頭とかそんな感じなので、まだまだ数は少ないんですよ」
宇賀「でも野生で1,900もいるんだ。それでも減ってきてしまっているということなんですか?」
二木「もともと1,600とかだったのが増えて、今の1900前後という形になっていて。2015年の調査では約1,864頭と言われていて、なので結構増えたんですよね。レッドリストってありますよね。あのリストでもEN、絶滅危惧種というのに指定されていたんですけど、それが2016年にVUという危急種に引き下げられた。ちょっと数が増えたっていうことで努力が実ってきている感じなんです」
宇賀「パンダは中国にしかいないんですか」
二木「今は中国の四川省、陝西省、甘粛省という標高の高い山があるところにしかいないんですけど、300万年ほど前には現在とほぼ同じ姿形で北京から南はベトナムのあたりまでいたという話がありまして。私たちも中国の動物だ、と思っているんですけど、起源が中国ではなくヨーロッパなんだそうで。1,100万年前の化石がスペインの方から出土されたという話がありまして。ただ、どうやって中国まで来たのかはまだ謎です」

二木「もともと好きだったところにパンダの名付け親になりまして。パンダが日本で生まれた時にお名前を募集するんですね。それに応募しまして、めでたく名付け親になったんですよ。名付け親と言っても何十人、何百人といらっしゃるんですけどその中の1人になって」
小山「なんという名前のパンダですか?」

小山「そんな特典が! 上野ですか?」
二木「和歌山のアドベンチャーワールドです。もちろん触るのは駄目なんですけど、ものすごく毛が見える、というところに箱に入った状態でご対面というのをさせていただきまして」
小山「ガラス越しじゃなくてリアルで間近で見ると、全然印象は違うものですか?」
二木「違いますね。私が会った時間は夕方だったんですよ。寝てしまっていて、『寝ているんだ』と思ったんですけど、飼育員さんにしてみれば『ラッキーですよ。動いていないからじっくり見れます』と。間近でガン見ですよ。後ろに飼育員さんがついて、じーっと見させてもらったんですけど、もう奇跡のようなかわいさで」

二木「パンダっていうと、パンダ外交とかネガティブなイメージを持って『そんなにパンダ興味ないよ』とか言っている人が、うっかり動物園に行ってパンダを見てしまうと『パンダすごいかわいいね!』となるので、やっぱりオーラみたいなものが出ているのかな、と」

二木「ジャイアントパンダたちに向けて書きました」
二木さんからジャイアントパンダたちに宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください(5月25日まで聴取可能)。

【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 二木繁美さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
二木繁美さん、ありがとうございました!


二木繁美さん webサイト

皆さんからのお手紙、お待ちしています
毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
今週の後クレ

「お客さまに『また宮田に会いたい』と思っていただけるよう、笑顔と雰囲気を大切にしています。十年ほど前、頻繁にいらっしゃるお客さまが少し遠くへ引っ越しされました。引っ越し先には、当局より近い郵便局があったにもかかわらず、『あなたに会いたいから』とお越しいただきました。そのお客さまからは、私が結婚した際のお祝いの言葉やお品物をいただいたこともあります。今は、ご高齢になられたため、引っ越し先から当局までお越しいただくのは難しいことですが、お客さまのご自宅から近い郵便局へ私が手伝いに行く時、その情報を聞きつけて会いに来てくださることもあります。お客さまのお気持ちに温かく、嬉しい気持ちを感じました。」
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