いすみ鉄道から届いた手紙と、オリジナルインクづくり
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- 2019/05/12

リスナーから届いた手紙
1通目にご紹介したのは、「私は実は、ラジオが苦手でした」という書き出しから始まる23歳女性からのお手紙。宮城県閖上出身の彼女は8年前に東日本大震災を経験。避難生活を送っていたとき、耳に入るのが「人のざわめきやラジオの音だけ」だったことが、その理由でした。でも、「SUNDAY’S POST」を聞いて少しラジオが好きになってくれたと、綴ってくれました。封筒の中にはスターチスの押し花も。

千葉県 いすみ鉄道からの手紙


小山「料理人からよく、いすみ市の名前を聞くんですよ。伊勢エビとか、あわびとか、食材がとにかくいい、と。のどかな風景がいいとも聞きます」
宇賀「いすみ鉄道は、春は桜とか、菜の花と一緒に走っているような姿が有名ですよね」
房総半島をゆっくりと横断する「いすみ鉄道」。外房の大原駅と、内陸の上総中野駅を結ぶ、全14駅をおよそ1時間かけて走るローカル線です。地元のお年寄りや、高校生にとっては、貴重な交通手段。今回は、途中下車をしながら見つけた「いすみ鉄道」の魅力を、音でお届けしました。



「見習いの頃は地元の方がよく『試験頑張ってください』と、声をかけてくださいました。あとは観光客の方が降りるときに「楽しかったです」と言ってくれると、こちらとしても嬉しいですね。廃止にならないように、頑張っていきたいです」
房総半島の美しい自然の中をゆく、いすみ鉄道。
海と山、そして人と人とを結ぶように、今日も穏やかに走っています。

宇賀「ガタンゴトン、の音も確かにゆっくりで、すごく優しかったというか。都心を走っている電車とは違いましたね」
小山「あと、いすみ鉄道の駅の前には、どこも郵便ポストがあるみたいですよ。ポストがあるだけで、ちょっと人の気配がしてきますよね」
宇賀「人が集まるところだからあるんでしょうけど、あるからまた、人が来るんでしょうね。いすみ鉄道、行ってみたくなりました」

手紙文化を盛り上げよう! ポスト会議#05

以前の放送で、大きな反響があった“オリジナルのインク”を作るために……
スタジオを飛び出して、蔵前のオーダーメイドでインクがつくれるお店「inkstand by kakimori」にお邪魔しました。
今回、薫堂さんと宇賀さんがつくるのは、「暑中お見舞いを書くとき」のインクの色です。


店内の壁には、さまざまな植物と、インクが飾られています。どれも、植物の色からイメージしたインクで、「色の標本棚』と呼んでいるようです。

小山「どんな色の希望が多いですか?」
広瀬「ここで見て選ぶときは、鮮やかなブルーグリーン系の色とか、ちょっと淡い紫色を選ぶ方が多いですね。でも実際につくるときは、使いやすいブルー系が多いです」
小山「プレゼントの方が鮮やかなものが多そうですね」
広瀬「季節によっても変わりますね。この季節だと明るいもの。桜の季節はピンク。冬は枯葉のようなくすんだ色とか、深い色が多くなりますね」
宇賀「どういう使い方をされるお客さんが多いですか?」
広瀬「プレゼントが2、3割。自分用に作られて、その1色だけ使い続ける、という方が圧倒的に多いですね」


「inkstand by kakimori」は、ガラスペン、万年筆、ボールペン、筆ペンなど、ペンの種類も充実。しかもすべて、万年筆用のインクが使用できます。2人もいろいろなペンを使って好みの書き心地を探していました。


どんな色になったのかは、次回のお楽しみです!

今週の後クレ
今回のメッセージは、北海道にある<新得郵便局>の、又原一さんでした!「一通の手紙を送るのには必ず切手が必要になります。その切手を貼るのにも色々な種類があって、切手をどれにするかという思いも、内容だけではなくその手紙には込められている。そんな相手への思いが詰まった手紙を届けるこの仕事に誇りを持っています。
私が勤める新得郵便局は、北海道の十勝にあります。朝ドラ『なつぞら』のロケ地にもなっています。道内でしか手に入らない「なつぞらフレーム切手」もあります。これから食べ物もおいしい良い季節になりますので、ぜひ遊びに来てください。」
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1-7
SUNDAY'S POST宛