手紙の輪が繋がる! 光浦靖子さんが登場
- 2021/05/16
光浦靖子さんをお迎えして
今回は、光浦靖子さんをゲストにお迎えしました。
宇賀「4月に森三中の黒沢かずこさんにご出演いただいた時に、光浦さんへのお手紙を読んでいただいたんですよね」
光浦「黒沢が『爆笑がとれなかった』ってずっと反省をしていて。それを聞いていたので、今回の依頼をいただいた時に『よし、リベンジしてやるわい!』って来たら、爆笑をとる番組でもないなと(笑)」
宇賀「黒沢さんのお手紙にもありましたが、光浦さんは去年、留学をされる予定だったんですよね」
光浦「そうなんです。コロナであれよあれよと出られないことになっちゃいまして」
宇賀「私も文藝春秋さんのオンラインで拝見をしたのですが、49歳になられた時に留学をしたいと思われたお話と、お仕事へのお気持ちだったりを書かれたエッセイが、すごく素敵だったんですよ。今、色々なネットニュースが流れてくるじゃないですか。1年に1回くらいの『うわー読んでよかった!』という記事だったんです」
光浦「嬉しい!」
小山「50歳になると考えること、いろいろとありますよね」
光浦「本当の折り返し地点に来たので。体力的に自分が劣っていることもリアルに感じ始めて、体力のあるうちにと考えたら、今がリミットなんじゃないかと思いました。いつも考えるのは、1年休むことでテレビの仕事がゼロになるんじゃないか、細々と継続することが大事なのか、新しいことを吸収して博打を打つ方が大事か……。『なんだろう? わからない!』と思いながらでしたね」
小山「留学先にカナダのバンクーバーを選ばれた理由は?」
光浦「2017年頃に、友達がアメリカから縦断ドライブの旅に出たんですよ。そうしたら差別とかヘイトにあって、『いじめられてもう嫌だ』と言っていたんです。でも、バンクーバーに入った途端に、すごく人があたたかかったんですって。その人はバンクーバーに一目惚れして、バンクーバーで商売をするようになって。『1回、遊びに来てくださいよ!』と言われて、2019年の冬に遊びに行きました。案内をしてもらって、楽しいなあと思っていたんですけど、バンクーバーの街で偶然、北斗晶さんと佐々木健介さん夫婦に会ったんです。息子さんが留学をされていて、顔を見に行っていたんですね。一緒に夕ご飯を食べた時に、『私も留学するのが夢だったな』と言ったら、北斗さんが『すればいいじゃん! エージェントを紹介するよ!』と。もう一人、西加奈子さんという作家のお友達が、その時期にバンクーバーに留学をされていて。『すごい! バンクーバーが私を求めている!』となって、勢いですね。私の人生では偶然が3つ重なったら運命だと思って、留学を決めました」
小山「50歳を機にではなく、先にそっちがあったんですね」
光浦「去年の4月に行ける状況にしていたんですけど、コロナで行けなくなって。でも、ヘタに文春の文章がバズったから、会う人会う人に『留学どうしたの?』って聞かれて。行けなきゃやばいぜ、追い詰められているぜ……と思って。やっぱり行くべきだな、と」
宇賀「そういうご縁ですね」
小山「今年か、来年のいつか行くことは決まったんですね?」
光浦「意志はあります」
小山「向こうに行って何かの出会いがあって、人生変わるかもしれないですもんね」
光浦「歯医者さんに行った時に、『靖子ちゃん、さっき男の人と歩いてた?』って聞かれたんです。『歩いていないよ』と言ったら、『見えちゃった、私』と急に言いだして。『靖子ちゃん、体の大きい外国人と一緒に歩いていたよ』と言われて、すごく嬉しくなっちゃって(笑)。『絶対留学行ってくるわ!』って」
小山「1年のつもりが、帰ってこないかもしれないですね」
光浦「それはそれでいい人生ですよね。どうなるかわからないのは楽しいですよね」
宇賀「光浦さんは4日後、5月20日がお誕生日で50歳を迎えられるんですね」
光浦「ちょうど(人生の)半分ですね」
小山「僕は50歳になった時、1ヶ月間休んで世界を旅しました」
光浦「やっぱりよかったですか? 休むことは」
小山「よかったですよ。1ヶ月間どこかに留まるのがよかったんですけど、僕の場合は欲張りすぎて……。歯を治療して、ヨーロッパに行って帰ってきて、また歯を治療して、熊野古道を歩いて、それから世界一周の旅をしました。だから早く休みが終わらないかな、と思っていましたね(笑)」
宇賀「光浦さんはお手紙はよく書かれますか?」
光浦「結構書きますね。ファンレターで住所を書いてあったら、できる限りお返事は書くようにしています」
宇賀「印象に残っている方とかいらっしゃいますか?」
光浦「お返事を書くと、『お返事ありがとうございました』というお返事が来て、また『お返事をありがとうございます』とやっているうちに、『あれ? ペンパルか?』と(笑)。どこかで1回やめないと永遠になるぞ! と。私のファンはガツガツしていない人たちなので、いい感じでやっております」
宇賀「先日は、黒沢さんから光浦さんへお手紙を書いていましたが、今回、光浦さんも、『いま手紙を書きたい人へ宛てた手紙』を書いてきてくださいました。どなたに宛てた手紙でしょうか?」
光浦「後輩のたんぽぽの白鳥久美子さんです」
放送では光浦さんに、白鳥さんへ宛てたお手紙を朗読していただきました。
宇賀「今度はぜひ、白鳥さんにも番組に来てほしいですね!」
光浦「白鳥さんが来たら、次は清水ミチコさんに行く予定です(笑)。この1年、いちばん密に連絡を取っているのはこの4人(黒沢さん、光浦さん、白鳥さん、清水さん)です」
小山「では、あと2人ですね」
光浦「そうしたらコンプリートですね」
宇賀「そろそろお時間も迫っていますが、最後に、光浦さんの今の夢は何ですか?」
光浦「留学に行けることと、あとは本の印税でなんとか暮らしていけることかな。収入源の心配があるので、お小遣いを稼げることがあればいいな」
小山「ラジオとかだったら海外でもできるんじゃないですか?」
光浦「そうなんです、やらせてもらえないかな、と。靖子のカナダからの手紙。『ラブ・レター・フロム・カナダ』で(笑)。毎回メープルシロップの話になると思いますけど」
宇賀「ぜひ、留学されたら番組宛てにラブレターフロムカナダ、お願いします!」
5月29日に、光浦さんの書き下ろしエッセイ集『50歳になりまして』と、手芸作品集『私が作って私がときめく自家発電ブローチ集』が2冊同時刊行されます。こちらもぜひお手に取ってみてください。
光浦靖子さん、ありがとうございました!
光浦「黒沢が『爆笑がとれなかった』ってずっと反省をしていて。それを聞いていたので、今回の依頼をいただいた時に『よし、リベンジしてやるわい!』って来たら、爆笑をとる番組でもないなと(笑)」
宇賀「黒沢さんのお手紙にもありましたが、光浦さんは去年、留学をされる予定だったんですよね」
光浦「そうなんです。コロナであれよあれよと出られないことになっちゃいまして」
宇賀「私も文藝春秋さんのオンラインで拝見をしたのですが、49歳になられた時に留学をしたいと思われたお話と、お仕事へのお気持ちだったりを書かれたエッセイが、すごく素敵だったんですよ。今、色々なネットニュースが流れてくるじゃないですか。1年に1回くらいの『うわー読んでよかった!』という記事だったんです」
光浦「嬉しい!」
小山「50歳になると考えること、いろいろとありますよね」
光浦「本当の折り返し地点に来たので。体力的に自分が劣っていることもリアルに感じ始めて、体力のあるうちにと考えたら、今がリミットなんじゃないかと思いました。いつも考えるのは、1年休むことでテレビの仕事がゼロになるんじゃないか、細々と継続することが大事なのか、新しいことを吸収して博打を打つ方が大事か……。『なんだろう? わからない!』と思いながらでしたね」
小山「留学先にカナダのバンクーバーを選ばれた理由は?」
光浦「2017年頃に、友達がアメリカから縦断ドライブの旅に出たんですよ。そうしたら差別とかヘイトにあって、『いじめられてもう嫌だ』と言っていたんです。でも、バンクーバーに入った途端に、すごく人があたたかかったんですって。その人はバンクーバーに一目惚れして、バンクーバーで商売をするようになって。『1回、遊びに来てくださいよ!』と言われて、2019年の冬に遊びに行きました。案内をしてもらって、楽しいなあと思っていたんですけど、バンクーバーの街で偶然、北斗晶さんと佐々木健介さん夫婦に会ったんです。息子さんが留学をされていて、顔を見に行っていたんですね。一緒に夕ご飯を食べた時に、『私も留学するのが夢だったな』と言ったら、北斗さんが『すればいいじゃん! エージェントを紹介するよ!』と。もう一人、西加奈子さんという作家のお友達が、その時期にバンクーバーに留学をされていて。『すごい! バンクーバーが私を求めている!』となって、勢いですね。私の人生では偶然が3つ重なったら運命だと思って、留学を決めました」
小山「50歳を機にではなく、先にそっちがあったんですね」
光浦「去年の4月に行ける状況にしていたんですけど、コロナで行けなくなって。でも、ヘタに文春の文章がバズったから、会う人会う人に『留学どうしたの?』って聞かれて。行けなきゃやばいぜ、追い詰められているぜ……と思って。やっぱり行くべきだな、と」
宇賀「そういうご縁ですね」
小山「今年か、来年のいつか行くことは決まったんですね?」
光浦「意志はあります」
小山「向こうに行って何かの出会いがあって、人生変わるかもしれないですもんね」
光浦「歯医者さんに行った時に、『靖子ちゃん、さっき男の人と歩いてた?』って聞かれたんです。『歩いていないよ』と言ったら、『見えちゃった、私』と急に言いだして。『靖子ちゃん、体の大きい外国人と一緒に歩いていたよ』と言われて、すごく嬉しくなっちゃって(笑)。『絶対留学行ってくるわ!』って」
小山「1年のつもりが、帰ってこないかもしれないですね」
光浦「それはそれでいい人生ですよね。どうなるかわからないのは楽しいですよね」
宇賀「光浦さんは4日後、5月20日がお誕生日で50歳を迎えられるんですね」
光浦「ちょうど(人生の)半分ですね」
小山「僕は50歳になった時、1ヶ月間休んで世界を旅しました」
光浦「やっぱりよかったですか? 休むことは」
小山「よかったですよ。1ヶ月間どこかに留まるのがよかったんですけど、僕の場合は欲張りすぎて……。歯を治療して、ヨーロッパに行って帰ってきて、また歯を治療して、熊野古道を歩いて、それから世界一周の旅をしました。だから早く休みが終わらないかな、と思っていましたね(笑)」
宇賀「光浦さんはお手紙はよく書かれますか?」
光浦「結構書きますね。ファンレターで住所を書いてあったら、できる限りお返事は書くようにしています」
宇賀「印象に残っている方とかいらっしゃいますか?」
光浦「お返事を書くと、『お返事ありがとうございました』というお返事が来て、また『お返事をありがとうございます』とやっているうちに、『あれ? ペンパルか?』と(笑)。どこかで1回やめないと永遠になるぞ! と。私のファンはガツガツしていない人たちなので、いい感じでやっております」
宇賀「先日は、黒沢さんから光浦さんへお手紙を書いていましたが、今回、光浦さんも、『いま手紙を書きたい人へ宛てた手紙』を書いてきてくださいました。どなたに宛てた手紙でしょうか?」
光浦「後輩のたんぽぽの白鳥久美子さんです」
放送では光浦さんに、白鳥さんへ宛てたお手紙を朗読していただきました。
宇賀「今度はぜひ、白鳥さんにも番組に来てほしいですね!」
光浦「白鳥さんが来たら、次は清水ミチコさんに行く予定です(笑)。この1年、いちばん密に連絡を取っているのはこの4人(黒沢さん、光浦さん、白鳥さん、清水さん)です」
小山「では、あと2人ですね」
光浦「そうしたらコンプリートですね」
宇賀「そろそろお時間も迫っていますが、最後に、光浦さんの今の夢は何ですか?」
光浦「留学に行けることと、あとは本の印税でなんとか暮らしていけることかな。収入源の心配があるので、お小遣いを稼げることがあればいいな」
小山「ラジオとかだったら海外でもできるんじゃないですか?」
光浦「そうなんです、やらせてもらえないかな、と。靖子のカナダからの手紙。『ラブ・レター・フロム・カナダ』で(笑)。毎回メープルシロップの話になると思いますけど」
宇賀「ぜひ、留学されたら番組宛てにラブレターフロムカナダ、お願いします!」
5月29日に、光浦さんの書き下ろしエッセイ集『50歳になりまして』と、手芸作品集『私が作って私がときめく自家発電ブローチ集』が2冊同時刊行されます。こちらもぜひお手に取ってみてください。
光浦靖子さん、ありがとうございました!
郵政事業150周年記念ポストのお知らせ
宇賀「先日、郵政事業150周年を記念した切手やグッズのご紹介をしたのですが、実は東京中央郵便局には、150周年をお祝いする記念ポストも設置されています。ポストには昔の郵便局・郵便配達のデザインが装飾されていて、投函口の上にはデジタルサイネージがついています」
小山「最先端と昔のものが共存しているんですね」
宇賀「手紙やレターパックなどの郵便物を投函すると、ぽすくまからの『ありがとう』のメッセージが再生されて、ポストとのコミュニケーションを体験していただけます。また、このサイネージにはいくつか動画が流れているのですが、その中の1つに、投函口を窓にして、ポストが街を見つめるアニメーション『このまちがすきなんだ』が流れています。
ぜひ、東京中央郵便局にお越しの際は、アニメーションも合わせてお楽しみください」
#手紙にしよう
「#手紙にしよう」では季節に合わせたポストカードを更新しています。
春の楽しみがぎゅっと詰まったお手紙、届けてみませんか? ビンゴカードのように、たくさんの春が並んだポストカードや、会える日を待ち遠しく思う気持ちを伝えたくなるポストカードをご用意しております。
詳しくは、「&POST」のwebサイトをご覧ください。
「&POST #手紙にしよう」
今週の後クレ
今回のメッセージは、宮城県〈白石郵便局〉佐藤美佐子さんでした!「今から10年以上前、1人の女性のお客さまが沖縄県宛ての小包を持って窓口にいらっしゃいました。『中身は何ですか?』とお尋ねすると、お客さまはにっこり微笑んで『紅葉の葉っぱです。真っ赤に色づいた紅葉を見ることができない、沖縄にいる娘たちに見せてあげたくて、山に行って拾ってきたのよ』と仰いました。小さくて軽いこの箱の中には、遠く離れた娘さんを想う、お母さまの気持ちがぎっしり詰まっているのだな、と感じました。 仕事を通して人の心の温かさに触れ、改めて、私たちはお客さまの“こころ”をお届けしているのだと教えていただきました。」
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