ぽすくまの絵本が完成!
-
- 2021/09/26
ぽすくまの絵本について、中丸ひとみさんと坂井治さんのお話


小山「ぽすくまはどんなふうに生まれたんですか?」

宇賀「(切手のデザインを見て)本当だ、テディベアがいくつかいる中の1つがぽすくまだったんですね」
中丸「テディベアをデザインして、たまたま郵便屋さんのかわいいくまさんがいてもいいかなと思って作ったんです」
小山「このぽすくまもぬいぐるみっぽく見えますね」
中丸「今日、こちらも持ってきました」

中丸「これをスタジオでアニメーションのように撮影をして、パソコンに取り込んで、切手にしているんです。そこからスタートしました」
小山「相当手間がかかる作業だったんですね」
中丸「評判がよかったので、毎年9月にぽすくまの切手を発行するようになったんです」
宇賀「そして、この度絵本が出版されたんですね。坂井さんが文章を書かれているんですね」
坂井「お話は僕の方で考えさせてもらって、中丸さんの方でそれを絵で膨らませてもらいました」

坂井「そうですね、僕も普段は絵を描いたり、アニメーションの仕事が多いんですけど、そういう仕事をしています」
宇賀「絵本はどういうお話なんですか?」
坂井「主人公のぽすくまが、郵便局の配達の仕事をしながら、ぽすくまの仲間たちに届け物をしていくんですね」
中丸「配達をしながらいろいろ妄想をしていくんですね。配達しながら自分が好きなパンのことを考えていたりとか。それも一部、今日は原画をお持ちしています」
坂井「大好きな食べ物があるので、それが頭をずっとよぎりながら配達をしているというお話です」

小山「中丸さんの妄想なんですか? 坂井さんの妄想ですか?」
坂井「僕というよりは、中丸さんの頭の中に入り込んだつもりでお話を考えました」
小山「中丸さんはパンが好きなんですか?」
中丸「大好きですね(笑)。坂井さんとはこのお仕事で初めてお会いしたのですが、そんなに何で私のことを知ってるのかと今更思っています」
小山「どういう気分なんですか、自分のつくったキャラクターが切手になるのは」
中丸「私はお花の切手も担当しているのですが、切手は買われたその人のところで留まるものものではなく、土地も国もどこに広がるかわからない。それこそ妄想ですけど、そこからまた楽しさが広がる、普通の商品とはちょっと違うなと思いながらデザインしています」

中丸「普段から書く方なんですけど、もう30年以上前かな、一緒にお仕事をしたイラストレーターの方とずっとお付き合いしていて、1年に2、3回お手紙を交換するんです。彼女からくる手紙は、落ち込んでいる時にいつもくるんです。何か励ましてくれたり、タイムリーにくるので、手紙の神様がいると思っています。いつも感謝していて、彼女とは手紙親友だと思っています。私も相手に、そういう風に思える手紙を書きたいなといつも思っています。毎度毎度、びっくりしています」
小山「それは本当に手紙の神様がいて、『中丸さんに手紙を書きなさい』ってささやいているんですかね」
宇賀「坂井さんはいかがですか?」

小山「絵の先生なんですか?」
坂井「絵も描かれるんですけど、どちらかというと世界中のアニメーション作家やそういう世界を知っている先生で、授業も世界中のアニメを紹介してくれる授業でした」

坂井「今回はじめてつくったのが地図ですね。仲間がどういう関係で住んでいるのか、描いたことはなかったので、楽しめたり、世界観が膨らむといいなと思います」
宇賀「みんなの家がそれぞれどこで、郵便局がどこで、ということがわかるようになっているんですね」
小山「絵本の中にひらがなで書かれたお手紙が出てきますが、この文字はどなたが書いたんですか?」
坂井「そこはうちの娘が書きました(笑)」

中丸「今までは切手の世界と、時々行なっているイベントでしかぽすくまは登場しなかったんですけど、はじめて今回絵本になって、表情もはじめて付けました。水彩画でこれだけぽすくまを描いたのもはじめてでしたので、今まで見たことのないぽすくまの表情とか、そういう細かいことも考えながら描いているので、その辺も見ていただきたいなと思います。ひと昔前まで、手紙を書く風景は普通に日常の中にあったと思うんですけど、最近は特別なシーンみたいになってしまっているので、この絵本を通じてお子さんたちにも、気軽に手紙を書いて楽しめるものだとわかっていただければと思います」
小山「ぽすくまくんはお誕生日を迎えたばかりなんですね。9月21日」
中丸「最初の切手のデビューの日なんです」

さらに、ぽすくまのカフェもオープン! 東京では「ロイヤルガーデンカフェ青山」で、10月5日(火)から10月11日(月)まで。兵庫県神戸市の「グリーンハウス ヴァルト」では、11月18日(木)から11月21日(日)までの開催です。
詳細はこちらからご覧いただけます。
ぽすくまのおきにいり2021 〜期間限定コラボカフェ〜
中丸「伊豆のテディベアミュージアムで、絵本の原画展を来年の3月まで開催しています。伊豆急の電車も、その期間はぽすくまのラッピングで走ります」
宇賀「ぽすくまフェスティバルですね」
『もりのゆうびんきょくのおはなし ぽすくまです!(白泉社)』の詳細はこちらからお願いします。
もりのゆうびんきょくのおはなし ぽすくまです!

手紙が書けるカフェ『コトノハ』とポストカーのイベント

宇賀「ここでは毎年、『FUTURESCAPE PROJECT』が開催されていて、公共空間の新しい活用方法をみんなで考える、社会実験のプロジェクト。開催期間は10月2日から24日まで」
小山「10月2日と3日にコトノハが出店をするんですね」
宇賀「さらに、ポストカーも駆けつけることになったみたいです」
小山「僕、ちょうど土曜日の朝に仕事をしているので、終わったら顔を出します」
宇賀「お時間のある方、お近くの方は是非参加してみてください」
象の鼻テラス FUTURESCAPE PROJECT
コトノハ
#手紙にしよう
おうち時間が続く今日この頃、手紙をきっかけにちょっとしたお出かけをしませんか?夜道の灯りにあたたかいメッセージを添えられる、月明かりバージョンと、街灯バージョンのポストカードをご用意しました。
ぜひ早朝の散歩や夕方のランニングなど秋の風を感じながら、ちょっと遠いポストまでのリフレッシュタイムをお楽しみください。
「&POST #手紙にしよう」
今週の後クレ

「当郵便局は国際郵便を専門で扱っている郵便局で、私はお客さまが海外に発送する商品や、海外から届く商品の税関手続きのお手伝いをしています。慣れない手続きでお困りのお客さまや商売で海外取引をされているお客さまと連絡を取り、税関手続きを進めていきます。今話題のグッズやイベント商品に触れる機会も多く、お客さまと話が弾むことも。 そんな私の楽しみは、休みの日に街中で自分が携わった商品に出会うこと、そして、それらの商品を手にする方々の笑顔を目にすることです。普段、取り組んでいる仕事が、自分の知らない場所で色んな人を笑顔にしているかもしれない、そんな小さな誇りが私の活力です。国際郵便を通じ、送る人や受け取る人の想いを届けられるよう、これからも頑張っていきます。」
MORE

今週も大阪からお届け! 紙芝居界の革命児・紙芝居屋のガンチャンが登場
-
- 2025/04/20

大阪・関西万博がスタート! 万博愛好家の藤井秀雄さんが登場
-
- 2025/04/13

旅する料理人 三上奈緒さんが登場
-
- 2025/04/06

この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。
〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛