土俵の土を作る土ソムリエ 内田英明さんが登場!
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- 2024/04/14
初野建材工業の土ソムリエ 内田英明さんをお迎えして

小山「考えたことすらなかったのですが……、土俵の中に何かを埋めているシーンを見た記憶はあるんです。よく考えたら、どうやってあれは作るんでしょう?」
今回はスタジオに、大相撲の土俵の土を作る“土ソムリエ”の内田英明さんをお迎えしました。

内田「特にそういうのはないのですが、弊社で社長と考えました」
宇賀「内田さんは、埼玉県にある初野建材株式会社の社員として、『荒木田特販部』を率いていらっしゃるそうです」
内田「荒木田土はですね、昔から荒木田土という名前で、相撲、プロ野球、テニスコート、ゲートボールとかいろんなスポーツで使われています」

内田「今はですね、埼玉県の川越周辺で採れる土が最適とされています」
小山「土に名前がついていることすら知りませんでした」
内田「黒土、赤土とかは聞いたことあると思うんですけど、土にも名前はついているんです」
小山「大相撲の土俵の土は全部、荒木田土なんですか?」
内田「そうです」
小山「初野建材さんがすべて土俵を作っているんですか?」
内田「全六場所、私が入れております。ただ、いま荒木田土とご紹介いただいていますが、正式名称は『本荒木田』という名前がついています」

内田「正式な登録商標とかではないので、似通った土を荒木田土と販売されている業者さんもいるんですね。それを避けるために、正式な名前、登録商標を取らせていただいています」

小山「土俵は毎回、作って壊すわけですよね。どれくらいの土を使うんですか?」
内田「場所によって若干の誤差はあるのですが、両国国技館に関しては15トンくらいですね」
宇賀「どのくらいの時間がかかるんですか?」


小山「初野建材さんがそこに土を納品しているんですね」
宇賀「その土を作るのに1年かかるんですね。何にいちばん時間がかかるんですか?」



内田「関東で採れる土であれば大体はわかります」
宇賀「土ってそもそも何種類くらいあるんですか?」
内田「日本全国では何千種類、3千はあるんじゃないでしょうか」

内田「えーっとですね……私、今1人です(笑)。いろいろ兼任していて手伝ってくれる社員はたくさんいます」
小山「土を納めているのは相撲協会と、他には?」
内田「今は疎遠になってしまったのですが、プロ野球の沖縄のキャンプでピッチャーマウンド、バッターボックス、ブルペンを手がけたことがあります。テニスコートもやっていますし、ご用命があればいろんなところに入れさせていただいています」

内田「もちろん買えますよ。ただ土俵として作れるかどうかというのはわからないですけど」

小山「いや、買おうとはしていないですよ(笑)。ただ、庭にあって『これ、土俵と同じなんだよ』って言ってみたいじゃないですか」
内田「日本庭園にある土間は、実は荒木田土なんですよ」
小山「いくらくらいで買えるんですか?」
内田「破格でお譲りしますよ(笑)。でも、みなさん毎日、土に触れ合っていると思いますよ」
小山「どういうことですか?」

小山「陶器だったら荒木田土の可能性もあるんですね」
宇賀「普段あまり意識することはないですけど、身の回りにはたくさんありますもんね」
内田「ありますよ」

内田「私が愛してやまない本荒木田に宛てた手紙です」
内田さんから本荒木田へ宛てたお手紙の朗読は、ぜひradikoでお聞きください(4月21日まで聴取可能)。

【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 内田英明さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」

本荒木田の土(約150グラム)を3名の方にプレゼントします。お希望の方はその旨を添えて、【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお手紙を送ってください。

初野建材工業株式会社 荒木田特販部 Webサイト
皆さんからのお手紙、お待ちしています

引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
今週の後クレ

「喬木郵便局のある喬木村は、長野県の南部に位置し、天竜川や中央アルプス・南アルプスを望める風光明媚なところで、特に4月頃は、ハウス栽培のイチゴがとても美味しく、地域の重要な観光資源となっています。イチゴの顔をした『ベリー&ゴー』という村のキャラクターもおり、喬木村のPRをしています。ぜひ、皆さん一度足を運んでみてください。 郵便局では、地元のお祭りなどで、消しゴムはんこや缶バッジ作りのブースを出店しています。子どもたちが手作りしたはんこをはがきに押してもらい、お土産として渡したらとても喜んでくれました。携帯電話が普及している今の時代ですが、こういう機会に手紙を書く楽しみや手紙をもらう喜びを少しでもお伝えできたらいいなと感じました。」
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