医師で作家の中山祐次郎さんが登場
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- 2025/02/16
医師・作家の中山祐次郎さんをお迎えして


小山「55万部ってすごいですね! いま、おいくつですか?」
中山「44になります」
小山「専門は何になるんですか?」
中山「私は消化器外科医と申しまして、主に大腸がんの手術とか、抗がん剤とか治療全般を中心に専門にしています」
小山「そもそもの医者になろうと思うきっかけは何だったんですか?」

小山「それを止めるのが医者だったら出来る、何か解決策を見出せるということだったんですか?」
中山「お金持ちになってお金をそこに注ぎ込むとか、革命家になるとか、いろいろな方法を考えたんですね。大げさに言うと、世界の不公平を少しでもならすために。ただ、それは現実的に難しそうだと。自分ができそうなところで考えたのが医者という仕事で、医者になって大変なところに行って、片っ端からどんどん傷ついた人を治していくような、そういうことを考えました」

中山「もともと鹿児島県の地元の新聞社で月1回のエッセイを書かしていただいていて。私が鹿児島大学というところに通っていた関係で、その頃の思い出を書いたようなエッセイだったんです。そのエッセイから派生した、自分の主に失敗談をまとめて1冊にした本です」

中山「そうですね、いま2歳と4歳の息子がおりまして。まだ読めはしないんですけど、大きくなったらもしかして読んでくれるかもしれないということで、直接宛てた手紙のつもりで書きました」
宇賀「息子さんへの手紙というかたちにしたのは、どういう意図があったんですか?」



小山「本の表紙の裏に『これは息子たちへの手紙であるとともに、私の遺書である。』と言い切っていらっしゃいますけど、この本の中でも特に伝えたかったことは何ですか?」

小山「やはり日頃、生死と向き合っている仕事をされているから、実感されるということですか?」
中山「そうですね、自分より年上の方もたくさんおられますけど、場合によっては自分と同い年、自分より若い方をお見送りすることも少なくはないので」
小山「『人生には締め切りがある』とも書いてありますね」
宇賀「誰にもわからないですものね、自分の残り時間がどのくらいなのか」

中山「半分くらいはなれているかなと感じているのですが、15歳の時に思った紛争地帯ですとか、戦争をしているところに行きたいという気持ちはいまもずっとあって。いつかいつかと思いながら44になってしまったんですけど。子どもがちょっと大きくなって、自分に万が一のことがあっても何とかなる歳になったら、絶対に行こうと思っています」
小山「いろんな方を手術したり、助けたり治療をしたいと?」
中山「半ば自分のためみたいな気もしているんですけど、はい」

中山「私の父と母への手紙を書きました」

宇賀「今日の放送を聞いて、中山さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 中山祐次郎さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
中山祐次郎さん、ありがとうございました!

『医者の父が息子に綴る 人生の扉をひらく鍵』
熊本での公開収録を行います!
「SUNDAY’S POST」の熊本での公開収録が決定しました! 3月16日(日)午前10時30分から、「くまモン誕生祭2025」が開催されている熊本市中央区の花畑広場で行います。会場ではみなさんからのお手紙をお待ちしています。「熊本のここがいい!」「本当は教えたくない、熊本の隠れたスポットを教えます!」……そんな熊本自慢や、「日頃、言えない家族への感謝の手紙」「大好きなあの人へのラブレター」などもお待ちしています。
会場にお手紙をお持ちいただいた方には、ちょっとしたプレゼントを差し上げます。
たくさんのご来場、お待ちしています!
くまモン誕生祭2025 特設サイト
皆さんからのお手紙、お待ちしています

引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。
今週の後クレ

「高校生の時に付き合っていた彼女とは、当時、メールのやり取りの他に、手紙の交換もしていました。普段の生活のことや部活のこと、言葉ではなかなか直接伝えることのできない自分の気持ちも、手紙にして送っていました。その後も手紙のやり取りがあり、交際も続き、今では妻となって、私のそばで支えてくれています。今でも妻から手紙をもらうことが結構あります。手紙を貰うと自分自身嬉しい気持ちになるので、私も手紙を書いて妻に送っています。手紙は、普段言葉で直接伝えることのできない思いでも、相手にその気持ちを伝えられる素晴らしいものです。それが手紙の醍醐味の一つであると思っています。」
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この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
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〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛