TOKYO FM / JFN 38 STATIONSTOKYO FM / JFN 38 STATIONS 番組宛に手紙を贈る

SUNDAY'S POSTSUNDAY'S POST

『手紙から始まる物語。』
ここには、様々な思いが詰まった手紙が毎週届きます。
読むと、送り主のことがもっと知りたくなってきます。
日曜の午後3時、1通の手紙から始まる物語。
手紙の送り主にじっくりお話をうかがいながら、
手紙を受け取る喜び、手紙を送るワクワク感、
手紙に詰まった想いをラジオを通して全国に届けます。
from

NEWSNEWS

旅する料理人 三上奈緒さんが登場

  • ON AIR
  • 2025/04/06

旅する料理人 三上奈緒さんをお迎えして

写真 今回はスタジオに、旅する料理人の三上奈緒さんをお迎えしました。
写真 宇賀「三上さんは東京農業大学をご卒業後、栄養士やフランスでの修業を経て、独自のスタイルを確立。“旅する料理人”として、日本各地を巡りながら生産者と交流し、地元食材を生かした料理を提供。昨年は、能登半島地震の炊き出し支援も行われています。食を通じて、地域文化や人々の想いを伝え、『顔の見える食卓作り』をテーマに活動を続けていらっしゃいます」

小山「サンポスでも先月、能登の特集をやりましたね。三上さんは常にどこか旅をされているんですか?」

三上「常にどこかにいます」

小山「日本がやっぱり多いんですか?」
写真 三上「そうですね、日本ですね。拠点は東京と長野です」

宇賀「旅する料理人として活動をするようになってどのくらい経つんですか?」

三上「もう9年くらいになりますね。その前はレストランで働いたりとか、小学校の栄養士をしていました」

小山「それが旅する料理人になったきっかけは何だったんですか?」
写真 三上「小学校で栄養士をしたあとに、ちょっとモヤモヤしていてですね。やっぱり自分が地産地消とか、顔の見える、というのをすごく大切にしたいなと思って栄養士になったけれど、そもそも東京に畑ってなかなかないじゃないですか。自分が作っている、用意している給食がやっぱり自分のもので出来ていない。誰が作ったかわからないというところに、すごくモヤモヤを感じていた中で。4年勤めたんですけど、えいやって辞めたんですよ。そこから料理の勉強をしようと思って、フランスに行って。そのあと紆余曲折あってカリフォルニアのシェ・パニースで研修をした時に、自分の人生は大きく変わりましたね。その時にたまたま日本から、NINO inc.という愛媛のデザインをやっている会社の方がゾロゾロといらして、キッチンを案内していたんですよ。それで仲良くなって、『日本に帰ってきたらぜひ愛媛で料理をしてくれませんか?』と声をかけていただいて。それが、自分が初めて旅する料理人としてお仕事をした食事会だったんですね」

小山「いつも旅先が決まったら、そこに行ってからまずは食材を探すんですか?」

三上「そうです。そこに行って、あるもので何とかする」

小山「じゃあレシピはそこに行って作る?」

三上「そうです。なので言うなれば、行き当たりばったり(笑)。行ってみないとわからない」
写真 小山「よく包丁一本さらしに巻いて……みたいなのもありますけど、鞄の中には何が入っているんですか?」

三上「包丁二本と、ゴムべらと木べらと、トングとをさらしに巻いて(笑)」

宇賀「行くとどのくらい滞在するんですか?」
写真 三上「最初は、行っては帰る、行っては帰るでやっていたんですけど、コロナをきっかけに東京から来られると嫌がられるだろうなと思って、東京に帰るのをやめたんですよ。依頼があってお仕事に行って、その土地から次の依頼先にスライドし始めたんですよ。そのスライドをする時に仲良くなった人のお家に転がり込んで、しばらくお世話になり……というのを繰り返し。そうしたら意外と上手くいったんです」

宇賀「それは本当に旅する料理人ですね!」

小山「行ったことのない都道府県はあるんですか?」

三上「まだいっぱいあります。自分から『たのもう!』と行くよりは、ご縁があって声をかけてもらったところに行くという形をとっています」
写真 小山「まだ行っていない、行きたいというところをあげてください。これを聞いている方で『じゃあうちに来て!』という話があるかもしれないですよ」

三上「沖縄とか。どこか島ですね。魚を去年、つき始めたんですよ」

小山「釣るんじゃなくて、銛でつく?」
写真 三上「デビューしたてなのでヘッポコですけど、それをもうちょっと極めたいなと思っているので。そういうのをできる場所。自分で獲った魚を料理して食べてもらえる、なんてことができたら、自分の中で一大イベントだなと」

宇賀「今日は旅の途中で見つけたものをお持ちいただいているとうかがったのですが」
写真 三上「はい、こちらはですね、能登の珠洲でお手伝いをして持ってきたワカメです。干したそのままです。よかったら味見されますか?」

ワカメを食べた薫堂さんと宇賀さんは……
写真 宇賀「おいしい!」

小山「これは何の味付けもしていないんですよね?」

三上「何も。採ってきて、そのまま干しました」
写真 小山「三上さんがその地に行って、食材を見つけて料理を作った時に、地元の人はどんなリアクションが多いんですか?」

三上「『こういうふうに食べるんだ』という話にはよくなります。私がいちいち感動するわけですよね。『奈緒ちゃん、食べ』ってもらって、『すっごいおいしい!』って言うと、『そんなにおいしい? あら、ありがとう』みたいな。私という余所者が入ることで、再発見をするというようなシーンにはたくさん出会ってきました。ずっとそこにいるとわからないものが、やっぱり外の目によって浮き上がってくる。そういうお役目をできているのかしらなんて思う時がありますね」

小山「それが観光の本質ですよね。価値を気付かせる」
写真 写真 宇賀「この番組はお手紙をテーマにお送りしているのですが、今日は三上さんに『いま、想いを伝えたい方』に宛てたお手紙を書いてきていただきました」

三上「縄文人さんに宛てたお手紙です」
写真 三上さんから縄文人の皆さんに宛てたお手紙の朗読も、ぜひradikoでお聞きください(4月13日まで聴取可能)。

宇賀「今日の放送を聞いて、三上さんにお手紙を書きたい、と思ってくださった方は、ぜひ番組にお寄せください。責任をもってご本人にお渡しします。
【〒102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST 三上奈緒さん宛】にお願いします。応募期間は1ヶ月とさせていただきます」
写真

皆さんからのお手紙、お待ちしています

毎週、お手紙をご紹介した方の中から抽選で1名様に、大分県豊後高田市の「ワンチャー」が制作してくださったSUNDAY’S POSTオリジナル万年筆をプレゼントします。
引き続き、皆さんからのお手紙、お待ちしています。日常のささやかな出来事、薫堂さんと宇賀さんに伝えたいこと、大切にしたい人や場所のことなど、何でもOKです。宛先は、【郵便番号102-8080 TOKYO FM SUNDAY’S POST】までお願いします。

今週の後クレ

写真 今回のメッセージは、東京都〈豊島郵便局〉高根里彩さんでした!

「昨年8月に『ズッキュン♡郵便局in TOKYO』が池袋で開催されました。『ズッキュン♡郵便局』は、Z世代をはじめとする若い世代や、お子さんまで楽しめるようなコンテンツがあふれていました。私は普段、お客さまと接することが少ないのですが、『ズッキュン♡郵便局』の局員としてお客さまと触れ合うことができました。お客さまから『かわいい』、『楽しい』と言っていただけたことが嬉しかったです。私自身もお客さんとして『ズッキュン♡郵便局』に遊びに行ったのですが、キラキラしていて、とても楽しく感じました。郵便局で初めてアバター接客をするという試みがなされたり、切手のガチャガチャがあったり、とてもいい企画だなと思いました。」
MORE

ARCHIVEARCHIVE

MORE

CONTACTCONTACT

番組宛に手紙を贈る

この番組ではみなさんからの手紙を募集しています。
全国の皆さんからのお便りや番組で取り上げてほしい場所
を教えてください。

〒102-8080 東京都千代田区麹町1−7
SUNDAY'S POST宛

番組への要望・リクエストを送る

番組宛にメールでメッセージを
送るにはこちらから

詳しくはコチラ