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2020.01.23
その他

地域を変える力に!「地域おこし協力隊」という制度について


Uターン、Iターン、Jターンなど、今、地方移住を考えている方が増えていますが
この時間は、地方移住についてご紹介します。
お話を伺うのは、これからの地域との繋がりかたを提案する雑誌「TURNS(ターンズ)」プロデューサーの堀口正裕さんです。

浜崎秘書:これまで全国各地から多くの移住者の方にご出演いただいている『スカロケ移住推進部』
その中には「地域おこし協力隊」として活躍されている方が多くいらっしゃいましたが、今週は「地域おこし協力隊」について詳しくお話を聞きます。堀口さんよろしくお願いします。


堀口:よろしくお願いします。まず、「地域おこし協力隊」というのはどういう制度かということをお話したいんですけども、日本の課題と言うか周知の事実として、人口減少や高齢化問題がありますよね。
そういう問題に悩む地方自治体が都市住民を受け入れて、農業や林業、漁業などを応援したり、地域住民の生活の支援、伝統工芸の継承や発展に貢献してもらったり……。
いろんな形で地域の発展のために従事してもらって、その先にその地域に定住してもらおうというような制度になっています。
任期は1年から最長3年間。活動期間中の給料のほか、活動費が支給されたり、起業をするときに必要な費用の補助もあります。
支給額とか補助制度については自治体によってまちまちなのでそこは調べていただく必要があるんですけども、この制度が発足してもう11年目になるんです。
現在では、この制度を利用する隊員が全国に5500人を超えていらっしゃいます。


浜崎秘書:たくさんいらっしゃるんですね。具体的にはどんな活動をされているんでしょう?

堀口:本当にいろんなパターンがあるんですけど、今まで培ってきたスキルやキャリアを生かして地域に貢献する隊員さんがいらっしゃいます。
例えば、元キャビンアテンダントさんだった方がおもてなしのスキルを活かして職場とか地域住民との円滑な人間関係作りのワークショップをやったり、観光客の増加につながるような、おもてなし力向上委員みたいなものを作って活動したりなど。
整体師の資格を持ってる方であれば、その地域で協力隊として無償で施術サービスをして、任期後にサロンを立ち上げて起業した人もいます。
学生時代にスキー選手だった方が子供達に向けてスキー教室をやったりと、自分のスキルを生かす隊員も結構いらっしゃいます。
任務とは違う話になってしまうんですけど、地域おこし協力隊の方って住民に寄り添って近い位置で活動してる方が結構多いんです。
今、災害が多いと思うんですけども非常事態の際には被災された方がいらっしゃったとき、どの人に連絡したらいいかとか、家族への連絡先など、自治体さんが持ってない情報も持っていたりするんです。
そういう意味では地域からもすごく評価されてる方が本当に沢山いらっしゃいます。そういう面でも活動が注目されてます。

本部長:東京に一人で暮らして仕事していると、仕事場では人と繋がってるような気持ちですけど、仕事が終わればいつまでもその繋がりがあるわけではないなと思いますし、住んでいるところでもご近所さんと繋がりがあるかと言われるとそんなにあるわけでもなくて。
一人は楽だよなって思いながらも、繋がりがないことに対する不安だったりを抱えてしまうこともあるんです。
それと、どうしても東京の生活って疲れてしまうんですよね。東京の速度とか人の多さが合う人と合わない人がいて。
そんなとき改めて、日本中に良い場所がたくさんあって、僕たちは東京や関東という選択肢じゃなく選べる自由さがあるっていうことに立ち帰れると気持ちが楽になりますね。


堀口:そうですね。大事ですよね。

本部長:ラジオを聴いてくださってる方で何か詰まっているぞ、という方はこういう活動だったり制度もありますので、興味持って手を伸ばす感じで向き合ってもらえたら嬉しいと思います。

堀口:こういう選択肢があると知ると、だいぶ楽になることもあると思います。
それと、協力隊を卒業した後にも地域に根ざした活動されて、地域に貢献されてる方の事例もいっぱいあるんですが、その一例をちょっとだけご紹介したくてクラフトビールのお土産を持ってきたんです。
東京から新潟県十日町市に協力隊として移住されていた高木千歩さんという女性の方なんですけども、元々は地元の野菜の販売とか地産地消の推進に尽力されていた方で、協力隊の任期が終わって、今までそこで培ってきた人脈を生かしてビアレストランを開業されたんです。
そこに来るお客さんから「十日町の地ビールってないんですか?」とよく聞かれたそうで、“無いなら作ってしまおう!”ということで、そこから相当な苦労を重ねられたそうです。
そして、新潟・十日町には「大地の芸術祭 越後妻有」という国際芸術祭が開かれる地域があるんですが、高木さんは妻有ビールというクラフトビールを作られました。



十日町といえばへぎそばが有名ですけど、今日お持ちしたのは「十日町そばエール」と言って市内の蕎麦屋さんとコラボして作ったビールなんですね。なので、そば茶のようなふんわりとした香ばしいテイストがあるんです。

本部長:見た目もおしゃれな感じで良いですね!


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