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キヤノンマーケティングジャパン presents Solution in my life
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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2021 04.26
AIとスタイリストのスキルを組み合わせたE Cサービス「D R O B E」

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このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介していきます。
今日は、AIとスタイリストのスキルを組み合わせたECサービス「D R O B E」をご紹介しました。

ご存知の方も多いと思いますが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛要請などで買い物に行きづらい状況が続いており、アパレル業界にも大きな影響がでています。
一方で、独創的なマーケティングとAIを活用したこれまでにない変化が起きています。
そんななか、「商品数が多くて服を選ぶのが大変!」という消費者の悩みを解消!
A Iを活用した新たな買い方を提案、注目を集めているのが、ECサービス「D R O B E」なんです。

「D R O B E」は、A Iとスタイリングのプロのスキルを融合させて、検索しなくてもいい、ファッションE Cを実現しているんです。
簡単にシステムをご紹介すると、お客さんに、あらかじめ服の好みやライフスタイル、体形など70項目に及ぶアンケートを実施します。
その結果に基づき、独自の「スタイリングAI」とプロのスタイリストがお客さんに合いそうな商品5点を選んで郵送します。
お客さんは、手元に届いた商品から気に入ったものだけを購入、残りは返品できます。
購入した服、買わなかった服の履歴やフィードバックは次回以降の商品選定にも生かされ、
より自分好みの服が選ばれるように情報がブラッシュアップされていく、そんな仕組みになっています。
70項目の質問は、体型とか予算、普段どんなものを着ているのか等になっていますが、
なかでも重要視しているのが、N G項目。例えば、VネックがN Gとか、丈がN Gとか、
これは着たくない、仕事などの都合で着られないなど、N G項目をしっかり踏まえたうえで提案しているとのことでした。

A Iを導入した理由について、株式会社DROBEの代表取締役社長CEO、山敷守さんに伺いました。

「一言で言うと、取り扱いの商品の種類が多くなって人で見きれなくなったからっていうところが大きいです。
我々が今、取り扱っている商品が10万を越えていて、お客様ごとに、一つ一つのボックスにパーソナライズさせて頂いています。
お客様に常に10万以上の商品の中から最適な5点をお選びするんですけど、
やはり人だけですとこの10万以上の商品を見きれないので、A Iの役割っていうのが、お客様に応じた優先順位を付けるって形になっていまして、
その上で効率的にスタイリストが5点のアイテムをお選びする、その(効率化)ために用いています。」

また、全てをA Iに任せないで、人間のスタイリストと協働させる理由については、このようにお話されています。

「理由は二つありまして一つが、A Iだけで考慮しきれないところカバーするところ、もう一つはプロならではの感性の取り込みです。
現時点におけるA Iに対する見解なんですが、日本語をしっかり取り込んで判断するみたいなことが難しくて、
お客様によっては芸能人の誰々さんに近づけてほしいとか、以前買ったこのアイテムに合わせてこういった雰囲気にして欲しいということが、
必ずしもA Iでは読み込めないことがあるので、どうしても人間が必要になってきます。
ただこれは、10年20年、30年経っていた時に解決されるかもしれないところなんですけれども。
二つ目は、どうしてもAIはお客様がこれまでに買ったものとか、お客様の過去の情報に基づいて、
このお客様に何を提案するが最適かと、そういった考え方をするんですが、
ファッションは、どうしても非連続な発見だったり、驚き、こういった部分も必要なってくるので、
そこに関してはやはりプロの感性が必要になってくるのではないかと考えました。」

コロナの影響もあり、これからは、あらゆる業界でEC化の流れが加速、ネット上に商品の情報がもっともっと増えていくと思います。
最後に、これからの買い物のスタイル、どういう風に変わっていくと思うか?山敷さんに伺いました。

「オンラインとオフラインという垣根がどんどんなくなっていくと思います。
OMOとかO2Oって言葉がありますが、それはどんどん加速していくと思っています。
現時点でも、ネットで買ったものを店舗で受け取るみたいなことは行われているわけですが、
その店舗の方で在庫を抱えなくて、オンラインの方だけで在庫を抱えて、
店舗ではスタイリストとのコミュニケーションや試着、そこに特化していくみたいな、
こういった取り組みは多分たくさん出てきて、なかでもお客様のニーズに合ったものが残っていくと思います。
従来的なオンラインで買う、オフラインで買う、そこはキッパリ分かれるのではなく、
シームレスに融合していく、そういった形にならざるを得ないのかなと思っています。」

まさに、デジタル化、A Iだからこそ、実現できた新しい買い物のスタイルですよね。
これからまた、どんな新しい買い物のスタイルが出てくるのか、楽しみです。
山敷さん、貴重なお話をありがとうございました。

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