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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2021 06.07
A Iを活用した次世代のフィットネスクラブ「FURDI(ファディー)」

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このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介していきます。
今日は、各企業の課題となっているD X(デジタルトランスフォーメーション)の推進についてご紹介しました。

新型コロナウイルス対策に伴う在宅勤務やテレワークの実施で、自宅で過ごす時間が増え、
運動不足を感じたり体調を崩したりしている方も少なくないのではないでしょうか。

コロナの影響で健康に対する意識が高まる一方で、フィットネス業界ではコロナの影響で休会や退会する人も増加、
同時に、利用者への感染予防対策も求められています。

そんななか、A Iを活用することで、「非接触」「ソーシャルディスタンス」を確保し、
次世代のフィットネスクラブとして注目を集めているのが女性専用フィットネスジム「FURDI(ファディー)」なんです。
今回は、この「FURDI」について株式会社 FURDI 運営支援チームの小嶋沙江子さんにお話を伺いました。

まずは、「FURDI」の特徴について伺いました。
「巨大スマホのようなマシンを使用しているのが最大の特徴です。
モニターに映し出されるお手本の動きをするAIトレーナーの動きを見ながら、正しい運動ができる事が他のフィットネスとの違いかと思います。
主に筋トレメニューと有酸素運動を組み合わせたサーキットトレーニングを行っています。
メニューは専属のパーソナルトレーナーが会員様ひとりひとりにあったオリジナルのプログラムを組み、
そのプログラムに沿ったメニューを大画面に映るAIトレーナーの指導を見ながらエクササイズを行うという2軸でサポートしています。
メニューの進行はQRコードが書かれたカードをかざすだけなので、マシンには一切触れることがなく、
短期間で運動が可能となり非接触型の「通い放題・予約不要・女性専用」フィットネスジムとして運営しています」

「FURDI」は、ドイツ発のシステムで、ドイツでは、500店舗。ヨーロッパを中心に20万人以上が利用。
現在日本国内では23店舗が営業。年内中に30店舗のオープンを目指すとのこと。
18〜90歳代までの幅広い年代の女性が利用しているそうです。

A Iトレーナーの役割、A Iのメリットについても小嶋さんに伺いました。
「関わるトレーナー個別の判断に依存せずに、もっと足を深く曲げるほうが良い等の統一されたフォームの指導が可能となりました。
一般的に専属トレーナーがつくパーソナルジムでは、月額10万円を超えるものも珍しくありませんが、
FURDIでは「AIトレーナー」と「人のトレーナー」のW指導方式を取り入れることで低価格月額6,980円を実現しています。
エクササイズの結果をAIが識別し、データとして分析することでパーソナルトレーニングの質を下げず、
通常のフィットネスでは味わえない全く新しい感覚でのトレーニングとなっております」

一方、人のトレーナーの役割については、会員の方が今どの様な悩みを持っているのか、カウンセリングを行ったりしているそうです。
AIは分析と指導の統一、人は心と体のケアと、うまく使い分けてサポートされているそうです。

コロナ対策についても小嶋さんに伺いました。
「一般的なジムでは、来店からトレーニング、退店まで300回ほど何かしらに接触すると言われているのですが、
検証の結果、FURDIの場合は更衣室ロッカーやドアノブ等の接触含め約30回ほどの接触で済んでいることがわかりました。
何より接触が少ないことで、会員様には、より安心してトレーニングに取り組んでいただいています。
また、AIマシンとAIマシンの間は約1.5から2メートルほど離れる様に設置しています。
当然会員様同士も密を回避・ソーシャルディスタンスを保つことができているので、日々安心して運動を行う事が出来ています」

さらに、コロナ対策として全トレーナーに対して「抗原検査」を月1回行っているそうで、
これまでFURDIチェーン全体で感染者0(ゼロ)を継続しているとのことでした。

また、「FURDI」では、トレーニングを継続してもらうために、こんな対策を取られているそうです。
「ゲーム性に富んだメニューを多数用意しておりマシンのモニタに映るAIの動きを見ながらトレーニングを行って頂きます。
自身の動きに対しての点数が表示されるためゲーム感覚で楽しむことができます。
点数を少しでも更新できるように会員様は日々運動頂いておりますので楽しんでいただけていると思います。FURDIのアプリもございます。
店舗内での運動はもちろん、日常的な運動からトレーニング結果を管理することができ、健康的な生活をサポートしてくれるアプリです。
3つポイントがあって、まず一つ目は“自宅にいながらトレーニングが可能”なところ。
新型コロナウィルス禍においても、自宅などどこにいてもスタジオで行っているトレーニングができます。
二つ目は、“運動スコアの表示”です。自分がAIマシンで行った運動結果スコアが日毎に表示されます。
行ったトレーニングが良かったのか、それとも悪かったのか得点とグラフで分かりやすく表示されます。
三つ目は、“ランキング”です。運動履歴に応じたランキングがリアルタイムで表示されます。
運動スコアを日別ごとのグラフで見られるため、スコアが可視化されてモチベーションがアップします」

最後に、フィットネス業界の今後について小嶋に伺いました。
「フィットネスを通じて収集された個々のデータによって運動履歴が可視化されるという優位性に大きな可能性を感じています。
そのビッグデータから導き出される結果をどう活用していくのか、そこに“データフィットネス”の可能性が無限大にあると確信しています」

A Iなどを利用した“データフィットネス”。これからのフィットネス業界のキーワードになりそうですね。

小嶋さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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