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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2021 06.14
デジタルを活用して新たな付加価値を提供する健康増進型保険「Vitality」

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このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介していきます。
今日は、ポケモンG Oとコラボしたことでも話題になった住友生命保険の健康増進型保険「Vitality」(バイタリティ)をご紹介しました。

昔のように平均寿命の伸びが単純に喜ばしかった時代とは違い、最近はただ寿命を伸ばすのではなく、
いかに健康に暮らすか、自立して生活できる期間「健康寿命」をいかに伸ばすかが、大きな社会課題となっています。
そんな課題をD Xの技術、デジタルデータを活用して解消しようというのが、
3月にポケモンG Oとコラボしたことでも話題になった住友生命保険の健康増進型保険「Vitality」という商品なんです。

今回は、この「Vitality」について、住友生命保険相互会社 Vitality戦略部 Vitality推進室 梅村好美さんにお話を伺いました。

まずは、バイタリティとは、どういうシステムなのかお聞きしました。
「バイタリティでは、日々の健康増進活動を評価してポイント化しています。例えば毎年の健康診断を受診して頂いたり、予防検診を受けて頂いたりとか。
また、1日1万2000歩とか1万歩とか歩いて頂くとポイントがついて、この1年間の累計ポイントに応じて四つのステータスに分けられます。
ステータスはブルー、ブロンズ、シルバー、ゴールドの四つに分けられます。
このステータスによって将来の保険料が決まっていくような仕組みになっています。
加入してすぐは、バイタリティに加入されてない方に比べて15%の割引があり、ブロンズステータスの方は、その15%をキープできるような仕組みになっています。
健康増進活動に取り組んで、シルバー、ゴールドになられた方は、さらに保険料が安くなって、最大30%割引になる仕組みになっています。
一方、健康増進活動にあまり取り組めなかった方は、ブルーのままで、保険料が上がっていって最大110%まで保険料が上がっていくような仕組みになっています」

このようにウェアラブル端末などを利用して、契約者の健康情報や歩数などを測定、健康活動をポイント化して保険料を割り引くといった「Vitality」というシステムは、1997年に南アフリカで開発され、世界17ヵ国およそ840万人が利用しているんだそうです。

また、バイタリティにはアクティブチャレンジというサブプログラムがあって、週間目標がその人に設定されています。
その週間目標を目指して歩いたりするとポイントが毎日、積み重なっていきます。
そして、その週間目標を達成するとスターバックスやローソンのドリンクチケットがプレゼントされます。それと同時に、ポケモンGOチャレンジに参加している人は、ゲーム内で使用できる道具も獲得できるそうです。

バイタリティの契約者の方々の反応についても梅村さんに伺いました。
「いろいろな声を頂いていますが、バイタリティに加入して、運動の習慣が身につきましたっていう声ですとか、
バイタリティを通して一緒に頑張る仲間ができましたとか、会員同士の繋がりも生まれています。
ツイッター上でバイタリティー加入者同士が自分たちのことをバイタリストと呼んで、励まし合いながら、日々の自分たちの活動報告をしあうということもして頂いています。
さらに、バイタリティ婚というのもありまして、一緒に健康増進活動に取り組んでいたパートナーとバイタリティのおかげで結婚できましたっていう投稿も頂いておりまして、とても嬉しく思っています」

さらに、バイタリティを販売してみて、こんな発見もあったそうです。 
「お客様とのコミュニケーションやタッチポイントが変わりました。今までの生命保険だと、お客様のタッチポイントと言ったら、結婚しましたとか子供ができましたっていうライフサイクルの変化。それによって生命保険を見直すというタッチポイントだったんですが、これって人生で頻繁に起こることではないと思います。
あともう一つ。給付金の請求があるんですが、例えば病気になりましたとか、亡くなってしまいましたっていう、
お客様からしたら不幸なことが起こったところが私達のタッチポイントでした。
ところが、住友生命バイタリティによって、お客様とのコミュニケーションとか、タッチポイントが変わって、
健康増進に取り組んでいますかとか、今日は何か歩きましたとか、今週アクティブチャレンジ達成できましたかというような、
お客さまの健康増進をサポートするような前向きなコミュニケーションに変わって、タッチポイントは今までに比べようのないほど増えたという結果は出ています」

最後に、デジタル化によって保険業界はどう変わっていくのか伺いました。
「デジタル化は、サービス面と販売面とあると思いますが、サービス面で言ったら、給付金とかの支払いのスピード化が進むのではないかと思っています。
例えば、入院して給付金請求するのに診断書をスマホのカメラでカシャって撮って送ればすぐにお金が送金されるとか、そういったデジタル化が進んでいくと思っています。
販売面で言うと、今、コロナでお客様に会えないという事情もあって、非対面での営業とかコミュニケーションが非常に進んでいます。
ズームとかを使ってお客様と面談して、保険提案をしていますが、それがさらに進むと思っています。
時間場所を選ばずにお客様とお会いできて、例えばデジタルチラシですとか、インタラクティブ動画で、
営業職員さんを通さずにお客様とコミュニケーションして保険の提案をしていくとか、そういったことも進んでいくのかなと感じています」

保険の分野というと、I Tやデジタル化は関係ないというか、必要がないイメージがありましたが、こういった業界にもD Xは進んでいるんですね。

梅村さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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