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このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2023 09.18
オンライン上の観光案内所「京なびオンライン」

このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

今、全国の観光地でAIやデジタル通貨などのデジタル技術を活用した観光促進策が広がっています。そうしたなか、京都市と京都府は今年、デジタル技術を活用した「京なびオンライン」という、オンライン上の観光案内所を開設しています。

そこで今回は、この「京なびオンライン」について京都市観光協会の堀江卓矢さんにお話を伺いました。

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まずは、京なびオンラインの概要について。

「具体的には、観光案内所に行かなくても、オンライン上で観光案内所と同じようなサービスを受けられるというコンセプトで、ウェブサイト上で展開をしているものになります。例えば、案内所で観光についてご質問いただくことがあると思いますが、これをFAQ、よくある質問という形で取りまとめて、ウェブサイト上で調べていただくことができるようになっています。また、調べるのが苦手という方のために、自動的に応答するチャットボット機能も設けています。問いかけを選んでいくことによって、自動的に返事が返ってくるというような仕組みになっています。さらに、案内所に行くと地図やパンフレットを受け取ることがあるかと思いますが、こういった資料に関してもダウンロードしていただけるようになっています。そのほか、混雑度をデータや映像で確認ができるような機能であったり、また、災害時には遅延情報や災害の状況を把握するためのサイトへのリンク集なども用意しています。こういったサービスを日本語だけでなく、英語、中国語、韓国語と多言語で展開しています」

さらに、こんなメリットもあるそうです。

「例えば、有名な観光地ですね。清水寺や嵐山に行かれる方が多いと思うんですけれども、そういう観光地への行き方を調べていただくと、なるべく混雑を避けて快適に移動する方法をこの京なびオンライン上でご提案しています。なかなか地図アプリや乗り換え検索のアプリで調べると、一番早い行き方とか安い行き方が出てきがちですけれども、必ずしも観光の場合は急いでいるわけではないと思いますので、より景色の良い行き方であったり、混雑を避けるような楽しみ方というのを、「京なびオンライン」を通じて知っていただけるといいなと思っています」

また、堀江さんによると、京なびオンラインを使って自力で調べる観光客の方が増えることで実際に案内所で働いているスタッフは、簡単な質問に対する回答をするという業務をしなくて済むことになり、より難しい質問への回答であったり、京都の最新の状況を調べるために割く時間を確保できるようになるのではないかと、おっしゃっていました。

最後に、今後の展開について堀江さんに伺いました。

「現状、京なびオンラインは観光客のユーザーの方が案内所のスタッフとの受け答えを自動化していくというところから始めていますが、将来的には、観光客同士で質問をして、より詳しい観光客の方が答えを回答する、いわゆるC2Cと呼ばれていますけれども、お客様同士で情報交換できるような機会をご用意できればいいのではないかと思っています。もう一個あげるとすると、質問と答えのやり取りだけではなく、例えばその先に、チケットを購入できるところまでご案内をしたり、レストランの予約までこの京なびオンライン上でできるようになったり、そういう実際に観光行動に繋がるところまでをサポートできるサービスにできれば良いのかなと思っています」

堀江さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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