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キヤノンマーケティングジャパン presents Solution in my life
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Every Monday 8:38 〜8:48
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「ITの浸透により、人々の生活をより良い方向に向かわせる」
そんな概念である“デジタルトランスフォーメーション”と
いう言葉が広がり、
私たちの暮らしは、より豊かに、より便利に、
日々ポジティブに変化しています。
このコーナーでは、暮らし、仕事、社会、私たちの身近な
ところにあるデジタル化の動きを紹介していきます。
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2022 06.06
新たなアート鑑賞サービス「ZOOOOOM ART MUSEUM」

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このコーナーでは「暮らし、仕事、社会」、私達の身近なところにあるデジタル化の動きをご紹介しています。

新型コロナウイルスはいろんなところに影響を与えていますが、美術館や展覧会、アート鑑賞にも大きな影響を与えています。
最近では、オンライン美術展をはじめ、デジタル技術を活用したこれまでとは違う鑑賞の仕方、楽しみ方が登場していますよね。
そこで今朝は、そのなかのひとつ、きょうから実証実験がスタートするデジタル技術を活用した「ZOOOOOM ART MUSEUM(ズーム アート ミュージアム)」をご紹介します。

お話を伺ったのは、この事業を共同開発した株式会社博報堂 マーケットデザインコンサルティング局の吉田啓一さんとキヤノンマーケティングジャパン株式会社 事業開発部の堀内 一彦さんです。
まずは、このズームアートミュージアムの開発の経緯について吉田さんに伺いました。
「アートを展示する側とアートを鑑賞する側、この二つがコロナ禍というかこの状況の中で、今までとても関係値があったものが希薄になってきているといった中で、オンラインを活用しながら新しい鑑賞体験は作れないかなということで今回、キヤノンマーケティングジャパンさんと博報堂で企画をさせていただきました。
美術館の方やアート好きの人達に事前にヒアリングをさせていただいたところ、やはりですね色々とオンラインの鑑賞体験は、例えばzoomで配信したりとかオンラインで何かを見せたりということをやられているという話はあったんですが、どうしてもただ配信するだけで独自の価値が出せないみたいな話もありましたので、
今回せっかくオンラインで配信するんであれば、普通にリアルで見に行く以上の体験を何かこのサービスの中で作れるといいかなというふうに考えまして企画させて頂いたのがこのズームアートミュージアムというものになります」

こういった背景から開発がスタートしたズームアートミュージアムは「ひとつの美術にとことんズームする没入型の美術体験」をコンセプトに開発されたそうです。いったいどういったサービスなのか?こだわった点について堀内さんに伺いました。

「こだわった点ですね。2点あると思っています。1点目は映像面なんですが、ズバリ画質です。キヤノン製の放送用レンズの開発で培われた光学技術を使って設計されたカメラで作品にズームすることで、肉眼ではなかなか見ることができない筆のタッチですとか線の繊細さ、色使いや陰影の作り方といったディテールの部分を映します。
2点目は解説面なんですが、よくあるのが作者のプロフィールであるとかその時代背景を知識であったり教養として説明をするというのはあるかなぁと思うんですが、今回のズームアートミュージアムでは一方的に説明をするということだけではなくて、作品にどういった意図やメッセージが込められているのかという“問い”をテーマにしています。
ご参加の皆さんからのチャットで、感じたことですとかご質問を投稿していただいたり、それにお答えするという点でご参加の皆さんが、より参加感を持って没入できるというこの二点にこだわりました」
     
たしかに美術館だと柵が置いてあったり、アクリル板があったりして、なかなか近づけないので、特別なカメラを通しての肉眼で見える以上の映像って魅力ですよね。あと、美術館だと学芸員さん数が限られたりするので、なかなか話を聞いたりできないので、双方向のコミュニケーションがとれるのも魅力ですよね。
さらに、堀内さんは「美術館の中では会話がなかなか大きな声ができないところがあるのでオンラインだからこそ盛り上がれるっていうところ、会話をしながら鑑賞を楽しむっていうところは新たな鑑賞のスタイルということで訴求していきたいと」とおっしゃっていました。

今後の展開ついて吉田さんに伺いました。
「今検証を踏まえてオンライン鑑賞ならではの体験価値っていうものを作り出すのと同時に西洋美術だけじゃなくて日本美術とか彫刻とか建造物といったあらゆる芸術作品における鑑賞体験を模索しながら、今回はあくまでも実証実験という形ではあるんですが、年内のベータ版のリリースというのを目指していきたいと思っています。
将来的にはそれこそインバウンド向けの展開だったり、今アートシンキングみたいなことっていうのも言われていますけれども、教育コンテンツとしての展開など文化芸術作品の価値を高めていく構想をしておりまして、こちらはキヤノンマーケティングジャパンさんの技術と博報堂の生活者発想とクリエイティビティ、そして両者が持っている事業構想力っていうものを掛け合わせながら事業化に向けて進んでいきたいなっていうふうに考えております」

子供達もこれが教育の場に入ると喜びそうですよね。体験してみたいと思われた方は、ズームアートミュージアムという言葉を検索していただいて、キヤノンのスペシャルサイトを見ていただければ、そこに詳しい情報が載っているそうですよ。

吉田さん、堀内さん、貴重なお話、ありがとうございました。

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