【#81】川島明初のソロアルバム『アメノヒ』を藤井隆さん、堂島孝平さんと徹底特集!【2025.5.31 OA】
◆アルバム制作の経緯◆
昨年8月、SLENDERIE RECORDファミリーが総出演したLIVEに川島さんも出演。そのリハーサルで、2020年にリリースした「where are you」を歌いながらサックスを吹く川島さんの姿を藤井さんが見て、思わず涙。その後、楽屋で「アルバム作っていい?」と話を持ち掛けられたと言います。藤井さんはすぐに動き始め、9月には堂島さんと最初の打ち合わせをしていたとか。打ち合わせをしたのは堂島さんが最初だったものの、実際に楽曲の発注をするのは堂島さんが最後だったそうで、堂島さんにはアルバム全体のバランスを取ってもらう役割を果たしてもらうつもりだったとも。
◆川島さんと雨◆
アルバム1曲目に収録されている「D Breeze」はShe Her Her Hersがサウンドプロデュースを務めた1曲。オファーしてからすぐに楽曲が届き、11月末にはレコーディングを行われたそう。2020年にリリースされた川島さんのソロ楽曲「where are you」や「若者のすべて」とも違う雰囲気の曲ですが、藤井さんは「頑張って歌う川島クンはもう知っている。次のステージが見たいんだよ。」と話していたとか。
ここで、「そもそも、川島クンも僕も歌わなくていい人じゃないですか」と切り出す藤井さん。でも、西川きよしさんの「子どもが三人おりますねん」や、明石家さんまさんが桑田佳祐さんに楽曲提供してもらったり、今田耕司さんがテイ・トウワさんに楽曲提供してもらったり…という諸先輩方から受け継がれてきた”お笑い芸人が歌う音楽”の系譜がある中で、"自分も大切な人に歌ってもらいたい"という想いを抱いていると言います。
加えて藤井さんは「川島さんからは”雨”を感じる」と言います。このような、雨がしとしとと降っている…さめざめとしたイメージを川島さんに持っているのは藤井さんだけではなく、堂島さんも同じだったとか!楽曲提供するうえで”水っぽさ”を大切にしたと言います。一方、川島さんからも雨にはゆかりがあるそう。小学生の頃、書道を習っていた川島さんですが、なかなか上達せず、ずっと初段どまりだったそう。しかし、ある時書いた「雨降る夜」という作品だけ、書道教室の教科書に載るほどの会心の出来だったとか!そこから段は上がることなく、下がっていく一方だったそうですが、川島さんは”雨”と不思議な縁があるようです。
◆収録楽曲について◆
アルバム2曲目の「こんなふうに」は、Le Makeupさんが提供した曲。新進気鋭のクリエーターとして知られるLe Makeupさんは、藤井さんがtofubeatsさんのマネージャーさんに紹介してもらった方。藤井さんが曲を聴いてみて、チャーミングな雰囲気が川島さんに合うと感じたとか。「川島クンよりも若い人が川島クンを想って作ってもらったら、青春が戻るっていうか…景色が違うものができるんじゃないか」と、起用のきっかけを明かしてくださいました。
3曲目の「Time Line」は、川島さんがMCを務めるTBS『ラヴィット!』の木曜レギュラーとしてもおなじみの横田真悠さんとのデュエットソング。横田さんはこれまで音楽活動はしたことはありませんが、藤井さんは横田さんの声に惹かれていて、”絶対歌っていい人”と感じていたとおっしゃいます。川島さんも横田さんの歌声について、「スッと入っていく、クセのない、大きく見せない歌声」と評します。藤井さんいわく、恋愛ではない2人の男女の文通の歌を作りたかったそう。その藤井さんのイメージが、作詞を担当したとまそんさんの手によって、より現代風にアレンジされた菓子にも注目です。
4曲目の「夜明けの歌」からは楽曲の世界観や川島さんの歌い方もガラッと変わっていきます。「夜明けの歌」は作詞・作曲を大江千里さんが担当。千里さんと”雨”と言えば、名曲「Rain」が思い浮かびますが…藤井さんからは川島さんが歌う”Rain”の歌がほしいとオファーしたのだとか。『ラヴィット!』のMCを毎朝務める”朝の顔”川島さんが歌うことによって、毎朝会社や学校に通う人々が共感できるような1曲に仕上がりました。堂島さんいわく「千里さんが持つ少年性と川島さんの姿がリンクする」とも。
5曲目の「where are you」は、2020年に川島さんがSLENDERIE RECORDから初めてリリースした楽曲。雨の歌だけど、悲しい雨ではない…そんなコンセプトの1曲。「堂島さんに理想のメロディを作ってもらえたことが嬉しい」と話す藤井さんに対して、堂島さんも「川島くんは洋楽的なものも日本のポップスもできる。贅沢な気持ちで作らせてもらった。」とおっしゃっていました。
6曲目の「若者のすべて」は、フジファブリックの説明不要の名曲のカバー。藤井さんと川島さんがカラオケに行った際、川島さんがこの曲を歌ったところ、その歌声に聞き惚れた藤井さんからカバーして音源化しないかという話が上がったとか。数々のアーティストにカバーされ、多くの人々に愛される曲ですが…"歌うんやったら真剣にカバーするようにボクが話を進める"と藤井さんが取り仕切ってくれたとか。
7曲目に収録されている「欠けた月の夜」の作曲・編曲を手掛けたのは、作曲家・編曲家・音楽プロデューサーの中崎英也さん。数々の名曲を手掛けてきた中崎さんですが、その中でも藤井さんは、アン・ルイスさんの「夜に傷ついて」や葉月里緒菜さんの「DOIN' THE DOING~彼は無我夢中~」が特に好きで、今回の「欠けた月の夜」もその要素が入っているそう。川島さんも「新曲なんだけど懐かしい感じ」という1曲。今までご一緒したことはなかったそうですが、持ち前の熱意でアタックした結果、今回こうして作詞を手掛けていただくことができたとも明かしてくださいました。
アルバムの最後を飾る8曲目に収録されている「Stay Blue」の作詞・作曲は、我らが堂島孝平さんが担当!川島さんがずっと持ってる「憂い」や、”どこまで行っても足りない、満たされない感じ”を意識して制作したそう。歌詞を書く前に「Stay Blue」という曲名だけつけて、それを藤井さんに話したところ、アルバムのジャケ写を青色ベースのものにしようと考えていた藤井さんが驚く…という奇跡も起こったとか。
◆SLENDERIE RECORDからのお知らせ◆
藤井隆さん主宰のSLENDERIE RECORDが開催する「SLENDERIE RECORD ファミリーコンサート2025」が開催中!川島さんが参加する長野・新潟・奈良・東京の4公演は「アメノヒツアー」として行われます。詳しくは、公式サイトをチェック!
♪オンエア・リスト♪
M1. where are you / 川島明
M2. D Breeze / 川島明
M3. こんなふうに / 川島明
M4. Time Line / 川島明・横田真悠
M5. 夜明けの歌 / 川島明
BGM. where are you / 川島明
BGM. 若者のすべて / 川島明
M6. 欠けた月の夜 / 川島明
M7. Stay Blue / 川島明
番組公式Xはこちら!フォロー、リポスト、いいね、よろしくお願いします!
番組宛のメッセージはこちらからお送りください。