2026.08.19
ターゲットに合わせたプロデュースを
ONE MORNING「The Starters」
火曜日のこの時間は社会に風穴を開けようと取り組む若き起業家をお迎えして
そのアイデアの根っこにあるものや未来へ向けたビジョンを伺います。
今週と来週のゲストは、株式会社MUSCAT GROUP(マスカット・グループ)代表取締役の大久保 遼(おおくぼ・りょう)さんです。大久保遼さんは神奈川県出身、東京大学卒業後、ゴールドマン・サックスに入社。広告やテクノロジー関連のM&Aなどの業務に従事。2014年、オンライン広告関連の企業を設立。2016年、現在のマスカットグループの前身となる会社を設立されています。
今週は主な事業をうかがいます。まずマスカットグループの事業を簡単に言うと、どんなことをされているんでしょうか。
「元々、 SNSを中心としたマーケティングの支援の会社で始まったんですけれども、現在はSNSを中心としたマーケティングの力を使い、自分たちでいろいろなブランドを作ったり、あるいは、長い歴史のある会社を買収してきて、僕らの力でもう一回伸ばしていくといったようなことをやったりしております。」
まず最初にお話あったブランドプロデュースについて、こちらはどんなブランドを運営されているんでしょうか。
「いろいろやっているんですが、主なブランドとしては「MiiS」というホワイトニングや歯磨き粉などのオーラルの美容関連のブランドや、あと皆さんも知っているようなブランドですと、「Fujiko」という眉ティントが有名な大人のプチプラコスメブランドなどをやっております。」
化粧品、オーラル美容ブランドの他にも電動アシスト自転車のブランドなど幅広くやっているんですね。
「自分たちで作るブランドもあるんですが、買収して伸ばすってことも多いです。 「Fujiko」もそうですし、電動自転車の「MOVE.eBike」なんかもそうです。あと、最近推しているのがスクールバッグブランドの「ロコネイル」というブランドなんですけども、こちらは実は平成の初期に流行っていたブランドで、それを松村商店という40年以上の歴史がある会社が IPを持っていたんですが、それを買収して、僕らがリバイバルさせました。皆さんからは「ロコネイル、懐かしいね」といった言葉を結構いただいています。」
平成ギャルが流行った時代のスクールバッグという感じで、確かに懐かしさ感じますね。
MUSCAT GROUPさんが手がけているブランドのラインナップを見ると美容系といった女性向けブランドが多いように感じますね。
「僕らがやっているSNSマーケティングの強みを考えると美容系と相性がいいので、それはあると思いますね。」
タレントさんとコラボしてそのタレントさんがプロデュースした作品もありますが、これはどういった狙いがあるんでしょうか?
「SNS系のブランドのやり方というのは、YouTuberの方や芸能の方をプロデューサーとして立てるケースも多いので、やり方としてはよくあるやり方なんですが、長く続けるのは難しかったりするので、それでいうと吉田朱里さんがプロデュースする「b idol」というブランドは長く続いているのでいいブランドですね。」
美容系のラインナップが多くある中で、日本初の eバイクのブランド入っていてかなり異色に見えたのですがこれはどういった経緯なんでしょうか。
「そうですね、こちらは美容以外でもSNS系でブランドを伸ばせるんじゃないかといったところで買収したブランドです。恵比寿に店舗もありまして、高単価商材で35万円ほどするアイテムです。名前出せないですが、有名人の方とがフラッと来て「SNSで見ました」と言って買ってくれたりもするので、意外とSNSと相性いいのかなと思っています。」
「このブランド伸びるな」といった目利きは誰がされているんですか?
「いろいろな会社を買収していると、そこの社長って大体目利きがある人が多いので、買えば買うほど社内のグループの中に目利きがある人が増えていくっていうのが一つありますね。」
データがどんどん集まっていくんですね。
でも実際いろいろ手がけていらっしゃる中で、中にはうまくいかなかった事例もあるんですか?
「ありますね。特定のSNSに売り上げが依存しているのはやっぱり失敗しやすくてですね、Instagramでものすごく売れていたブランドが、その世代がTikTokに移ってしまって、TikTokで売るのに失敗して撤退したブランドがありますね。」
全部のSNSで売れてなきゃいけないってことなんですか?
「そうです。なので、最近はやっぱりSNS だけではなくて、オフライン、店舗でも売れてるようなブランドで SNSも伸ばしましょう、というのが弊社の安定的なやり方としてはありますね。」
専門的な話になってしまうんですが、SNSマーケティングって各プラットフォームによるそのアルゴリズムの変更が頻繁に各プラットフォームで行われると思うんですがそこって難しいですよね。
「そうですね。なので大事なのがトレンドにはついていくんですが、トレンドに依存しないっていうのがすごく大事です。」
今売りたい商品があって、SNSで広めたいといった時に、どういったアドバイス・支援されていますか?
「どの年齢層がどういうインフルエンサーを見ているのかとか、どの SNSを見ているかによって、つまり届けたい人によって違うっていうのがあるんですが、トレンド情報みたいなところでいうと、最近はTikTokショップのライブ配信で売り上げを作っているブランドがすごく増えてきましたね。」
やっぱりインフルエンサーを巻き込むことって大事ですか?
「大事ですね。やっぱりインフルエンサーさんを巻き込む時は、その商品とかブランドをちゃんと理解して好きになってもらわないといけないので、やっぱ自分に刺さってないものを宣伝すると弱いんですよね。なのでちゃんとセッションの時間を取って商品について教える、そして本人に好きになってもらうっていうの大事ですね。」
商品やサービス広めたい場合、いろんな方法がありますよね。テレビ、ラジオの CM とかネット広告、 SNS などなど、届きやすいメディアっていうのはやっぱり世代で変わってくるものですか。
「そうですね。最近年齢層広いとはいえ、SNSは上が40代ぐらいまでがやっぱりメインにはなってきますね。 逆に70代とかになると、雑誌のカタログ通販が売れるという話も聞いたりします。」
いまだに強いですよね。あと最近だとショート動画もすごいですよね。
「そうですね。あれは現代のCMなんですよね。CMって本当に短い時間で何回も見たらだんだん買いたくなるっていうのをSNS上でやっているので、0コンマ何秒で名前だけ覚えてもらうみたいな感じですよね。」
YouTubeはいかがですか?
「YouTubeは今はもう一昔前のテレビの位置になっていて、実際のデバイスもテレビの画面で見ている方も多いと思うので、テレビと同じようにCM を使うので問題ないと思いますね。」
例えばZ世代、もしくはそれより若い子たちに届けるなら、YouTubeがベストってわけでもないんですか?
「YouTubeで長い動画を作って、それをこう短くして TikTokとかで拡散されていくので、組み合わせだと思います。 よくテレビ番組を切り取った、切り抜き動画が回ってきますよね。あれをやっぱり企業もやっていく必要がありますね。」
SNSやネット広告にネガティブな印象を持っている方もまだいらっしゃるかと思うんですが、信頼性のあるマーケティングのために気をつけていることってありますか?
「やっぱり煽りすぎないことですよね。最初に煽られて買って、「やっぱり違うじゃん」となってネガティブな情報が広まってしまうので、がっかりさせないっていうのは大事だと思いますね。」
最後に、これまで乗り越えてきたハードルを教えてください。
「上場後に株価を伸ばさなきゃいけないので、今まさにハードルを越えているなっていう感覚ではあるんですが、やっぱり10年やってきたので、一つ一つの壁は小さいですが、それをみんなで越えてきたっていうのは心の中でずっとありますね。」






20代~30代の若手起業家をゲストに迎え、








