2017.08.01
仮説を積み重ねてつくった新しいエンタメの形
- SHOWROOM株式会社
代表 - 前田裕二
ネット上の路上パフォーマンス
今回は、SHOWROOM株式会社代表 前田裕二さんにお越しいただきました。
前田さんは、1987年東京生まれ。大学を卒業後、外資家投資銀行に就職。
その後、DeNAに入社し、
2013年11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げます。
2015年にはこの事業をスピンオフする形で、SHOWROOM株式会社を設立。
このSHOWROOMのiPhoneアプリは現在、
エンタメ部門でトップの売上を誇っています。
まずは、このSHOWROOMというサービスについて伺いました。
「SHOWROOMは、一言で言うとライブ配信サービスなんですが、
観客の姿が見えるというのが特徴で、路上パフォーマンを
ネット上に持ってきたみたいなイメージをしていただければ分かりやすいと思います。
というのは、もう一つの特徴がギフティングと言ってバーチャルアイテムを
贈ることができて、その売り上げが、演者さんにも分配されるようになっていて、
中には月一千万円くらい稼ぐ人もいます。
既に新しいエンタメの形になりつつあると思っています。
実際にAKB48のメンバーや最近では、乃木坂46、欅坂46も使用しています。
バーチャルのアバターで表示されるので、ネット上で自分自身の個性をつくって
リアルの世界で会ったり、ネットとリアルを行き来が起こっています。
現在、登録者数が200万人。1円もプロモーションしていないので、
人が人を呼んでいる形になります。」
順調に見えるSHOWROOMの運営ですが、様々なハードルがあったといいます。
「ハードルはありすぎるんですが、大きく分けて2つ…
まずは、ギフティングサービスが理解されませんでした。
古くから日本には歌舞伎や演歌の文化があって、そこではお金を渡していたり、
それこそストリートパフォーマーにお金を入れたりするんですが、
それが一般化するとは思われなかった。仮説という言葉をよく使うんですが、
こうするとサービスが向上するという仮説の検証を日々行って、
開始して2ヶ月目くらいに、ようやく結果を出すことが出来ました。
仮説を見極める段階ではみんなに笑われていたのですが、
結果が出てくると仲間になってくれて、
可能性だけじゃなく、実績を出すことが大事だと感じました。」
「あともう一つは、去年の夏に組織が崩壊しかけて、半分くらいの人が辞めました。
テレビ局とパートナーの関係にあったんですが、大きなミスを犯してしまったり、
あとはエンジニアと営業の価値観が食い違って、不和が起きてしまい、
崩壊しかけました。その時は、愛情しかないと思って、
どれだけ一緒に働きたい家ということを本音で語り合うことで、
どうにかひっくり返すことが出来ました。」
来週も、SHOWROOM株式会社代表 前田裕二さんのインタビューお届けします。
前田代表の「人の動かし方」について伺います!
前田さんは、1987年東京生まれ。大学を卒業後、外資家投資銀行に就職。
その後、DeNAに入社し、
2013年11月に仮想ライブ空間「SHOWROOM」を立ち上げます。
2015年にはこの事業をスピンオフする形で、SHOWROOM株式会社を設立。
このSHOWROOMのiPhoneアプリは現在、
エンタメ部門でトップの売上を誇っています。
まずは、このSHOWROOMというサービスについて伺いました。
「SHOWROOMは、一言で言うとライブ配信サービスなんですが、
観客の姿が見えるというのが特徴で、路上パフォーマンを
ネット上に持ってきたみたいなイメージをしていただければ分かりやすいと思います。
というのは、もう一つの特徴がギフティングと言ってバーチャルアイテムを
贈ることができて、その売り上げが、演者さんにも分配されるようになっていて、
中には月一千万円くらい稼ぐ人もいます。
既に新しいエンタメの形になりつつあると思っています。
実際にAKB48のメンバーや最近では、乃木坂46、欅坂46も使用しています。
バーチャルのアバターで表示されるので、ネット上で自分自身の個性をつくって
リアルの世界で会ったり、ネットとリアルを行き来が起こっています。
現在、登録者数が200万人。1円もプロモーションしていないので、
人が人を呼んでいる形になります。」
順調に見えるSHOWROOMの運営ですが、様々なハードルがあったといいます。
「ハードルはありすぎるんですが、大きく分けて2つ…
まずは、ギフティングサービスが理解されませんでした。
古くから日本には歌舞伎や演歌の文化があって、そこではお金を渡していたり、
それこそストリートパフォーマーにお金を入れたりするんですが、
それが一般化するとは思われなかった。仮説という言葉をよく使うんですが、
こうするとサービスが向上するという仮説の検証を日々行って、
開始して2ヶ月目くらいに、ようやく結果を出すことが出来ました。
仮説を見極める段階ではみんなに笑われていたのですが、
結果が出てくると仲間になってくれて、
可能性だけじゃなく、実績を出すことが大事だと感じました。」
「あともう一つは、去年の夏に組織が崩壊しかけて、半分くらいの人が辞めました。
テレビ局とパートナーの関係にあったんですが、大きなミスを犯してしまったり、
あとはエンジニアと営業の価値観が食い違って、不和が起きてしまい、
崩壊しかけました。その時は、愛情しかないと思って、
どれだけ一緒に働きたい家ということを本音で語り合うことで、
どうにかひっくり返すことが出来ました。」
来週も、SHOWROOM株式会社代表 前田裕二さんのインタビューお届けします。
前田代表の「人の動かし方」について伺います!