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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.05.01

「令和」に切り替わった瞬間

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、政局から炎上案件まで独自の視点で発信するニュースサイト『J-CAST ニュース』の副編集長、城戸譲さんにお話を伺いました。
城戸さんが注目したネットの話題はこちら!


「元号が「令和」に切り替わった午前0時。そのときネットは…」

鈴村:元号が「令和」に切り替わった午前0時、あの時間、ネットでは何か興味深い動きはありましたか?


城戸さん:日付が変わる前までは、『平成最後の…』みたいなものが結構話題になっていたんですけども、日付が変わってからは、『令和最初の…』とか、『ハロー令和』とか、そういう単語が多かったですね。今回の改元は、年越しという表現がされていて、平成の大晦日みたいな位置付けにされてらっしゃって、年越しそばを食べましたとか、そういう反応もありましたね。


鈴村:ありましたよね!今回の改元はポジティブな動きが多かった気がしました。渋谷はかなり賑わったという話を聞いたんですけど、そのあたりネット上ではどのように受け止められているんですか?


城戸さん:今回の渋谷については、雨だったということもありそこまで盛り上がらなかったかなと、あとは、大阪の道頓堀でも人がかなり集まったということなんですけども、ネットでは、そこまで大きな動きにはなっていなかったですね。


鈴村:もっとどかーん!と行くのかと思ったという方もいたのかもしれませんけど、そこまでではなかったという感覚なんですね。
そして、元号が令和に切り替わったというわけなんですけど、海外メディアはどういう風に伝えていますか?


城戸さん:そこまで大きな動きではなかったんですけど、イギリスには王室があるということでBBCとかは、かなり頻繁に細かく退位についての様子を伝えてらっしゃいましたね。


鈴村:ここからは令和の時代についてのお話を伺いたいんですけど、ネット上のコミュニティー、新しいコミュニティーみたいなものって令和になってからなにか変わっていくっていうような感覚はありそうですか?


城戸さん:平成は31年あった中の10年間でSNSが普及したというのがあるので、令和でもいろいろと変わってくるとは思います。これからも新たなサービスが生まれてくると考えていくと、今後は、ひとつひとつの情報は細かくなっていき、今までのように、「こういうことあってさ…」「じゃ、お祭り騒ぎでやりましょう!」というネット全体での流れより、それぞれが繋がって…みたいな方向になっていくんじゃないかなと思います。


鈴村:より欲しい情報や自分の知りたいことを、自分から取りに行けるようになっていくということですね。そうなると情報がニッチになっていくのかなと。例えば、テレビやラジオは不特定多数の方が見聞きする可能性があるものだったものが、そうじゃなくて、自分から取りに行くとか、自分の欲しい情報だけとか、自分の聞きたい番組、見たい番組だけ見聞きできる環境になるというのは、これからより加速していく気はしますね。
それと、ネット炎上というものが、ある意味、平成を象徴してたかもしれませんけど、令和の時代も続いていきそうですか?


城戸さん:続いていくとは思うんですけど、これからは、ひとつひとつの炎上の規模としては小さくなると思います。その代わり、誰でも炎上してしまう可能性がより増えていくんじゃないかと思うと、気を付けなきゃいけいないかなと思います。


そして、今日の #スズコメ はこちら。



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