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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

19.10.21

恩赦55万人決定、即位礼の22日実施

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


恩赦55万人決定、即位礼の22日実施

このニュースのあらましは…


政府は、天皇陛下が即位を宣言する22日の「即位礼正殿の儀」に合わせ、同日付で恩赦の実施を決定しました。

鈴村:こちら、ネットの反応はいかがでしたか?


米重さん:やはり「時代に合わない」「合理性がないのではないか」といった意見が非常に多いですね。代わりに「奨学金の徳政令」など、もっと実のあることにした方が良いのでは?という意見がかなり見られました。


鈴村:まずは「恩赦」がどういうものなのか、改めて教えてください。


米重さん:恩赦とは、天皇陛下の結婚や即位などの国家的慶事に合わせ、政府が罪を犯した人に対してその刑を軽くしたり消滅させたりして、社会復帰を促す制度のことです。


鈴村:今回の「恩赦」の具体的な規模や内容はどのようになっているんでしょう。


米重さん:ひと言に「恩赦」と言っても日本では5つの種類がありまして、今回はその中でも一番軽い「復権」という措置がほとんどです。具体的には、比較的軽い交通違反で運転免許を取り上げられた人や、選挙違反で公民権を取り上げられているような人の権利が回復したり、となります。


鈴村:過去の恩赦にはどういったものがありましたか?


米重さん:今までの恩赦はもっと大々的にやっていまして、前回の代替わりのときには、1989年2月の「大喪の礼」と1990年11月の「即位礼正殿の儀」の2回にわたって恩赦が実施されました。特に89年の恩赦に関しては、有罪判決の効力を失わせる「大赦」
という種類の恩赦が行われ、対象者は1017万人というかなり大規模なもので、さらに、90年にも250万人が対象となりました。


鈴村:この「恩赦」について問題になっていることはあるんでしょうか?


米重さん:裁判所が出した判決の結果を、内閣の判断によって天皇陛下が赦す…という流れが「司法」「行政」「立法」の「三権分立」の原則に障ってくるものではないか、という意見はありますね。


そして、今日の #スズコメ はこちら。



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