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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.01.24

第39回 大阪国際女子マラソン

null今知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

金曜日は『スポーツ』をキーワードにお届けします。今日、お話を伺うプロフェッショナルは、フリーライターの松原孝臣さんです。
松原さんに取り上げていただく話題はこちら!


【第39回 大阪国際女子マラソン】

エリザベス:明後日開催される、第39回大阪国際女子マラソン。この大会は、東京オリンピック女子マラソン代表の最後の1枠をめぐる選考レースでもあるということで注目が集まっています。


山崎:まずですね、長距離界で話題となっているニュースといえば、国内外のマラソン、駅伝レースを席巻している、ナイキの厚底シューズ。世界陸連が禁止するかもしれないみたいな報道もありましたが、今後、東京オリンピックに向けて考えられる選手たちへの影響はどんなことがありますか?


松原孝臣さん:今月中には、規制するのかどうするのかの結論は出ると思うんですけど、一番問題なのは、どうするのかを早く決めてあげないと選手は不安でしょうがないということなんですよね。実際に規制するとなれば、選手全員が規制されるわけで、そこは同じスタートラインなので、いつまでも、どうなるのか?という不安を抱かせるような展開というのは良くないと思いますね。


山崎:結論は早く出してほしいということですね。そして、大阪市ヤンマースタジアム長居陸上競技場を発着点とする42.195?で行われる『大阪国際女子マラソン』、気になるレース展開や注目ポイントを聞いていきたいと思いますが、まずは、どんな意味を持つ大会なんでしょうか?


松原孝臣さん:マラソンの日本代表は3人。3枠あるんですが、そのうちの2枠は、昨年9月のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で決まっていますので、残りの1枠を争う選考レースのひとつになります。


山崎:そんな中、注目の選手が3人。福士加代子選手、松田瑞生選手、小原玲選手がいますよね。この大会では、それぞれどんな結果が期待されているんですか?


松原孝臣さん:この3人はそれぞれ立ち位置が異なっている選手たちなんですけど、まず、やっぱり、福士選手はトラックも含めてオリンピックに4回も出ているので、もうレジェンドといっていい選手ですね。その経験をどう活かすか、本当にベテランの力っていうのが楽しみな選手ですよね。松田選手は、マラソンは今まで3回しか走ったことがない、まだ経験の浅い選手なんですが、実は、一昨年の大阪国際女子マラソン、マラソンデビューのレースで2時間22分44秒という好記録を出して注目された選手なんですね。選考対象になるには2時間22分22秒という選考記録を破らないといけないですけれども、松田選手は、その後に走ったベルリンマラソンで2時間22分23秒という記録だったんですね。


山崎:おわぁぁ〜!刻んできた!けど…、あと1秒!!


松原孝臣さん:なので、基準記録を破る近いところにいるんですよね。


山崎:小原玲選手も、福士選手、松田選手とも違うスタンスで大会にでるんですか?


松原孝臣さん:その2時間22分22秒を破る選手が大阪、名古屋で出なかった時はMGCで3位になっている小原選手がオリンピック代表になるんですね。なので、大手をかけている状態なんですけども、ただ、彼女の場合は、リオデジャネイロオリンピックの時に選考レースでわずか1秒で代表になれず、MGCもあと4秒早ければ2位で内定していたんですね…。その悔しさもあって、今回、自力で決めたいと出てきたんですね。


山崎:うわぁっ…、結果を待つじゃなくてか…。陸上の、特に長距離って過去に選考レースで代表を選ぶときにいろんなね、皆さんの感情が動いたりっていうこともありましたしね、ここはスッキリ自分の力で取りに行くんだと。


松原孝臣さん:そうですね、待つよりも自力でっていうことですね。


エリザベス:なるほど。


山崎:だからといって、ベテラン福祉が黙ってないぞ!みたいなところもありますし(笑)。


松原孝臣さん:いつも飄々としていますが、内心は本当に芯の強い選手なので楽しみですよね。


山崎:どんなレース展開が予想されますか?


松原孝臣さん:今回、ペースメーカーというペースを作る先導役の選手が付くんですけども、その記録を破るために早いタイムで引っ張っていくと思うんですね、なので、スタートから高速レースが展開されると思います。


山崎・エリザベス:おぉぉ〜〜!!


山崎:最後までこの3人が先頭集団で並んでたらもうね、これはもう、楽しみが止まらないですよ!


松原孝臣さん:今回は1km毎にペースメーカーにこれくらいのタイムで走ってくれっていう指示を出すスタッフも付きます。これは初の試みなんですね。


山崎:じゃあ、2時間22分22秒は切るだろうって、松原さんは思われますか?


松原孝臣さん:かなあ?と、可能性は結構高いと思いますね。


山崎・エリザベス:おぉぉ〜〜!!


松原孝臣さん:ただ、問題は、当日の天候で、あまり冷えすぎると逆にペースが落ちてしまうので良い気象条件に恵まれてほしいですね。


エリザベス:そっかぁ。


山崎:明日、明後日の天気か。それにしても松原さん、良い声ですね!(笑)


松原孝臣さん:そうですか?(照)


そして、今日の #シゲコメ はこちら。





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