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今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

20.02.17

新型肺炎、事態は新たな段階に

nullいま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!

今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。


新型肺炎、事態は新たな段階に

このニュースのあらましは…


東京都や神奈川県、和歌山県などで相次ぐ新型コロナウイルスの感染について、専門家は「市中で感染が拡大している恐れがある」と指摘しています。人混みを避けたり、手洗いを励行したりして、感染予防に引き続き努めるよう呼びかける一方、軽症ですむ場合も多いことから、冷静な対応を求めています。


鈴村:こちらネットの反応はいかがでしたか?


米重さん:仕事や経済への影響を懸念する声が非常に多いですね。あとは東京オリンピックや、来月に開催を控えている東京マラソンへの影響を心配する声も目立ちます。


鈴村:「市中で感染拡大」とはどういう状態なんでしょうか?


米重さん:これまでは、中国・武漢での滞在歴がある人や、その人との接触があった人…いわゆる“中国エピソード”のある方の感染が確認されていましたが、最近になって感染が確認された方の中には、そういった人たちとの直接の接点がない方も見られるようになったんです。すでに日本国内でも人から人への感染が広まりつつあるということで、これを「市中感染」と呼びます。


鈴村:「市中感染」の広がりを受け、政府は今後どのような対応をしていくのでしょうか。


米重さん:これまでは日本にウイルスが入ってこないよう“水際対策”に力を入れてきましたが、すでにそういう段階ではなくなってきているので、厚生労働省も「フェーズが変わった」と表現しています。今までのようなスタンスだと、これからもし感染者数が増えた場合に医療機関がパンクしてしまいますので、軽度なら自宅治療にして、重症者のみを入院させる、というような方針に転換していくことも必要になるのかな、と思います。


鈴村:企業の活動などにはどんな影響がありますか?


米重さん:こちらはすでにかなりの影響が出ていまして、展示会やカンファレンスなど催し物の中止が相次いでいます。これらは企業側にとっても貴重な商談機会ですので、大きな打撃になっています。あとは社員を在宅勤務に切り替えるなど、働く側にも影響が広がってきていますね。


鈴村:感染を防ぐにはどのような対策をすればよいのでしょう?


米重さん:厚生労働省が推奨しているのは「手洗い」「うがい」の励行と、あとは「咳エチケット」ですね。飛沫感染を防ぐため、マスクの着用を呼びかけています。



そして、今日の #スズコメ はこちら。




過去の #スズコメ #シゲコメ を音声でCHECK!!


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