20.11.12
芸能界で広がる、Instagramのなりすましアカウント
いま知っておくべき注目のトレンドをネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します!!
今日は、いま気になる・人に話したい旬のネタをお届けするネットニュースサイト『ねとらぼ』の編集長・加藤亘さんにお話を伺いました。そして、加藤さんが取り上げたニュースはこちらです。
芸能界で広がる、Instagramのなりすましアカウント
ザベス:お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司さんが6日、自身のSNSにて、山内さんを装ったInstagramの“なりすましアカウント”を告発しました。芸能界では同日、ほかのお笑いコンビからも被害報告が相次ぎ、とくにお笑い業界の中で偽物のアカウントが広まっているようです。
田口:「なりすまし」とは、自分ではない“ある特定の人物”のふりをしてSNSのアカウントを作ったり運営したりする偽物のことで、最近は特にお笑いコンビの方々が被害にあっているという状況なんですね。
加藤さん:今月6日にお笑いコンビ「かまいたち」の山内健司さんが、山内さんを装ったInstagramの偽アカウントを確認したと報告し、「メッセージ送ってきたり、お金あげる系の事を言ってくるらしいですが、僕ではありません」と、金銭の授受に関するダイレクトメールを送っていることに対して注意を呼びかけました。
Instagramにある山内さんの偽アカウントは、アイコンを山内さんと同じものにしていて、フォローしないと投稿が見られない「非公開アカウント」となっています。また、プロフィール画面には「私がInstagramでフォローしている幸運な人々のために、これまでのサポートに感謝します。それが有用で役立つことを願っています」といった、翻訳機を通したような怪しい日本語が並んでいるのが特徴です。
加藤さん:そして同日、お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザーさんも「Instagramになりすましアカウントが存在し、ダイレクトメールで金銭の授受を提案しているそうです」と、山内さんと同様の注意を呼びかけました。
カズレーザーさんのなりすましアカウントは、アカウント名がアルファベットで「 k・a・z・l・a・z・e・r・r」 と、最後の「r」がひとつ多くなっていますのでご注意ください。
田口:ここまで注意してアカウント名はあまり見ないですよね。
加藤さん:あんまり見ないですよね。で、さらに同じく6日、お笑いコンビ「ANZEN漫才」のみやぞんさんも「まだなりすましの僕がいます」と報告し、「僕からダイレクトメールなど送る事は無いです」と注意を促しています。また、所属事務所・浅井企画の公式サイトに掲載されているのが本物のアカウントですので、「公式ホームページからインスタに飛んでください」と訴えています。
なりすましアカウントは、Instagramのアプリから簡単に「通報」することができます。かまいたちの山内さんも「みんなで通報しましょう」と、偽物アカウントの停止を狙った呼びかけを行っています。芸能人から金銭授受のDMが来ても、けっして個人情報を教えないようご注意ください。
田口:我々メディアがこういう風にお伝えしても、ファンの層が違う場合もありますからね。そういったジャンルごとに通報をしても、また新たなアカウントが生まれては消え、生まれては消え…という風になってくると、リテラシーを高めていくほかにこれを回避する方法はありませんね。
加藤さん:本当にそうですね。向こうは手を変え、品を変え…ですからね。
田口:例えば、有名人の方には「公式マーク」をつけるということで、この問題は回避することはできないでしょうか?
加藤さん:それに関しては、例えばTwitterでは全く別のアカウントとして公式マークを取得したのち、アカウント名を変更して、公式マーク付きの有名人であるかのように騙す、という手口もあったりするんです。
田口:公式マークというバッジがついていてもそれを信じられないとなると、もういよいよ何を信じたら良いのかという…。
加藤さん:芸能人の方の場合、公式サイトからリンクを貼っている場合が多いので、そちらから確認していただくのが一番良いかと思います。
田口:どんな状況であれ、SNSを通じて自分の個人情報を開示することは出来れば避けていただきたいですね。
そして、今日の #タグコメ はこちら。
"リポビタンD TREND NET” #タグコメ① #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 12, 2020
今朝は【芸能界で広がる、Instagramのなりすましアカウント】
課題なのは、アカウントが売れるというマーケットが存在していることですよね。僕もYouTubeで登録者が5万8千人いるんですが、海外から600万で売ってほしいというメッセージが来るんです。
"リポビタンD TREND NET” #タグコメ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 12, 2020
ツイッターでは公式バッジのついたものは一千万円を超える価格で売られていると言われているんですね法律的にはグレーとされているんですが、実際誰がやっているのかはわかりずらい、と。タダほどおいしいものはないので、みなさん気を付けてください。