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21.06.11

全米女子オープン制覇【笹生優花選手】をピックアップ!

nullネットニュースの内側にいるプロフェッショナルが、注目のニュースを読み解きます。

今日は、全米女子オープンを制覇した女子プロゴルファー【笹生優花選手】をピックアップします!


吉田:アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコの名門「ザ・オリンピッククラブ」で、現地時間の今月6日まで行われた女子ゴルフの最高峰「全米女子オープン」は、笹生優花選手が、畑岡奈紗選手との史上初となるプレーオフ日本勢対決を制して、19歳351日で大会史上最年少優勝を果たしました!
日本勢が海外女子メジャーを制したのは、1977年に「全米女子プロゴルフ選手権」を制した樋口久子選手、2019年に「AIG全英女子オープン」を制した渋野日向子選手に続き、これで3人目となります。


ユージ:日本人の父とフィリピン人の母を持つ笹生優花選手の活躍は、日本とフィリピン、どちらの国でも大きなニュースとして取り上げられています。笹生優花選手について、ゴルフジャーナリストの舩越園子さんにお話を伺いました。


船越さん:まずメジャー大会というのは、男子の場合だと年間に4つありますが、女子の場合は5つあります。その中でも全米女子オープンは、1946年からやっている一番古い大会。もともとは、アメリカの女子ゴルファーの中のナショナルチャンピオン、アメリカで1番の女子チャンピオンを選び出す趣旨で始まった大会ですが、それが転じて今では、世界の女子ゴルファーの中の1番強いチャンピオンを選ぶ大会になっています。全米女子オープンというのは、そういう意味で世界最高峰の女子のメジャー大会と言われています。
今回の全米女子オープンは、日本人選手が11人エントリーしていました。これは笹生選手を日本人とカウントした場合の11人ですが、その中で予選を通過したのは3人だけ。その中で笹生優花選手、 畑岡奈紗選手のふたりが最終的に通算4アンダーで首位に並び、サドンデスのプレーオフを戦い、勝ち抜いて優勝したのが笹生選手、惜しくも2位になったのが畑岡奈紗選手、という結果ですね。


吉田:日本勢初優勝というだけでなく、大会史上最年少優勝という記録も打ち立てた笹生優花選手。そのプレースタイルはベテラン選手も顔負けのものだ、と舩越さんはおっしゃっています。


船越さん:笹生選手は、やはり下半身をものすごく小さい頃から鍛えてきたということで、安定感と安定した土台から打ち出されるパワー、このふたつが何よりの武器になっていると思います。プラス、肉体的にも技術的にもすごい自信を持っているので、その自信から湧き出すメンタル面の強さもすごく感じられます。史上最年少というと、時には若さゆえに怖いもの知らずだからとか、いわゆるビギナーズラックじゃないか?という見方もよくされますが、笹生選手の場合は、若さゆえの怖いもの知らずではなく、本当に怖いものが無いというくらい強い選手、すでに100に近いくらいの完成度があると私は思います。
今回、史上最年少のメジャー優勝を成し遂げて、本当ならここで舞い上がって有頂天になるくらいの偉業を達成したわけですが、それでもすぐに「次に向けて備えます。」と気持ちの切り替えがものすごく早く、そして次に向かっての欲望、渇望みたいなものをすでに持っているので、そういうモチベーションを持っていれば、色々な武器「下半身の安定感」「パワー」「自信」といったところに「モチベーション」が加わるので、2つ目、3つ目のメジャータイトル、最終的にはグランドスラムも夢じゃないかもしれませんよね。


ユージ:そんな笹生優花選手に、渋野日向子選手。女子ゴルフにおける日本勢は、メジャータイトルを獲得した現役選手が2人いるという、これまでにない時代に突入しています。


船越さん:笹生選手は今回の優勝によって、アメリカの女子ツアーに5年のシードを取りましたので、これからアメリカに挑戦していくと思われます。いただいたものは活かせばいいわけで、彼女はこれからアメリカでもっと頑張ってくれると思います。
ただ私が今回思ったのは、渋野日向子選手が全英女子オープンで優勝して、今回笹生選手が全米女子オープンで優勝したと、ふたりともアメリカツアーを経験することなくメジャーを獲ったわけです。これは10〜20年前なら全く考えられなかった現象だと思います。昔は、日本人選手がアメリカもしくは世界に出て、そこで経験を積んだ上でやっとメジャーに挑戦して、勝てるかどうか…?そして、樋口久子選手以外はなかなか勝てなかった。だからもっとアメリカに、世界に出ななければと言ってきましたが、今回、渋野選手・笹生選手と続けざまに、日本から挑戦してメジャーを獲った実績ができたので、もしかしたら、すでに日本の女子ゴルフのレベルがものすごく上がっていることが、今回実証されたのではないとか思います。
これからは、出たい人・出られる状況になった人は、アメリカに行って経験を積むことは良いと思いますが、必ずしもアメリカに行かなきゃダメなのか?といえば、私はそうじゃないと思い始めました。実際、河本結選手はアメリカからの撤退、向こうでは合わないので日本でやる、と先日表明したばかりですし、渋野選手はいまアメリカでやろうと色々挑戦していて、それは良いことだと思いますが、ただ、道はひとつではないぞ、ということが今回分かったと思いますので、これからは各選手が、いろんな道をいろんな考えのもとに目指していく、多様化の時代になっていくんじゃないかなと私は思います。


ユージ:ますます楽しみですよね、女子ゴルフも盛り上がっていますから。男子もすごいですけれど、女子もすごい!僕は畑岡奈紗選手もすごいと思っていまして、引き続き女子ゴルフは日本勢の活躍に期待していきましょう!


そして、今日の #ユジコメ はこちら。




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