25.10.10
サッカー日本代表、強豪との国際親善試合へ

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「サッカー日本代表、強豪との国際親善試合へ」
吉田:北中米ワールドカップの開幕まで、あと8ヶ月。共同開催国であるアメリカ、カナダ、メキシコの3カ国を除いて世界最速でワールドカップ出場権を獲得した日本は、大会へ向けて着々と準備を進めています。そんななか次に控えているのが、国際親善試合。サッカー日本代表は、まず今夜、大阪「パナソニックスタジアム吹田」でパラグアイ代表と対決。さらに10月14日には、東京「味の素スタジアム」でブラジル代表と戦います!
ユージ:コメントは、サッカージャーナリストの河治良幸さんです!まずは、今回の国際親善試合に臨む代表メンバーについて!
河治さん:まず第一にはキャプテンの遠藤航選手が怪我で辞退になってしまったというのがすごく大きいですけど、森保一監督はチームキャプテンというのは基本的には誰か決めずに、試合ごとにキャプテンマークを巻く選手が出てくると、基本的には1人1人のリーダーシップを促したいので「特にこのシリーズでのキャプテンは決めません」っていう風に言ってました。あとはやっぱり怪我人が多いっていう中で、逆に言えば新しい選手だったりとか、これまでにそれまで出場機会がなかった選手たちにはすごくビックチャンスなので、今、怪我人はセンターバックに多いんですけど、そこでも鈴木淳之介選手っていうこれまで国内組でも湘南ベルマーレで活躍してその時に代表で初めて入って、そこからデンマークのコペンハーゲンに移籍した選手がいて、そういった選手たちがここで改めて活躍すれば、ここから先のA代表定着、さらにいえばワールドカップに選ばれるっていうところに入ってくる可能性も高くなるので、そういうところも注目したいと思います。あと一方で最終予選の主力メンバーだった谷口彰悟選手がアキレス腱の怪我でしばらく離脱してたんですけど、そこからクラブで復帰してスタメンで出るようになって、ようやくA代表に戻ってきたので、彼の活躍と遠藤選手がいない中でのリーダーシップに期待したいと思います。
ユージ:ベテラン勢に怪我が多い日本代表において、河治さんが注目されていたのは、センターバックの2人!現在デンマークのクラブチーム「FCコペンハーゲン」に所属している、鈴木淳之介選手!そして、怪我から復帰した、ベルギーの「シント=トロイデンVV」に所属している谷口彰悟選手!チームを引っ張る活躍ができるかどうか。ここにも注目です!
吉田:そんなチーム事情がありながらも、現在、FIFAランキング19位の日本代表が戦うのは、現在37位のパラグアイ代表です!
河治さん:パラグアイは本当に守備が硬くて、南米予選でもかなり失点数が少なく、そこでしっかり守りながら前線にロングボールを入れて、フォワードの強い選手たちが得点を決めて勝つっていう、かなりストロングなところがはっきりしているチームで、それでいてゲームプランというか相手の嫌な事をどんどんやってくるようなところもあります。だから南米の中で言うと、ブラジルやアルゼンチンのような明らかなタレント揃いな強豪ってわけではないけど、日本からするとすごい戦いにくい相手なので、ここでパラグアイと対戦することによってより本番モードに近い形で、肌感覚というかそういったものを得ることができるのかなと思いますね。
吉田:そして最も注目なのが、10月14日に行われる国際親善試合。現在、FIFAランキング6位、ブラジル代表との戦いです!
河治さん:ブラジルは今、カルロ・アンチェロッティ監督。もともとレアル・マドリードとかで監督をしていた名将なんですけど、彼が外国人監督としてブラジルにやってきて、名門復活というものを掲げています。その中であんまり今は固定した主力を決めすぎずに、わりとラージファミリーというか、大きなグループの中で選手を使い分けたりとか、シリーズごとに呼ぶ選手が違ったりとかしてるんですけど、ブラジルも日本と同じで怪我人が結構出ていて、メンバー発表のあとに何人か離脱だったりしてるので、そういった台所事情の中でブラジルを新たに引っ張っていく選手が求められていて、そこをアンチェロッティ監督がどう見極めていくか。ただ、第一戦で韓国と戦うので、そこである程度のベストメンバーをバーンとぶつけていくと、もしかすると日本戦はそこからのターンオーバーというか、多少メンバーが変わったりとか、中には韓国戦から引き続きスタメンという選手もいると思うんですけど、どういったメンバーになっていくというのは今のところ未知数です。ただ、そうはいってもブラジルなので誰が出ても上手いし強いし速いしってことで、そういった相手に日本がどうやって戦っていくか。たぶん押し込まれる時間も多くなっていくと思うんですけど、やっぱり気持ちの部分では引かずにできるだけ前で戦いながら、でもやっぱりそれでも押し込まれる時にどうやって粘ってまた自分たちの時間を作っていくかという戦いが求められます。またブラジルって日本ではこのA代表で勝ったことがないので、そこでの勝利っていうのも大きな自信になるのかなと思います。
ユージ:パラグアイやブラジル相手であっても、まずは「点を取れるプレー」をして欲しいです!そして守りもタフに!それが出来て初めて、ワールドカップでさらなる成績を残せるはずです!サッカー日本代表 対 パラグアイ代表は、今夜7時20分頃、大阪「パナソニックスタジアム吹田」でキックオフです!