network
リポビタンD TREND NET

今、知っておくべき注目のトレンドを、ネットメディアを発信する内側の人物、現代の情報のプロフェッショナルたちが日替わりで解説します。

25.10.17

サッカー日本代表、ブラジルに初勝利

null

金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。
今朝のテーマはこちら!


「サッカー日本代表、ブラジルに初勝利」

吉田:サッカー日本代表は10月14日、東京スタジアムで行われた国際親善試合でブラジル代表と対戦。前半は2失点と劣勢でしたが、後半に一挙3得点をあげ、大逆転!ワールドカップ最多5回の優勝を誇るサッカー王国であり、これまで一度も勝てなかったブラジル代表に通算14試合目にして、初めて勝利しました!


ユージ: コメントは、サッカージャーナリストの河治良幸さんです!まずは、日本代表にとっては歴史的な試合となったブラジル代表との戦いを振り返って頂きました!


河治さん:ブラジルが相手という事で厳しい試合になるという事は想定出来たんですけど、ただ、日本代表の今の実力からみると、こういう事が起こってもおかしくはないなと思っています。ただ、やっぱり前半0-2になってしまったので、カタールW杯の時も0-1になってからドイツに逆転したりとか、スペインに対してもそうだったんですけど、さすがに0-2になると難しいというのはやっぱりブラジルもこれまで2-0とリードしてから歴史上逆転負けをしたことがなかったので、さすがに後半難しいなとは思いました。ただ、流れを見ると本当にアグレッシブな戦い方でボールを前から奪いにいって、相手のミスを誘うってとこもすごくプレシャーがかかったとこからそういう状況を作って1点を返しました。そこからの攻撃っていうのも本当にアグレッシブで、ブラジルがなかなか解決策を見いだせないままどんどんなし崩しになってしまいました。まさしくカタールW杯のドイツとかスペインを思い出しました。ただ、その再現っていうだけじゃなくて、前半も押されてはいても自分達なりにチャンスを作ったりというのもしていたので、90分通してもブラジルと互角以上にプレイ出来た結果かな、と見ています。


ユージ:キャプテンの遠藤航選手をはじめ、主力メンバー達が怪我などを理由に多数欠場していた中で、ブラジルと互角以上に戦えたというのは、日本代表にとっては本当に大きな経験となりましたね!ちなみにブラジルでは、今回の敗北を様々な形でメディアが大きく報道しているそうです。


吉田:2022年のカタールW杯ではドイツ代表とスペイン代表に勝利し、世界に衝撃を与えた森保ジャパン。次の目標を見据えて、新たなスタートを切ってからおよそ3年。先日のブラジル代表との戦いの中で、さらに成長を遂げた「第2次森保ジャパン」の姿が見られたそうです。


河治さん:やっぱり目の前で起きる事に対してしっかりと話し合いながら解決策をみんなで見いだしていくことが出来る。それが第1次の時は手探り感があったんですけど、そこでカタールW杯を経験して達成感も悔しさもある中で「次に世界を狙うぞ」っていう目がそろっているので、困難に陥った時もどうすべきかっていうのを前向きに話し合えます。これはブラジル戦のロッカールームでもすごく見えたようで、とにかく選手達が議論をしていた。「いけるぞ!」とかじゃなく「どうしていけばここから同点に追いつけるのか、逆転できるのか」って事を真剣に話し合ってあの後半の戦い方が出来たという事なので、やっぱり森保ジャパンに限らず強いチームって、困難に陥った時にしっかり前向きに解決策を見いだす事が出来る。その為にベストを尽くしていくっていう個々が頑張るだけじゃなく、みんなで話し合いながら解決策を見つけ出していけるっていうのは、これはもうサッカーに限らずなんですけど、それが出来ている集団ってことです。だから本当にこれから成功を本気で目指していく集団になれているんじゃないかなと思います。


ユージ:試合の流れや、相手の戦術に煽られることなく、常にベストを尽くす事ができる。チーム全体のメンタルが強くなっている事も、世界のトップクラスに勝てる理由の1つかもしれません!


吉田:第2次森保ジャパンが掲げている大きな目標が「ワールドカップでの優勝」です。2026年6月に開幕する「北中米W杯」まで、あと8ヶ月。チームとして、これからさらに求められるのはどんな事でしょうか?


河治さん:強豪相手に十分勝ちに行けるって事はもう証明出来たと思います。ただ、やっぱりワールドカップで優勝するには極論8回勝たなきゃいけないです。もしかしたらグループリーグで1個負けがあるかもしれないですけど、8試合しっかり安定して勝っていかなきゃいけない。そこにしっかり8試合戦い抜く体力も含めてですけど、やっぱりそこでテンションの浮き沈みがあってはいけないので、ブラジル、ドイツ、スペインに勝ちましたけど「コスタリカには負けました」って事をやっていると、大体ランキングだったり力が似たチームと戦って勝てずに延長、PKで負けたみたいな事になってしまうので、やっぱり優勝するっていうのはそれだけすごく難しい事で、1試合強豪に勝つのとは訳が違います。だから、そこに向けてのどういうふうに常に安定していけるか、どんな状況でもブレずにしっかり優勝に向かっていくか、という事が必要になるので、かなり難しいトライにはなると思いますけど、そこに目指していくっていう資格は得たんじゃないかなというふうに見ています。


ユージ:「安定して勝てるチームになること」それが試される大切な試合が来月あります!11月14日にはガーナ代表と、11月18日にはボリビア代表との年内最後の国際親善試合。ガーナ代表もアフリカ予選をトップで通過です。ボリビアも最後の切符をかけた戦いに挑む直前ということで、日本代表に向かっていきます。次の戦いも負けられません!

  • X
  • Facebook
  • LINE
Top