25.11.07
ラグビーをピックアップ!

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「ラグビーをピックアップ!」
村田:再来年、オーストラリアで行われるワールドカップにむけて、2015年のワールドカップ以来の就任となるエディー・ジョーンズヘッドコーチのもと去年から新たな布陣でスタートをきっている、ラグビー日本代表。「第2次エディージャパン」2年目の締めくくりとして、いま行われているのが、世界の強豪国とぶつかり合うヨーロッパ遠征「リポビタンDツアー2025」です!大会前にあたる10月25日に国内でオーストラリア代表と接戦を演じたラグビー日本代表は、1日にイギリス・ロンドンにある「ウェンブリー・スタジアム」でこのヨーロッパ遠征の初戦を迎えました。相手は、世界ランキング1位、南アフリカ代表。残念ながら、現時点での力の差を見せつけられ、7対61と大敗。そんなラグビー日本代表の次の試合は、日本時間8日の21時40分から、アイルランド・ダブリンにある「アビバ・スタジアム」でアイルランド代表と戦います!
ユージ:スポーツジャーナリストの生島淳さんです!ラグビー日本代表によるヨーロッパ遠征、「リポビタンDツアー2025」。スケジュールを見てみると、ラグビーでは有名な国との戦いが続きますね!
生島さん:本当、そうなんですよ。先週、南アフリカと対戦する前に、オーストラリア代表戦非常に内容が良くて16対19と検討して勝てそうだったなというのでチーム力が上がったことを示したと思いました。10月25日に国立競技場でオーストラリア代表と対戦しまして、15対19と健闘。チーム力が上がったことを示したと思いました。間を置かずにリポビタンDツアー2025に出発し、南アフリカに7対61で敗れましたがここから11月8日に世界ランキング3位のアイルランド。11月15日に日本代表 対 ウェールズ代表(12位)。11月22日に日本代表 対 ジョージア代表で、全て格上の国と対戦することになります。
ユージ:いま日本代表を指揮しているのがエディー・ジョーンズヘッドコーチ。エディーヘッドコーチといえば、2015年のワールドカップで日本を率いて南アフリカを撃破した「ブライトンの奇跡」が有名ですが、先週の南アフリカとの戦いでは、悔しいですが完敗でしたね!
生島さん:まあ、南アフリカが強かったですね。いまのラグビーでは空中戦が非常に重要になっていて、日本も準備していたはずですが、南アフリカはさらに一段か、二段上の準備をしていた印象で完敗でした。ハイボールの処理という言い方をしていますけど、次の試合のアイルランド戦に向けて明確な課題が得られたんじゃないかなと思います。
ユージ:そんな「第2次エディージャパン」のテーマは“超速ラグビー”。改めて、いまの日本代表が目指しているラグビーのスタイルについて、そして現時点でそれがどこまでうまくいっているのか?教えてください!
生島さん:南アフリカ戦でも、早い球出しからいいテンポでアタックが出来ていた場面はありました。去年よりも着実に進歩している印象ですが、あまりにも相手が強すぎたということがありました。リーチマイケル選手が、試合後に「W杯の2年前に世界一のチームと試合が出来て、これでチームのスタンダードをワンランク引き上げられる。接点の強さ、勝負強さは、南アフリカこれまでとはレベルが違いました。世界一と戦ったのだから、今回の試合ではアイルランド代表、ウェールズ代表、ジョージア代表と自信をもって戦える」と話をしていました。
ユージ:そのアイルランド代表との戦いが、日本時間の8日にあります!アイルランド代表、どんなチームですか?
生島さん:世界ランキング3位ということで、北半球ではいちばん強いかなと思います。先週末は、オールブラックスと対戦して、試合開始早々にレッドカードで14人でずっと戦わなければいけない状況だったのですが、13対26と前半は十分戦えていてやっぱり強いなと思いました。協力FWが看板で、バックスも個々が強いです。驚くようなことはあまりしてこないのですが、南アフリカほどではないと思いますし、日本の選手たちも時差に慣れてきて、コンディションが上がっていることを期待したいです。
ユージ:日本にとっては、時差というものがありますからね。日本代表が、アイルランド代表に勝つためのポイントはどこでしょうか?
生島さん:先ほども話していましたけど、空中戦だと思います。アイルランド側からすれば南アフリカ戦の日本を分析したときに、これはハイボールが弱いなということでキックを蹴ってくると思います。そうなると、キック処理を担当するリーチマイケル選手、11番、14番、特に15番の早稲田大学の矢崎由高選手、彼らが重要になってきてボールをこぼしたとしても、しっかりと自分たちのボールにできれば、チャンスはあると思います!
ユージ:スポーツジャーナリストの生島淳さんでした。ありがとうございました!「リポビタンDツアー2025」。日本代表 対 アイルランド代表の一戦は、アイルランド・ダブリンにあるアビバ・スタジアムで日本時間の8日、夜9時40分キックオフです!