25.11.14
日米の野球トピックに注目!

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【日米の野球トピックに注目!】
ユージ:まずは、アメリカ・メジャーリーグから。
吉田:ロサンゼルス・ドジャースがワールド・シリーズを連覇して幕を閉じた今シーズンのアメリカ・メジャーリーグ。年間で素晴らしい活躍をした選手たちに送られる各アワードの受賞者が発表されていますが、いよいよ間もなく決定するのが、個人タイトルの頂点!「アメリカン・リーグ」と「ナショナル・リーグ」両リーグの最優秀選手、MVP!日本時間のこの後、朝8時以降に、専門局「MLBネットワーク」の番組内で発表されます。ナショナル・リーグMVP候補ファイナリスト3人の中には、大谷翔平選手の名前も挙がっていますが、今回受賞となれば、3年連続4度目の選出となります!
ユージ:スポーツジャーナリストの生島淳さんにお話を伺います。MVPの前に、まずは昨日のお話から!メジャーリーグにおける最優秀投手賞「サイ・ヤング賞」の発表がありましたが、山本由伸投手、惜しくも日本人初の受賞とはなりませんでしたね…!
生島さん:パイレーツのポール・スキーンズが受賞しました。山本由伸のワールドシリーズでの活躍を知る日本のファンは、「え、なんで?」と思われるでしょうが、これはレギュラーシーズンが終わったところでの記者投票なので、仕方がないんですよね。ですが、今年のポストシーズンでの活躍で山本のすごさは天下に知れ渡ったので、来年度以降、本命に挙げられていくと思います。
ユージ:そして、大谷選手!今年もリーグMVPの受賞が期待されていますね。
生島さん:こちらもレギュラーシーズンでの活躍が投票での対象となります。メジャー8年目はレギュラーシーズンで打率.282、55本塁打、102打点と文句なしの好成績を挙げただけでなく、6月に投手として復帰し、二刀流で地区優勝に貢献。ただし、今年のMVP候補ファイナリストには、フィリーズのカイル・シュワーバーと、メッツのフアン・ソトと強敵がいます。フィラデルフィアとニューヨークの記者は、地元選手推しとなるでしょう。文句ない成績ですが…、ここは難しいですが、トータルで考えたら大谷になるのではないかと期待しています!
ユージ:続いては、侍ジャパンの話題です!
吉田:来年3月に開幕するWBC、「WORLD BASEBALL CLASSIC」に向けたメンバー発表前の最後の強化試合が、明日とあさって、東京ドームで行われます。井端弘和監督が率いる野球日本代表「侍ジャパン」は、WBCの1次ラウンドで同組となっている韓国代表と、本番を見据えて2試合、戦います!
ユージ:WBC連覇に向けて、次の大会のヒーローになりそうな選手達は揃い始めてますか?
生島さん:先日行われたカープとの練習試合での先発オーダーは、岡林勇希(中日)、牧秀悟(DeNA)、森下翔太(阪神)、岡本和真(巨人)、小園海斗(広島)という並びでした。サトテル(佐藤輝明・阪神)などタイトル獲得者が参加していないさびしさはありますが、各球団の顔は揃ってますね。
ユージ:気になるのは現役日本人メジャーリーガー達の参加ですが、いかがでしょうか?
生島さん:メジャーリーガーとの最終交渉は、これからになるでしょう。井端監督としては、ドジャースの3人には加わって欲しいとのことですが、ワールドシリーズであれだけ投げた山本由伸は参加できるのか、日本の皆さん心配になってますよね。正直、チームの方針によるところがあるので分からないところがあります。ただ、来季からメジャー移籍が予定されている村上宗隆は、参加したいという強い意欲を持っているとも噂されます。連覇に向けて、日本オールスターで集まって欲しいですね。
ユージ:まずは週末の韓国戦ですが、どんなところに注目していますか?
生島さん:第1戦は曽谷龍平(オリックス)が先発予定ですが、日本とルールが違って、ピッチクロックが導入されたり、ピッチコムの対応を見ていきたいと思います。
ユージ:明日とあさって、東京ドームで行われる韓国代表との戦い、侍ジャパンの活躍に期待です!