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25.11.21

那須川天心選手と井上拓真選手が、世界タイトルを争います!

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金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。
今朝のテーマはこちら!


「那須川天心選手と井上拓真選手が、世界タイトルを争います!」

吉田:キックボクシングにおいて42戦無敗。「神童」と呼ばれた那須川天心選手が第2の格闘技人生の舞台に選んだのは、ボクシングのリング。2023年にプロデビューしたあと、これまで7戦無敗。去年10月にはWBOのアジア・パシフィック王座を獲得、今年2月には元世界王者のジェイソン・モロニー選手にも勝利し、世界ランキング1位まで上り詰め、8戦目にしていよいよ、初の世界タイトルマッチに挑みます。来週24日(月)舞台は、トヨタアリーナ東京。対戦相手は、元WBA世界バンタム級王者の、井上拓真選手です!


ユージ:スポーツジャーナリストの近藤隆夫さんにお話を伺いました!キックボクシングの世界で無敵を誇っていた頃からすでに人気ファイターとなっていた那須川天心選手。次は世界王座をかけた戦いという事で、周囲をザワつかせていますが、注目されている理由は、それだけではありません。それは、今回の対戦相手が、井上拓真選手だからです!


近藤さん:ボクシングの世界チャンピオンといえば、4団体統一スーパーバンタム級王者のモンスター・井上尚弥選手が有名ですが、彼の2学年下の弟・井上拓真選手も幼稚園児の頃からボクシングをはじめ、世界チャンピオンに上り詰めています。高校1年生でインターハイ優勝、高校3年生の時にプロデビュー、無敗の進撃を続けプロ13戦目でWBC世界バンタム級の暫定王者となりました。その後、2003年4月にはベネズエラのリボリオ・ソリス選手を破り、WBA世界バンタム級のベルトも腰に巻いています。しかし昨年10月、3度目の防衛戦で堤聖也選手に判定負けを喫しました。今回の那須川天心戦が1年1か月ぶりの再起戦になります。これまでのプロ戦績は20勝5KO2敗。KO率こそ高くはありませんが、強敵を相手に戦い続けてきた技術に長けた選手と言えます。そんな井上拓真選手は11月18日に公開練習を行い、好調ぶりをアピールしています。「世界王座に返り咲くというよりは天心選手に初黒星をつけたい、ここが1番のモチベーション。その準備は出来ています。」と話しており、那須川天心の踏み台にはならないとの思いを滾らせていました。


ユージ:「モンスター」井上尚弥選手の弟であり元世界王者の井上拓真選手に対して、いまだ無敗の那須川天心選手がどう戦うのか?今年のボクシングを代表する大一番が、いよいよ来週24日(月)に控えています。この勝負の行方を、スポーツジャーナリストの近藤隆夫さんはどの様にみているのでしょうか?


近藤さん:勝敗予想は関係者の間でも真っ二つに分かれています。スピードと勢いの那須川天心選手か、それともキャリアと技術で勝る井上拓真選手か。迷いますが、私の予想は那須川天心選手の判定勝ちです。この一戦に関しては、試合内容は問われません。勝つか負けるか、それがすべてです。ならば那須川天心選手が選択する戦術は1つのように思えます。持ち味であるスピードを活かしてのアウトボクシング。距離を保って足を使い、当てては離れるスタイルです。そのスピードに井上拓真選手がついていくのは難しいのではないかとみています。自らのパンチは当て相手には打たせない戦い方で、那須川天心選手優位のラウンドが重ねられていくのではないでしょうか。ただ、気になることもあります。拓真選手の兄・井上尚弥選手が、この試合の話が持ち上がった時に大橋ボクシングジムの会長大橋秀行会長にこういったそうです。「絶対に勝つからやらせてください」。井上陣営が那須川天心選手の動きを封じる予想のつかない作戦を練り上げていたとしたら、まさかの展開がリング上で見られることになるのかもしれません。


ユージ:いやー、これは個人的には見たいけど、見たくないみたいな、どっちかが勝つのはどうなんだろう、みたいなそれくらい注目のある試合だと思います。WBC世界バンタム級王座決定戦『那須川天心 対 井上拓真』来週24日(月)、「トヨタアリーナ東京」でゴング!僕もこの試合は楽しみにしております。試合の模様は動画配信サービス「Prime Video」で独占ライブ配信されます!


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