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25.12.05

国内サッカー白熱!J1優勝の行方は?

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金曜日の「トレンドネット」は、「スポーツ」をキーワードにお届けします。
今朝のテーマはこちら!


「国内サッカー白熱!J1優勝の行方は?」

吉田:2月に始まったリーグ戦も、いよいよ明日、最終節を迎えます。優勝争いは最後までもつれ込み、結果は明日の試合で決まります。現在、首位となっているのは鹿島アントラーズで勝ち点73。2位は柏レイソルで勝ち点72。両チームの点差はわずか1点!明日の最終節、鹿島アントラーズはホームで横浜F・マリノスと柏レイソルはホームでFC町田ゼルビアと戦います!


ユージ:今シーズンのリーグで強さをみせた、鹿島アントラーズと柏レイソル。この2チームには共通点があります。それは「今シーズンから新監督のもとでチームを立て直した」という事。コメントはサッカージャーナリストの河治良幸さんです!まずは、鹿島アントラーズから!監督は去年まで川崎フロンターレを指揮して数々の栄光を残し、今年から鹿島アントラーズの監督に就任した鬼木達監督です!


河治さん:鹿島に関しては、鬼木さんが就任した時に「川崎フロンターレみたいなサッカーをやっていくんじゃないか」っていう世間のイメージが結構ありました。それには少し時間がかかるんじゃないかと。実際にビルドアップだったり、攻撃面の構築をしていく上でボールの繋ぎとか、動かして相手を崩すみたいなところが「なかなか理想の様にはいってないな」っていうところは見える一方で、今いる選手達の戦力と特徴を見極めてうまく配置をしながらやるべきタスクを与えて、しっかり勝ち切る、勝つっていう事から逆算して何が必要かっていうところに凄くフォーカスしている1年間だなと思います。その中でもちろんベースにしていきたいところはあるんでしょうけど、今やれる事の中で最大値化をして勝負に勝っていくっていうところがすごく見られます。本当に勝つ事へのこだわりっていうのは、もちろん鹿島アントラーズってクラブがもともと持っていたものなんですけど、そこを鬼木さんが改めて再認識をさせて向かってるというところが、1つ1つの勝負へのこだわりっていうところが、勝ち点0を1に、1を3にっていう試合を生んでいるのでその積み重ねかなと思いますね。


ユージ:チーム全体をビルドアップしながらも「勝ち」にこだわる。これってとても難しい事ですよね。それでも就任1年目で首位を獲得できたのは、やはり鬼木監督が持つ「選手たちを導く力」。その手腕の凄さを物語っていると思います!


吉田:続いては、現在2の柏レイソル!今年からチームの指揮をとっているのは、カルド・ロドリゲス監督。過去に徳島ヴォルティス、浦和レッズの監督を歴任し、その指導力に定評がある名監督です!


河治さん:リカルド・ロドリゲス監督が就任するって決まった時に、攻撃的なボールを動かして攻め切るっていうサッカーが「どれだけレイソルで浸透するのかな?」って不安視する声も期待と不安で半々だったのかなって思います。やはり元々いる選手もそうですけど、リカルド・ロドリゲス監督と共に入ってきた、新加入の小泉佳穂選手だったり、そういった選手たちがしっかりとやりたいサッカーにマッチしていること。もともと就任前から、リカルド・ロドリゲス監督が要求した選手っていうのを強化部もしっかり汲み取って補強したっていうところがすごく良かったと思います。それからレイソルがもともと真面目な集団というか、監督が求めることに関して真摯に向き合っていくというところがあるので、それが思った以上に早い段階でのチーム作りを達成させたのかなと思います。その中で勝負っていうところになってくると、どうしても難しい局面もあると思うんですけど、状況に応じた戦いというか、そこのバランスがすごい良かったので、まだまだレイソルとしては多分リカルド監督のやりたいサッカーっていうと道半ばなんでしょうけど、その中でしっかり勝利を勝ち取れるチームになっているかなと思います。


ユージ:「監督と選手達の向き合い方も大事」というのが、柏レイソルの活躍から学べることかもしれません!


吉田:最後に、サッカーにおける監督の存在について、河治良幸さんにまとめて頂きました。


河治さん:監督というのはチームの方向性を与える存在であり、それによって選手がどれだけ納得してついて行くか。サッカーって戦術もチーム作りも絶対ってものがないので、どれだけ選手に信じ込ませてサポーターも信じ込ませて勝利に向かっていくかが大事な要素になってきます。ただ1つ言えるのが監督を支えるコーチっていうのがすごく大事で、ここの評価を見誤ると「監督だけが持ち上げられて」ってなってしまいます。例えば柏レイソルはロドリゲス監督を栗澤僚一コーチや大谷秀和コーチ、染谷悠太コーチっていう柏の哲学を持った、柏で育ってきた選手上がりの指導者が支えてるっていうところがすごくポイントだなと思いますし、鹿島アントラーズに関しては、去年の終盤戦に監督としてチームを率いていた中後雅喜さんが鬼木さんを支えたりだとか、あとは柳沢敦さんや田中誠さんっていう方々がコーチとして支えてるっていうのが大きいので、そういったところもしっかり評価するべきなのかなと思います。


ユージ:チームを勝利に導く監督と監督が持つビジョンを理解して選手達に伝えていくコーチ。力強いスタッフがいるからこそ、チームが強くなる!これはどのスポーツにも言える事かもしれません!サッカーJ1リーグ。最終節は明日、行われます!

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