20.11.09
「アメリカ大統領選」について
今日は、報道ベンチャーの株式会社「JX通信社」代表取締役・米重克洋さんにお話を伺いました。米重さんが注目したネットの話題はこちらです。
「アメリカ大統領選」について
このニュースのあらましは…
3日に投票が行われた米大統領選で、民主党候補のジョー・バイデン前副大統領が
現職のトランプ氏を破って勝利を収めることが確実となり、バイデン氏は勝利宣言を行いました。
青木:米重さん、こちらネットの反応はいかがでしたか。
米重さん:当確まで非常に時間がかかりましたので「やっとだ」という声が目立ちます。バイデン氏の当選を歓迎する声が多いんですが、一方、選挙で不正があったというトランプ氏の主張をを受けてか、結構「陰謀論」を唱える声も目立つのが今回の特徴ですね。
菅総理がバイデン氏宛に祝意を示すツイートを送ったんですが、そういったツイートにも陰謀論を唱える人たちから抗議のリプライがついたりしているようです。
青木:今回の選挙は当選確実が出るまで、かなり時間がかかりましたよね。
米重さん:そうですね。接戦州での競り合いがかなり激しかった、というのがひとつ大きな理由としてあります。というのも、接戦州では開票率が90%を超えても1ポイントにも満たない差しかない、というところがかなりありました。例えばアリゾナ州やジョージア州などは、いまだに各社揃っての当確は出ていないんですが、今回の決め手となったのは、ペンシルベニア州の当確が出たことがきっかけとなっています。
もうひとつ理由として挙げられるのは、今回は郵便投票が非常に多く、そちらの開票に手間取った、ということが言われています。というのも、今回の期日前投票は全体で1億票を上回っていて、郵便投票はそのうち3分の2を占めているということなんです。そして、今回の開票作業は、コロナの影響で職員数も減らしていましたので、かなり厳しい作業を強いられたということが言えると思います。
青木:今回の選挙は日本でも非常に注目されましたから、アメリカの大統領選挙の制度について初めて知った方も多かったでしょうね。かなり複雑でややこしい面が多かったですよね。
米重さん:そうですね。日本みたいに分かりやすい仕組みではないので、そこが面白いところでもあり、複雑で難しいところでもありますよね。
青木:2016年、前回の大統領選は世論調査がまったく当たらなかったと言われていますが、今回はどうだったんでしょうか?
米重さん:結論から言うと、「当たった」と言って良いと思います。私も度々選挙の調査などを手掛けていますが、今回の調査と開票結果を比べてみると、フロリダ州やオハイオ州などは調査よりも若干トランプ氏が強かった、ということを除けば、概ね誤差などで説明がつく範囲だと捉えています。
接戦州はきちんと事前に「接戦」と予想が出来ていましたし、バイデン氏が優勢な州でトランプ氏が勝ったり…といった逆転現象みたいなことも起きませんでしたので、前回の調査から全体的に大きく改善した、と言えると思います。
青木:バイデン氏の勝因はズバリなんでしょう?
米重さん:ひと言で言うと「トランプ政権のコロナ対策の失敗」あとは「人種問題」このふたつだと思いますね。今回、経済政策に関してはトランプ氏を支持する人が多かったのですが、トランプ政権はコロナ対策に失敗していて、アメリカだけで1千万人近くの感染者が出ていますので、有権者が身の危険を感じて政策の転換を求めた、というところが大きいのではないかと思われます。
そして、今日の #アオコメ はこちら。
#アオコメ ② #ワンモ
— TOKYOFM/JFN『ONE MORNING』 (@ONEMORNING_1) November 9, 2020
果たしてトランプ大統領がどのような声明を出すのか、徹底抗戦となるのか、潔く負けを認めるのか、どうなるんでしょうか。注目です。