今回は、10月1日・2日にかけて、東京・新宿御苑で行われた『GTF グリーンチャレンジデー2016in新宿御苑』の模様をお届けします。
生物多様性を意識するための様々なチャレンジを応援する日、ということで行われたこのイベント。ステージでは番組の公開収録として、番組パーソナリティ高橋万里恵とモデルの鎌田安里紗さんとのトークショーが行われ、エシカルファッションについて色んなことを伺いました!


高橋:さっそくゲストの方をお招きしたいと思います。モデルで、エシカルファッションプランナーの鎌田安里紗さんです。鎌田さんよろしくお願いします。
鎌田:よろしくお願いします。
高橋:鎌田さんはファッション雑誌「Ranzuki」のモデルとしてご存じの方も多いかと思います。高校一年生からモデルとしてお仕事をされているということですが、ご出身は?
鎌田:四国の徳島です。高校に入るタイミングで東京に出ました。
高橋:高校に入るタイミングということは、中学卒業してすぐ?
鎌田:そうですね。当時15歳でした。
高橋:ご家族は心配されませんでした?
鎌田:心配してましたけど、まあ私の意志が強すぎて、最後は応援してくれましたけどね。

高橋:この番組は森のお話を聞いたりしてるんですが、徳島にいたときは、やっぱり自然の中で遊ぶ機会って多かったですか?
鎌田:毎年お正月に家族でやる恒例行事がありまして、年が明けて1月1日か2日に家の前にある、標高350mくらいの低い山なんですが、そこに家族で登って、途中に木苺ががいっぱい生えているので、それを摘みながら登って、下りてきたらその木苺を使ってケーキを作るっていうような遊びを毎年やってましたね。
高橋:なんかこう、赤毛のアンとかそういう世界のお話みたいですね。
鎌田:いい環境でしたね。だから、ぐりとぐらの絵本のなかで、森のなかで大きいホットケーキを焼くという話を読んだら、家族で森のなかでそれをやってみたりとか、小さいときから自然の中で遊ぶことが多かったですね。
高橋:ぜひそんな故郷の話も伺っていきたいんですが、改めて鎌田安里紗さんが「エシカルファッションプランナー」ということで、この「エシカル」って言葉は最近よく耳にするんですが、改めてエシカルってどんな意味か教えていただけますか?
鎌田:エシカルってまだまだ耳慣れない方もおおいですよね。直訳すると、「倫理的な」とか、「道徳的な」っていう意味になるんですが、私がやっているエシカルファッションというのは、服において倫理的とか道徳的という意味なんですね。もう少しわかりやすくいうと、作るプロセスでは絶対に人が関わっていますよね。その人たちに正当な給料が支払われているかとか、作られる過程で土や水を汚していないかとか、要は人と自然に優しいファッションのことをエシカルファッションってよんでいます。

高橋:洋服ってブランドとか見た目とかが買うときの判断のような感じがするんですが、そうじゃなくてその前の過程も大事ということなんですね。
鎌田:やっぱり洋服を買うときの判断基準って、デザインがかわいいかどうか、同じようなデザインだったらできるだけ安いほうを選びますよね。だけど、やっぱり安さの裏にはいろいろ理由があって、ファストファッションという言葉が最近よく聞かれるようになりましたが、1000円のTシャツとか不思議ですよね。なんで1000円でできるのか。そのためにはやっぱり安い染料を使っていたりですとか、安い化学繊維を使ったりですとか、作ってくれる人への給料がすごく少なかったりとか、必ずしも安いものすべてが悪いというわけではないんですが、問題が潜んでいる可能性があるということを色んな形で発信しているようなお仕事ですね。
高橋:エシカルファッションとか、作る過程に興味を持つきっかけってどんなことがあったんですか?
鎌田:中学三年生の14歳のときに家族でインドネシアのバリ島に行ったんですね。バリ島ってリゾートのイメージが強くて、きれいな海と観光地っていうイメージなんですが、実際に行ってみると、空港から一歩出たとたん、人がすごくたくさん集まってきて、私の手を引きながら、「お金をちょうだい」って言うんです。その中には小さい子どももいて、すごく衝撃を受けたんです。それで、国によって経済的な環境が違うんだということを知りました。
私はたまたま雑誌に出てモデルをやっていたり、あとお洋服の会社でも働いていたので、服というものがすごく身近だったんですね。じゃあ服の作られ方ってどうなっているんだろうということが気になって調べてみると、自然に配慮したり働いている人に配慮して素敵な物づくりをしてるブランドもあるということを知って、それが面白くてどんどんはまって、勉強して今に至るっていう感じですね。
高橋:そういった活動の中で、スリランカにいかれたって聞いたんですけど、スリランカには何をしにいったんですか?
鎌田:スリランカは8月の末から9月の頭にかけていっていたんですが、10代から20代前半の同世代のファンの女の子たちと一緒に洋服作りの現場に行って、自分たちが着ている服がどうやって作られているのかを見てみようということなんです。そういうツアーをもう何回か行っていて、今回の国がスリランカだったんですね。スリランカでお洋服をつくっているブンチラマイっていうブランドがあって、その方たちは染め物は全草木染めでやっていて、本当にその辺の山とか森に色を取りに行くんですね。そのとき一緒にツアーに参加した女の子たちとTシャツを染めたんですが、ピンクと黄色とグリーンの3色で、ピンクはアカネという植物の木から色を取るんですね。
高橋:花ですか?
鎌田:アカネは枝の部分から取れるんですね。それをお湯に入れて煮出していくと色が出てくるんです。黄色はジャックフルーツとターメリック。グリーンは藍染をしてからイエローのジャックフルーツを足すとグリーンになるという、本当に自然から色を取って洋服を作るという体験を女の子たちと一緒にしました。また別の会のときは、実際にコットンの畑に行って、それはカンボジアだったんですが、みんなでコットンを収穫して、綿から糸を紡いで、機織り機で布を織ってハンカチをつくってみました。
普段洋服って洋服として目の前に現れるじゃないですか。ですが、布になる前は糸なんだとか、糸になる前は植物なんだとか、そういうことが体験をすることでわかるんです。「服って植物だったんだ」って言ってくれた参加者の子もいて、そういう原点から服を見ていくというようなツアーを時々企画させてもらっています。
高橋:いまお話を聞いて、草木染めってグリーンとか茶色とかイメージできたんですが、ピンクがあるっていうのが驚きですね。
鎌田:すごいあざやかなピンクですごく可愛いんですよね。やっぱり鮮やかな色って化学染料からしかとれないイメージなんですが、自然からとったもので、どんな色でも実は作れる。昔はそうやって服を作っていたので、一回でもその現場を見ておくと、新宿とかファッションビルたくさんありますが、そこに並んでいる服を見たときに、素材に興味を持つかもしれないですし、なにか考えるきっかけを若いうちに持っておくといいんじゃないかと思います。旅は本当にいいきっかけになるので、スタディツアーっていう形でやってますね。


鎌田安里紗さんのお話いかがだったでしょうか。来週も続きをお届けします。

【今週の番組内でのオンエア曲】
・OLE!OH!/ 木村カエラ
・Get Myself Back / 安室奈美恵

パーソナリティ

高橋万里恵
高橋万里恵

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