森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

12/06今月のヴィーナス・ラウンジのゲストは清水ミチコさん

2015/12/6 update
平原綾香さん&清水ミチコさん

12月に入りました。風邪を引いてしまった方もいらしゃるのではないでしょうか。吸入器ってご存知ですか?温かい蒸気が出てくるものと冷たい霧が出てくるもの、2種類あります。これをやると喉の調子がよくなるので、風邪予防にもおすすめです。
もちろん、うがいも喉のためにはとてもいいんですよ。

今月のヴィーナス・ラウンジのゲストは清水ミチコさんです。
今週から4週にわたって、お付き合いいただきます。清水ミチコさんと平原さんの出会いは、ミチコさんが出された『歌のアルバム』というアルバムで、平原さんのものまねをしているんですが、「普通は苦情がくるところ、非常に喜んでくださって、本当にいい子だなと!名古屋のスタジオで鉢合わせしたときに、楽屋に来てくれて、握手もしてくれて、本当に身体が震えました。」と当時のことを楽しそうに話してくれました。

このアルバムには平原綾香のまねをするにはどうしたらいいかという解説があるんですが、”息をいっぱい吸って、少なく出す”って書いてあります。
「わたしのイメージはそうです。歌が上手い人って、肺がでかいのかと言うぐらい短時間に空気を吸って、長く吐けるよね?あれどうやっているの?」

水泳をやっていたので、人より機能が発達するのかな。サックスもやっていたので。
「そうかもね。サックスの方は腹式呼吸だから、両方で入ってくるんでしょうね。きっとね(笑)牛か!(笑)」

さて、今週のトークテーマは「清水ミチコさんの音楽人生!」です。デビュー前の話を中心に伺ってみました。
音楽は小さい頃から身近だったんですか?
「音楽をネタをするという意味では、小さい頃からやってきましたね。ただピアノが弾けるという子は同級生にたくさんいたんですけど、わたしはCMソングとか、アニメの主題歌とか、昨日出たものをすぐにコピーしみせますよというのが友達に受けました。わたし、その時、本当に幸せだったのね。友達がキラキラ目を輝かせながら聴いてくれるというのが。」

おもしろかったんですね。昔から。
「おもしろかったのかな。その時は真剣だったかな。みんなの伴奏みたいなことも適当にやっていましたね。」

適当に弾けるってすごいな。
「性格がいい加減じゃないとできないと思いますね。大事なことなのよ。お笑いでも適当さがないと人は楽になれないってこともあるので、ちょっとは必要です。」

ものまねも完ぺきにやるよりも、逆に適当さを残しておいた方がみんなが笑ってくれるとか?
「そうそう。みんなが求めているのは、すごく似ているものまねのようで、いい加減な部分と根っから持っている部分をたぶん、おもしろがっている気がする。言い訳なんですけどね(笑)」

お父様がジャズ喫茶を経営されていたそうですね。
「60〜70年代、モダンジャズを聴かせるお店がジャズ喫茶ということで、ブームだったんですよ。お客さんがリクエストして、じゃあ、レコードかけましょうというくらい、昔はレコードが貴重だったし、何でもあるというわけではなかったんですよね。何でもアメリカやヨーロッパから入ってくるものじゃなかったので、希少盤なんて、あのお店にないみたいなところもあって、リクエストされると、お店の方も”あ!またこれきたね”という喜びがありました。そういう稀な、おもしろい店がジャズ喫茶だったんです。」

ミチコさんと言えば、ピアノと一心同体ですよね。
「すごく好きで、幼稚園のころから今でもそうなんですけど、頭が来ることがあってもピアノを弾けば、機嫌が一旦戻ります。お風呂みたいなもんで。その話を矢野顕子さんにしたら、矢野さんはけがも治ると言っていました。ピアノを弾くと頭から快感物質が出るらしく、”けがもすごく早く治るのよ”って言ってて。」

歌も一緒で、ちょっと体調が悪くても、コンサートが終わると治るんですよ。お客様の前に立つというのもあると思います。ちょっと傾いていた身体や心がシャキッとします。
「そうなんだ!お客さんからパワーもらっているんだね。」

ピアノもそうなんですね。弾く姿勢も関係ありそうですね。
「矢野顕子さんは腰をしっかり立てて弾いていますね。自信がない人ほど前のめりになって、絶対間違えないぞと鍵盤に近づいてくるんですけど、矢野さんの場合は、のってくるほど、どんどん遠くなるんです。あれ、本当に不思議なの。胸を広く使っているのかな。」

弾き語りを始めたのは矢野顕子さんがきっかけですか?
「そうです!その前までも弾き語りのまねごとはしてたんですけど、本当にやりたいと思ったのは矢野顕子さんを聴いてから。”これだ!”と思いました。自分の音を録音して、聴き比べるとか、そんなことをやっていました。」

いまは矢野顕子さんとコンサートされているってすごいですよね。
「すごいんですよ!あの時の高校生の自分に戻って、”あなたね、将来ねって”って教えてあげたい。幸せです。本当にそう思う!」

矢野顕子さんはどんな存在ですか?
「楽器をやりたいとか、ミュージシャンになりたいと思ったことはないんですけど、矢野顕子さんになりたいんですよ。矢野さん、かっこいいですよ〜。平原さんの憧れのミュージシャンは誰になるんですか?」

誰だろうな。いっぱいいるからな〜。歌はずっと聴き続けていた玉置浩二さん。父が安全地帯のサポートメンバーをやっていて、ずっとコンサート聴きに行っていたので、玉置浩二さんが歌のルーツかもしれない。
「声がふくよかなんですよね。意外とね。」

玉置浩二さんのものまねしたことありますか?
「したことあるけど、まだものまねのものまねみたいで。わたしのものじゃないですね。」

矢野顕子さんはずっとものまねされていても、違う次元のものなんですよね。
「矢野さんの曲を歌う時は、ものまねしているというイメージがないですね。なりきっているという、夢中でままごとしている時に、本当にお母さんの気持ちになったりするじゃないですか?そんな感じですね。」

最近、家で矢野さんのレコードを聴いていたんです。魚釣りみたいな格好をしているジャケットで…。
「『いろはにこんぺんとう』かな?かなり古いですね。40年ぐらい前のものになると思いますね。」

桃井かおりさんや、矢野顕子さんのものまねで、たくさん笑わせてくれ、サービス精神旺盛な清水ミチコさんでした。
来週もサービスしますよっておっしゃっていました。「声」というテーマで、モノマネについてお聞きします!お楽しみに!

清水ミチコさんは現在、全国ツアーの真っ最中です。「国民の叔母・清水ミチコの一人フェス IN 武道館SPECIAL」と題し、12月30日 日本武道館で開催されます。詳しくは清水ミチコさんのオフィシャルサイトをご覧ください。


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