森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

12/13清水ミチコさんとものまね

2015/12/13 update
平原綾香さん&清水ミチコさん

昨日、『平原綾香Jupiter基金 My Best Friends Concert〜 顔晴れ(がんばれ) こどもたち〜スペシャルゲスト:K』に参加してくださったみなさん、ありがとうございました!「みんなのおかげでたくさんの子供達が救われます。来年、再来年もこういうものをやっていけたらいいなと思っていますので、引き続きご支援いただければと思います。」と語り、この活動に力を入れていきたいという気持ちが伝わってきました。
ファンの方からのリクエストも多かった『Time To Say Goodbye』やKさんとのデュエットで、ミュージカル『ウィキッド』で歌われている『For Good』(日本語タイトル『あなたを忘れない』を披露し、盛りだくさんの内容でした。

今月のヴィーナス・ラウンジのゲストは清水ミチコさんです。
清水ミチコさんは、歌やものまねに留まらず、ラジオパーソナリティやナレーションなど、声をメインにしたお仕事もたくさんされています。今週は「声」というテーマで、お話を伺いました。今日もまずは、ものまねから始まりましたが、大竹しのぶさんのチャーミングな雰囲気を見事コピーされていましたね。

その人が言ったこと一字一句を聞いていても、即座にコピーするって難しいと思うんです。ご本人が言ってないかもしれないことまで題材にして、ものまねできちゃうってすごいと思いませんか?
「されるほうはいい迷惑ですけどね。するほうがこんなに楽しいことはないですよね。」

ものまねしたくなる人の特徴は?
「あまり考えないでやっているんです。小さい頃から、テレビ観ていて、こうなりたいと思ったら、やっていますね。特に自分の世界を持って、わたしはこれをやりたいという世界を構築している人がすごく好き。つまり、ちゃんと自分のカラーを出せている人。ものまねをやっている側というのは、あまり自分の世界がない人が多いんですよ。自分の声で伝えたいことが何ひとつないわけ。この気持ちわからないでしょ?(笑)だけど、(ものまねで)誰かになってみると、伝えたくてしょうがないわけ。面白いでしょ?」

わたしも歌を歌う時に、練習とかリハーサルとかで、この人になって歌おうと思うと、声帯の鳴りとか、顎の動かし方が変わってくるんです。決して、その人のまねではないんですが。
「わかる!英語で歌ってください、スペイン語で歌ってくださいというのと一緒よね。身体がそういう言語になるんですよね。」

ものまねのレパートリーはざっと、どれぐらいありますか?
「正直言って、レパートリーは100人ぐらいですが、実際にやっているのは5〜6人?」

一番自信があるのは?
「今の時点で自信があるのは、”借金の過払い金は10、20、30”・・のCMの声の人。名前は知らないんだけど。野沢直子さん海外に住んでいて、こっちに帰ってくるたびに、なんなんだあのCMっていうぐらい、耳でリピートしちゃうって言っていました。」

ナレーションもよくされていますよね?
「テレビ業界に入る前も、CMのナレーションをよくやっていたんですよ。”使用上の注意をよく読んでお使いください”とか、そういうやつとか。時々、声をかけてもらってやっていたんです。やっぱりね、ラジオもそうなんですけど、メイクなしでやれる世界って楽なの。心も裸になってしゃべることができるし。」

わかります。ラジオはいいなと思うんですが、取材でしゃべっている時に写真撮られると落ち着かない。
「話にも集中できないし、写真にも集中できない!取材が嫌いなの。同じこと、ずっと答えないといけないから。つまんないなというのが顔に出ているのかなというのがわかるし、きっとこの人感じ悪いって思われているなというのもわかる。”一体どうしたらいいんだい?”って思っていて。
水木しげるさんは頭の上に、面会20分までって大きく書いているんだって。そうすると、インタビュアーもまとめようとするじゃない?素晴らしい人だなと思って。面白いよね!この苦しみはわたしだけじゃなかったんだと思うの。グッドアイディアですよね。誰も傷つけないし。お互にいいよね。あっちだって別に、長く話したいわけじゃなく、仕事として全うしたいわけですから。
水木しげるさんは、手塚治虫さん、石ノ森章太郎さんにも"いかに睡眠時間を削って作品を作るよりも毎日10時間ちゃんと寝て、そして、自分の幸せを噛み締めながら生きるべきだ"ということをちゃんと声にしておっしゃった方で、なるほどなと思うのね。」

普通ものまねをしていると、その人の声ってわからなくなりそうだけど、清水ミチコさんの声はミチコさんの声だったとすぐわかります。そこがすごいなと思います。ナレーションの現場で、時として無茶振りされることも?
「無茶振りはほぼなくて、自分で勝手にやっているんだけど、テンション上げ目にとはよく言われますね。CMにいく前に、(明るめに)”それはどんな味でしょうか?”というとちょっと違うらしいんですよね。(落ち着いた口調だと)さあ、チャンネル変えましょうかねみたいになるんじゃないですかね。
あとね、ワンちゃん、ニャンちゃん、とかそいういう言い方は嫌なんですよね。直していいですか?って言って、”犬が・・・”とか、”猫が・・・”という表現にすると、この人、動物嫌いなのかという風になっちゃって、難しい時、ありますね。でも、自分のキャラクターとして、ワンコちゃんとか言いたくないんですね。」

そこら辺のすごくドライなところがいいですよね。すごく猫を愛でてそうなのに。
「うん。好き!好き!でも、猫は猫でいいんです。」

来週のトークテーマは、「プライベート」です。ミチコさんも平原さんに聞きたいことがあるそうです。なんだか楽しい放送になりそうです。来週もぜひ、聴いてくださいね。

清水ミチコさんは現在、全国ツアーの真っ最中です。「国民の叔母・清水ミチコの一人フェス IN 武道館SPECIAL」と題し、12月30日 日本武道館で開催されます。詳しくは清水ミチコさんのオフィシャルサイトをご覧ください。


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