森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

01/10ヴィーナス・ラウンジのゲストは中村 中さん

2016/1/10 update
平原綾香さん・中村 中さん

明日は成人の日ですね。新成人の皆さん、おめでとうございます!成人式で同級生に会えるのも、楽しみのひとつですよね。平原さんが最近、同級生に会った時の印象を話していました。「小学校や中学校の時の友達に会うと、すごく変わっててびっくりするんだよね。男の子はすっかり男性になってる。ああ、やっぱり大人になるんだなぁ」と思ったそうです。
そして、新成人の皆さんに向けて、「これからはいろいろ自由な部分もあると思うし、自分で管理、コントロールしないといけないから難しい部分もありますけど、いっぱい人のために、人が喜ぶような大人になっていきたいよね。」とエールを送っていました。人間って何歳になっても自分はまだまだ未熟だなと思ってしまうものですが、焦らず一歩一歩、大人になっていけたらいいですね。

ヴィーナス・ラウンジのゲストは中村 中さん
中村 中さんは2010年6月以来2回目の登場です。上から読んでも下から読んでも「中村 中」という自己紹介がユニークでした☆中さんとは、長いお付き合いなのですが、昨年11月に『中島みゆき RESPECT LIVE 歌縁(うたえにし)』で久しぶりに共演しました。この番組では、今週から4週にわたってじっくりお話を伺います。今夜は明日の「成人の日」なので、「オトナ」をテーマに深く、深く語り合いました。

20歳になった時のこと、覚えている?井上陽水さんみたいに、曲とか作った?
「陽水さんの曲?あーやも歌った『心もよう』かな?20歳になった瞬間はそんなに覚えてないんだけど、成人式の前日に、書いた曲はある。それは覚えてる!」

オトナの恋バナいっちゃいましょう!30代になった今、過去の恋愛を振り返ってみると、好きなタイプや付き合い方、恋愛に求めることなど、変化してきていますか?
「変化しないね。好きなタイプは変わらないかな。それよりも、わたし、恋愛するって生き様だともう思っているというか、人生において歌と同じぐらい大切なものだと思っているんだけど、初めて誰かを好きになった時から、自分の試練みたいなものが始まったなと意識し出したわけ。わたしはさ、あーやはもちろんご存知、男の子として生まれて、でも、女の子として生きていきたいと思ってて。初恋は幼稚園ぐらいだったかな。それに気がついた時から、小さいながらに、もしかしてこれって変なのかなと思って、絶対、友達にも秘密にしようと思っていたの。家族にも言えなくて。それでもさ、好きになる気持ちはおさえられないじゃない?で、やっぱりちょっとバレちゃったりして、自分って異常なのかなと思ったけど、自分自身は変えられないから、”これはちょっと、なかなか上手くいかない人生だな”と思ってたね、中学の時とか。」

そうか〜。でも、気持ちの中で、吹っ切れた部分は、ある時からあったのね?
「まあ、そうね。諦めたというか、自分は自分でしかないから受け入れたというか。
とやかく言われたり、馬鹿にされたりするのは嫌だけど、受け入れられるようにはなってきたかな〜。20歳になったぐらいからかな。それまでは全然。好きな人はいたけど、好きだと言うこともできず、人とお付き合いすることもなく、過ごしてきたかな。」

そういう想いを歌詞とか曲に込めて、発表していっているというのは、本当に心の支えになっている人たちもいっぱいいるだろうしね、中ちゃんしかできない表現というのがあるから、本当にそれがすごいなと思って。
「そう言ってもらえると、自分がこう生まれたこともひとつの贈り物なのかしらという風にも思えてきているんだけど。だから、さっきの質問、恋愛に求めることとか、変化があるかというと、変わってないんじゃないかと思うんだよね。この人ががんばっている姿が素敵、この人が笑顔でいてくれるのが一番いい!わたしがその人に近づくことでその人の光り方が変わっちゃうんだったら、わたしが望んでいるその人でなくなっちゃうんだったら、すっぱり諦めます。このスタンスは全く変わらないね。その人がかっこいいのが好きなのに、消しに行っているなんて、”何してんだ、わたし!”って思っちゃうんだよね。」

いい奴だね〜!中ちゃん!久しぶりに中島みゆきさんのRESPECT LIVEで会ったけどさ、なんかまた変わったと思って、すごくびっくりした。さらに、深みが増して、お母さん的な母性もあるし。なんで?
「それ、最近言われる。なんでだろうね。産んだこともないのに。」

髪がのびたから?
「なんだそれ!形か〜!あーや!そういうボケを出してくるのね、あなたは!

なんかね、たぶん、立場をわきまえたからという感じかな。RESPECT LIVEの時は、あの場所は、中島みゆきさんの歌が好きで集まったじゃない?女たちが集まるとバチバチってなるのも見てきたけど、そういうのがここはないなと。中っていう名前なんだけど、いろんなものの真ん中に立ってるのかなって、生意気にも思うことが最近あって。そういう役割があるのかなというのを信じようと思ったの。立場をわきまえると言ったのは、わたしは、人の上に立つタイプでもないし、かと言って、わざと”いやいやいや〜”と下にいるタイプでもないんだな。フラットに、”この人は素敵で、この人が選んだ曲はこの人しか歌えないと思うの。で、この人は・・・”と言う風にやる人なの。繋げる人なの。

逆に聞きたいんですけど、平原綾香という人が誰かに恋をしているイメージがないんだけど、ちょっとそこ、聞いていいかな?」

たぶん自分のことで精一杯、1日生きるので精一杯だから、そんな気持ちになれないのかもしれない。考え方が男っぽいのかなと思ったの。仕事に生きようみたいな考え方をしているからなのかな。
「歌が今一番、抱きしめられていて、グッとくるものということだ。あーやはずっとそのままでいてほしいなと思った。一瞬、”恋をしたら?”みたいなことを言いそうになったんだけど、そうじゃないね。あーやの人生だもんね。そこを突き詰めた10年後、20年後に会いたいなと思った。」

ちょっと、来週もうちょっと話そうか?
「そうだね!」

1週目からかなり深いところまで話してくれました。来週も楽しみです♪「オトナ」って線引きが難しいからこそ、誰にとっても永遠のテーマなのではないでしょうか。
次回は中村 中さんの音楽人生やヒストリーについて、お伺いしたいと思います!お聴き逃しなく!

1月16日(土)ヤマハ銀座店で、中村 中さんのニューアルバム『去年も、今年も、来年も、』の発売記念ミニライブ&サイン会があります!中村 中さんの最新情報はオフィシャルサイトをご覧ください。

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