森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

08/27スキマスイッチの曲が「難しい!」と言われるワケ

2017/8/27 update
平原綾香さん・スキマスイッチ
毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿らせていただきます。今週のゲストは、スキマスイッチの大橋卓弥さん、常田真太郎さんです。
お2人とはちょこちょこイベントなどでご一緒している仲です。去年の赤レンガ倉庫のイベントで、『全力少年』ならぬ、『全力少女』ができたので嬉しかったと語る平原さん。スキマスイッチのお2人とは、2003年デビューの同期なんです。フレンドリーな雰囲気でお届けできたかなと思います。

そもそも、なんでスキマスイッチという名前になったのか、もう一度教えてもらっていいですか?
卓弥さん「語呂だけです。当時2人ともお金もないし、ボロボロのアパートに住んでいて、CD作ったけどユニット名ないね、ということで、じゃあ、目についたものを口に出して呼んでみて、響きがいいものを2つひっつけようと。最初に出たのがスイッチで。ぱちっと押すスイッチじゃなくて、(電気の)紐のスイッチをみて、“スイッチ”というのが出ました。部屋の中を見渡していたら、ボロボロのアパートだったから、ふすまとか窓とか、建て付けが悪くなってしまい、閉まりきらなくて、隙間ができていたの。それで、“スキマ”っていいね。ちょっとトボけた感じもあるし・・・となって、スイッチスキマ・・・?スキマスイッチ・・・?
スキマスイッチの方がいいねということになったんですよね。」

今までの制作の中で、“この曲は一番面白かったよね”とか“ぶつかったよね”とか、思い出の1曲はありますか?
真太郎さん「パッと浮かぶのは『虹のレシピ』っていうやつで、卓弥がソロやって、僕が他の人の楽曲提供をさせてもらっていた1年があって、それが明けて初めての制作で、どうしようと思ったのね。どうやって作っていたのかなというよりは、何を持ってきたのかなというのがお互い気になっていて、卓弥はその1年間を思いっきり曲にぶつけたい、僕は、そこはそんなに考えずに、滲み出てくるものじゃないの?と思っていたという、温度感の違いが出ちゃって。」

卓弥さん「そうそう。居酒屋の個室みたいなところで、5時間ぐらい話し合いをしたの。僕らの歴史の中で、“三茶の夜”って呼ばれているの。」

真太郎さん「その時に1行目から歌詞を紡いでいく方法をやってみようかということになって、言葉の出し合いをして、そんなことやったことなかったから、すごく新鮮だった。2003年にデビューして、2005年、2006年ぐらいまで、すごく忙しくて。同時に3曲タイアップがついて、作んなきゃいけなかったりすると顔合わせて作んなくなっちゃうのね。メールベースでやり取りした方が早いから。お互い、スタジオにいるけど、僕は音のことをやって、卓弥は別室で歌詞のことをやって、出来上がったものをちゃんと確認もせず、いい感じだからやってみようってなっちゃったりする。クオリティは追えるけど、心底何を思っているかということに関しては、他の曲より詰めが違うのかなという気がしてて。これはあくまで、後に思ったことなんだけど。『虹のレシピ』の後は、ちゃんと話して作ろうぜっということになって、それから時間がかかるという作り方になっちゃったのかもしれないけど、今はそれが僕らにあっているのかなと思う。」

9月13日にリリースされる、ダブルAサイドシングル『ミスターカイト/リチェルカ』は、ドラマやCMなどでオンエアされ、話題になっていますが、およそ2年振りとなるオリジナルシングルなんですってね。どんな作品に仕上がっていますか?
卓弥さん「これはですね、ツアーをやったり、企画物のアルバムを作ったりしていたら、新曲を作ってリリースする機会がなかなか・・・。その中でも新曲は書いていこうということで、オファーもらって書いたりとかしていたんですよ。4曲できたので、出し惜しみせず、全部シングルに入れちゃおうということで、4曲全部、新曲のシングルなんです。」

『リチェルカ』はスキマスイッチ史上、最も難しい曲になったとか。でも、言わせていただきますけど、『全力少年』めちゃ難しいですよ!ちょっとでも気を抜くと、音程が外れそうになる。スキマスイッチは、難しい曲多いですよ!
卓弥さん「よく言われます。カラオケで歌えないとか。カラオケで歌おうとするけど、メロディーが余るか、詞があまるかどちらかだと言われる。あえてちょっと難しく作っている曲もある。自分もそうだったんだけど、練習して歌えるようになった時の喜びも、曲に入れられたらいいなと。『全力少年』はあえて難しく作ったんですよ。だから、最初ね、自分でも歌えなかった。」

真太郎さん「その時に作っていた、もとのメロディーを1回打ち込んでみたら、卓弥が、いや、ちょっとこれじゃないなと言ってきて。コンピューター画面を見ながら、音の高さをちょっと変えて作っていったんです。3番目の音を半音下だとかやりながら、作りましたね。」

卓弥さん「今でこそ、たくさんの人に知ってもらっているけど、あの頃はただただ、ちょっと歌いにくい曲だった。」

真太郎さん「最初、あまり盛り上がらなかった。Bメロみたいだねって話をしていたね。じゃあ、ちゃんと作ろうよって話になった気がする。」

卓弥さん「『リチェルカ』が難しいというのは、言葉のハメ方が難しいかな。うちの楽曲で、16分音符でパパパ〜と詰め込まれているのがあるんですけど、歌詞が転がって聴こえるよねとか、2人で突き詰めてやっているんです。カラオケで歌ってくれるとすごく嬉しいし、よくチャレンジしてくれたなと思う!逆に言うと、オーディション番組で、うちの曲を選曲している人は、やめた方がいいよと、もっとオーディションに受かりやすい曲があるよって思う(笑)」

ニューシングル『ミスターカイト/リチェルカ』に収録されている『さよならエスケープ』『ココロシティ』もチェックしてくださいね。
ライブも続々決定していますので、ぜひスキマスイッチ オフィシャルサイトをご覧ください。

来週は山崎育三郎さんがゲストです。お楽しみに!

皆さんからのメッセージをご紹介♪
ラジオネーム ビューティー山中さん
「今回のミュージカルであーやさんのソウルフルな歌声にキャロル・キングもあーやさんの歌ももっともっと聞きたいと思いました!またミュージカルに出演される時は番組でいち早く告知してくださいね。是非また劇場に行きたいと思います。」

平原さん
「まだまだ、たくさんメッセージいただいているんですけど、素敵なメッセージありがとうございます!ミュージカル期間中は、みんなの感想が励みになりました。わたし、デビュー14年目なんですが、最近、コンサートではあまり泣かなくなったんだけど、(このミュージカルでは)初日で泣いたもんね。それぐらい追い詰められていたんだと思います(笑)本当にありがとうございました。またいつかね、ミュージカルあるかもしれないよ〜!というか、あるんですよ〜!
もう告知されているので知っている方もいるかと思いますが、来年2018年3月からミュージカル『メリー・ポピンズ』 に出演することに決定しました。東京は2018年3月から東急シアターオーブで、大阪は2018年5月から、梅田芸術劇場 メインホールにて上演されます。ディズニーとのコラボで嬉しいなと思っています。1カ月ぐらいずっと大阪にいるんだよ。そうか。この番組どうするんだろ?スタッフが大阪に来ないとダメよ!ぜひ、関西人になったわたしに会いに来て!世界中に愛される彼女が、日本に魔法をかけるという副題がついています。また、観に来てください!」

番組では皆さんからのメッセージをお待ちしてます!平原さんへの質問や相談、超個人的な近況報告も大歓迎です。何でも大歓迎です。アルバム『LOVE2』にちなんで、あなたのLOVEなモノを教えてください。聴くだけで笑顔になれる「スマイルソング」や、明日への活力となる「エナジーソング」のリクエストも大募集中です!曲にまつわるエピソードをそえて、リクエストしてくださいね。
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