森永乳業 presents 平原綾香のヒーリング・ヴィーナス

平原綾香

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ON AIR REPORT 毎週ゲストをお招きして、その方ならではのパーソナルな“音楽の世界”を辿ります。

07/12JUJUさんが語るジャズの魅力

2015/7/12 update
平原綾香さん&JUJUさん


ツアーで全国を回っているので、多忙な平原さん。でも、オフの日は街を歩くようにしているせいか、最近、偶然、人に会うことが多いそう。
渋谷でいつも髪を切ってもらっている美容師の方にバッタリ会ったり、東京駅で小学校の時の親友と再会できたり、宇崎竜童さんには、「また会ったね!」って二人とも、全然ビックリしなくなるぐらいよく会ったりします。「あの時、わたしが靴の紐を結びなおしていたら、会えなかった・・・」と考えると、偶然なんてひとつもなくて、みんなご縁なんだと感じるそうです。
周りを見渡して、引き寄せられるものをちゃんとキャッチできる心を持つようにすると、思わぬところで偶然の出会いがあるかもしれないですよね。
「下向いてスマホばかり触ってるのは、もったいないですよ♪」とおっしゃっていました。

ヴィーナスラウンジのゲストはJUJUさん
今月のヴィーナスラウンジのゲストはJUJUさんです。JUJUさんとジャズは、切っても切れない関係なんだそう。今週は、ジャズをテーマにお話を伺いました。

JUJUさんは、12歳の頃から、ジャズシンガーを目指していたそうですね。
「紙資料にはそう書いてあるけど、そんな高尚な子供ではなかったです。
一緒にいる大人によって、聴く音楽、歌わされる音楽が違ったんです。おじちゃんと一緒にいると、『北酒場』とか、『帰ってこいよ』とか、演歌ばっかり歌わされるし。
ディスコミュージックも、演歌も、ポップスも、ムード歌謡も、子供ながらに楽しかったんだけど、ジャズだけは子供が歌っちゃいけないものだと思ったの。おばが”20歳ぐらいの時に、好きな人がいたんだけど、その人と結婚できなかったから、わたしは一生独身を通す”と言ってたんですね。そして、本当に独身を通したおばが、夜毎にわたしと姉を横に座らせて、お酒をカランコロン言わせながら、しゃがれ声でジャズを歌うのが、すごく説得力があったの。子供のツルっとした声で歌うとなんか変で、いつかちゃんとジャズが歌えるような大人になりたいなと思ったのが12歳だったんです。
子供がタッチしちゃしけない音楽だと思っていたというエピソードが、ギュッと紙資料になると”12歳の頃から、ジャズシンガーを目指し・・・”になったのかな。」

JUJUという名前の由来は?
「ジャズの曲名が由来です。”じゅん”というのが本名で、それから遠すぎる名前にしてしまうと、声かけられても振り向かないかもしれないのは、よくないなと思いました。”じゅん”にまつわる、いろいろな名前を考えていたんですが、大好きなアルバムの表題曲で、わたしにとって、精神安定剤みたいな『JUJU』という曲があるんですね。明日までに決めないとレーベル刷っちゃうよと言われて、本名は困るということで、その時この『JUJU』ばかり聴いていた時期だったのもあり、あやかってしまおうと。」

JUJUさんが思う、ジャズの魅力は?
「ジャズにのめり込んで行った理由のひとつは、もちろんオリジナル曲を作る方もいらっしゃるけれど、スタンダードがずっと受け継がれてきて、演奏する人ならではの解釈でどんなやり方をしても、どれも正解ですよね。その器の大きい考え方にすごく助けられて、”誰かに前ならえしなくていいんだな、自分は自分でいいんだな”っていう風に思えました。それがジャズの魅力だという気がします。」

好きなジャズシンガーは?
「サラ・ヴォーン!ものすごく上手なストーリーテラーだなと思っています。どんな曲に対しても同じスタンスで、悲しい曲もすごく楽しい曲も、自分の感情じゃなくて、曲の物語の感情で歌っているなというのがすごく好きで、憧れです。ジャズってたぶん、人の年輪で歌うものだから、声のかすれも味になるんじゃないかなと思います。」

JUJUさんのジャズライブ「JUJU JAZZ LIVE 2015 with TAKUYA KURODA QUINTET from NY」もぜひ、チェックしてくださいね。その他、JUJUさんの活動について、詳しくは、オフィシャルサイトをご覧ください。

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