2011年9月22日

9/21,22 花や緑による、心のケア

9/21、22 花や緑による、心のケア


パンジー

ビオラ

ゴデチャ

サンパチェンス

球根ベコニア

今年の夏は、被災地の仮設住宅でも暑さをしのぐ工夫として、
グリーンカーテンなど、緑を活用した対策が多くみられました。

また、植物の手入れをしたり、それを眺めることにより
“リラックス効果”も期待できます。

そこで番組では、園芸の専門家の方に、心のケアにつながる植物の育て方、
そのリラックス効果について詳しく伺いました。

被災地での園芸ボランティアもされている
「サカタのタネ」花統括部 小杉波留夫さんです。

******************************

●植物がストレスのケアにもたらす効果とは?

花は「安全」「安心」「平和」のシンボルです。
お花というのは人々の気持ちをリラックスさせて安心させるんですね。
前向きな気持ちにもなります。そのような効果があると思います。

●被災地や仮設住宅では、なかなか手をかけて育てるのが難しいのでは?

外においてお水さえあげていれば綺麗に咲く花はたくさんあります。
なのでお年寄りやお子さんでも十分楽しみながら育てることができます。

●例えばどんなお花がこれからの時期、栽培に向いていますか?

寒さに強くて、丈夫で、ずっと咲くお花がいいですね。
「心を和ませる花」として、この時期は【パンジー】や【ビオラ】がいいと
思います。

●プランター栽培するときの注意点は?

水やりが一番大事です。
今の時期、秋〜冬にかけては、土の表面が湿っていれば、水はあげない。
ジメジメさせないで水やりを控える、
春〜夏は、乾かさないように水をあげる、これが大事です。

そしてお花は毎日見てあげることが大事なんです。
心のケアにも、毎日見てあげるといいと思います。

●春に向けて、今から種を蒔くとしたら、どんな種がいいですか?

8月下旬〜9月上旬なら、パンジー、ビオラなど秋蒔き植物の蒔き時期。
なのですでに蒔く時期は過ぎています。

これから蒔くなら、遅まき植物の代表である【ゴデチャ】、
赤・白・ピンクの紙細工のようなきれいな花ですが、このゴデチャを
蒔くといいと思います。

そして、これからは秋植え球根の植え時でもありますので
【チューリップ】やとくに東北では【スイセン】がよく咲きます。

ただ球根は芽が出て花が咲くまで時間がかかりますので、球根を植えた
上に、パンジーやビオラを植えると咲く期間がずれますので長く花を
楽しむことができます。

これらの花は、寒さにとくに強いんです。
カチンと凍っても陽があたってくるとまた花が咲きますので
冬の間は水やりが少ない、虫がでない、病気がでない、
陽にさえよくあてれば実によく咲いてくれます。

●仮設の中で育てるには、どんな花がいいですか?

室内の場合は、北向きの暗いところではなく、南向きの窓辺で育てます。
例えば【シクラメン】や【ベコニア】を窓辺に置いたら、冬中楽しめます。
あとは観葉植物でもいいと思います。

●いつも「緑」を目にしていることも、ストレスの軽減にはつながりますか?

人間は機械的な環境よりも、自然環境の中にいる時の方がリラックスするんです。
血圧が下がったり、攻撃的な気持ちが安らいだり。
自分の視野の中に緑や花があるってことはとても大事なんです。
これを【緑視率(りょくしりつ)】というんですけど、自分の視野の中で
緑視率が半分以上あると、気持ちがリラックスするといわれています。


仮設住宅の中で孤独の問題が生じていますが、
今被災地には、花が一番必要な時期だと思います。
花を見て、気持ちを安心させて、前向きな気持ちが湧いてくる 
ぜひ花を育ててみるといいと思います。


サカタのタネが行っている被災地応援プロジェクト
『お花の力で日本を元気に!!希望のタネをまこう!プロジェクト』
について詳しくはコチラまで
→http://www.sakataseed.co.jp/special/kibounotane/index.html

2011年9月20日

9/20 関東B1グランプリ 石巻、登米市、浪江町

9/10(土)、11(日)の2日間、埼玉県行田市で開催された、
ご当地グルメの祭典「関東B1グランプリ」。

ここに、復興支援の目的で東北の町おこし団体、
宮城県登米市、石巻市、そして福島県双葉郡浪江町の三団体が招待されました。

福島県・双葉郡浪江町の、町おこし団体も招待されました。


町のおよそ半分が福島第一原発の警戒区域に指定された福島県・浪江町。
多くの方が、町に戻ることすらできず、離れ離れの生活を続けています。
そんな厳しい状況の中ですが、
浪江町のローカルフード「なみえ焼きそば」の町おこし団体は、
全国で開催されるB1グランプリへの参加を続けています。

現在、東京で臨時職員として働きながら、
各地で行われるイベントになみえ焼きそばの代表として
参加しているのが、浪江町商工会青年部の原田功二さんです。
原田さんは、イベントに参加し続ける理由を
浪江町出身者が、イベント会場で集うことができるから、と説明しています。
故郷を追われた人達が集まれる数少ない機会が、このイベント。
お互いに元気をもらえる場所になっているそうです。

また原田さんは、
「こうして”なみえ”という町の名前を出し続けることで、
私たちの町と、いま町がどうなっているのかを忘れないでほしい」と話し、
ここ最近、浪江町をはじめとした原発事故周辺地域の報道が減っていることに、
大きな不満も感じているようです。

今後、原田さんとなみえ焼きそばの団体は、
11月に姫路市で行われるB1グランプリの全国大会に
出場する予定ですが、それ以降の予定は「全くわからない」(原田さん)
すでに浪江の若者たちは、ほかの地域で住居や仕事を見つけつつあり、
徐々に、集まる機会も減って行ってしまう可能性があります。

なみえ焼きそばは、工場町だった浪江で、労働者の腹持ちをよくするために
極太麺に改良された、地域独特の焼きそば。実は50年以上の歴史があります。
町の歴史、そこで暮らしてきた人たちの想い出が詰まっています。

そんな焼きそばを通じて、少しでも町のことを知ってもらうため、
原田さんは今後も「自分たちのできるペースで、活動は続けたい」と話しています。

2011年9月19日

9/19 関東B1グランプリ 石巻、登米市、浪江町

9/10(土)、11(日)の2日間、埼玉県行田市で、
ご当地グルメの祭典「関東B1グランプリ」が開催されました。

このイベントには、復興支援の目的で招待された、東北の3つの町おこし団体が
出場。招待されたのは、宮城県登米市、石巻市、そして福島県双葉郡浪江町の
三団体です。

宮城県登米市は、津波の被害はなかったものの、歴史的な建造物が地震によって大きな被害を受け、また、近隣の南三陸から避難してきた方々へのサポートを町ぐるみで続けています。

一方、石巻市は津波の大きな被害を受けた地域。
ようやくがれきの仮置き場への撤去が終わったものの、まだまだ、復旧は時間がかかる状態です。

そんな2つの団体の担当者にお話を伺うことができました。
登米市からは、地元の郷土料理「あぶら麩」を使った「あぶら麩丼」が出店。
「登米は、明治時代の洋風建築がたくさんあります。これらが地震の被害を受けたことを、知っているお客さんも大勢いらっしゃいました。心配する声をかけて頂いて、励まされました」(登米市 油麩丼の会・代表 海老名康和さん)

一方、石巻から出場したのは、ご当地独特の、茶色い麺の焼きそば
「石巻茶色い焼きそば」。魚介ダシを含ませて蒸し焼きにする独自の焼きそばは、
石巻で暮らす人にとっては、昔からの当たり前の味。

津波によって製麺所、調理機材すべてを失った「茶色い焼きそば」のメンバーですが、ほかの団体の協力で、機材や麺を調達することができて、B1グランプリ出場を決意したそうです。

「元気に復興していることをアピールしたい」
石巻茶色い焼きそばアカデミー、木村均さんはそう語ります。
今回の関東大会でも、石巻出身の方が大勢訪れ、
子どもの頃から食べていた懐かしい焼きそばの匂いに、涙を流す方もいたそうです。

ローカルフードによる町おこしは近年盛んにおこなわれていますが、
今回の震災では、それらの食べ物が、
町おこしだけでなく、同郷の方々を再び結び付け、
絆を強める役割を果たそうとしています。


2011年9月16日

9/15 「心の絆プロジェクト」埼玉県加須市・旧騎西高校


TOKYO FMや さまざまな企業・団体が共同主催、
日本赤十字社・日本医師会の協力で展開する
『ヒューマン・ケア〜心の絆〜プロジェクト』。

9月3日、「心の絆プロジェクト」は埼玉県加須市の旧騎西高校を訪問しました。
こちらには、福島県双葉町から避難している方、およそ800名が、
いまも避難生活を送っています。


今回は結成53年のコーラスグループ「ボニージャックス」の歌声とともに、
医師や看護師による健康セミナーが行われ、身体の緊張をほぐすための簡単な運動や、個別の健康相談も行われました。

日本赤十字社の坂上医師は、セミナー後にその印象を話してくれました。

『不自由な生活で身体のどこかに緊張が残り、肩こり腰痛、眠りにくいなどの声があがっています。まず肩の慢性緊張を緩めること。身体をらくにすることで心もらくになります。「一時帰宅したがあんなに帰りたかったのにどれも意味があるものに見えなかった」という方も。転校を繰り返す子ども、馴染みのない場所で暮らすお年寄りも心配です。今後メンタル面での息の長いサポートが必要になると思います。』

 

双葉町の仮設住宅は、福島県内に建てられていて、現在その完成率は100%。
ところが、入居率は、わずか28%。(9月5日現在)
埼玉県・加須市の旧騎西高校では、最大1300人の町民が暮らしていましたが、
今でも、井戸川町長をはじめ、およそ800人が生活を送っています。

長期化する避難生活への懸念もある一方で、双葉町町長は、福島県内の「仮設住宅」への町民の入居を必ずしも「最善の策」とは考えていません。
双葉町の井戸川克隆町長は、その理由をこんなふうに語りました。

『3/31にこちらに移って、もう5カ月が過ぎました。大事なのは、仮設に移りたくても移れない、一人立ちできない町民がいるということ。子ども、お年寄りなどを、ここで面倒見ていきたい。仮設とは「応急仮設住宅」が正式名。わたしたちは2年以内に出られればこれは本当にうれしいことですが、現実は厳しい。「仮設住宅に入らなければいけない」という理論は、原発事故においてはあてはまらないと思う。この避難所に期限は決めていません。』

旧騎西高校で暮らしている方に、お話を伺ったところ
「家族8人で避難してきた。1部屋 およそ20畳を18人で共同生活している」
とのことでした。

原発事故が解決されないまま、先の見えない避難生活が続いています。   

2011年9月15日

9/14 原発事故による賠償請求について(4)

東電に対する“原発事故による損害賠償”の書類受付がスタートしました。

今週は改めて、“原発事故による損害賠償”について
「どんなことが保障の対象になるのか」、「いくらもらえるのか」、
「そのために何を準備しておけばいいのか」
東日本大震災による原発事故被害者支援弁護団の副団長、大森秀昭弁護士に
詳しく伺いました。

* * * * * * * * * *

「こんな場合も賠償請求できるのか?」という個々のケースにお答えをいただきます。

Q 親戚や知人の家に避難している。迷惑をかけているので賃料の一部を支払いたい。
  この場合は?

宿泊した場合は旅館であれホテルであれ、補償の対象になる。それと同じ様な考えで
賃料を支払った場合は、“必要な費用”として損害賠償として対象になると考えます。

Q 避難区域に住んでいるわけではないけれど、小さいお子さんを抱えて県外に自主避難
  している。この場合は?

この場合は、「これからの検討事項、検討課題」となっています。 
放射線被害の実態や情報をもとにして、避難の必要性があったかどうか、議論を積み重ねていく必要があると思います。避難の必要性が認められた場合には一定の損害の補償が認められるべきではないかと考えています。

Q 避難区域ではないが、自宅近くの不動産価値が下がっている。売ろうにも売れない。
  この場合は?

これからたくさんそういったケースが出てくると思いますが、今のところ「改めてご案内させていただきます」として、東電からは現在のところ、損害算定の基準が示されていません。しかし、価値が下がったことが確認されば場合には、その価値の減少額が損害として賠償されるべきだと考えます。問題は、どの時期に価値の下落分を算定できるのか、どのように算定するかという問題だと思います。

Q ガイガーカウンターのような、放射線量を計る機械を購入した。この場合は?

これは健康を維持するためにも必要ですので、賠償の対象になります。
「人」についての放射線の検査費用は1回あたり、原則8000円。健康診断費用については1回あたり原則1万5000円を上限として支払うとしています。
「物」についての放射線検査費用 (ガイガーカウンターなど)としては、1回あたり原則1万7000円を支払うとしています。

Q この「原則」というのはどういうこと?

「原則の上限」という意味です。例えば物の検査費用で3万円かかってしまった場合、原則1万7000円と定めていますが、必要性が認められれれば払います、ということになっています。

Q 弁護士から見て、危惧していることは?

10月から損害賠償の支払いが予定されていますが、被災された方は「早く解決したい」とご希望されると思いますが、それでは弁護士から見て不十分な結果になるのではと危惧しています。



※原発事故の賠償請求については、弁護団に無料で電話相談することもできます。
 受付時間は、平日の朝10時から夕方5時まで。
 お問い合わせ先は、フリーダイヤル0120−730−750

※そのほか、東日本大震災に関連した相談は、各地域の弁護士会、
 または国の法律相談窓口「法テラス」にお問い合わせください。
 法テラス:0120−366−556
http://ghb-law.net/

2011年9月15日

9/14 原発事故による賠償請求について(3)

東電に対する“原発事故による損害賠償”の書類受付がスタートしました。

今週は改めて、“原発事故による損害賠償”について
「どんなことが保障の対象になるのか」、「いくらもらえるのか」、
「そのために何を準備しておけばいいのか」、
東日本大震災による原発事故被害者支援弁護団の副団長、
大森秀昭弁護士に詳しく伺いました。

* * * * * * * * * *

今日は賠償請求に必要な「記録ノート」のつけ方について、伺います。

Q 改めて賠償請求をするためには、具体的にどうしたらいい?

まずは事故発生から今まで、あるいはこの先も含めて、日々のご自分の「行動記録」
どこに避難して、どういうお金を実際に使ったということを、毎日つけていただくこと
が大事になります。
日々の健康状態や行動記録、交通費や宿泊費、医療費などの必要な費用の支出、また
外食なども避難していなければ家で食べれたものを、外食することによって出費が増えた
という場合も算定が可能ですので、ぜひ記録してください。

Q 健康状態も書く必要が?

避難によって健康状態が悪化したという場合は、慰謝料額の算定に影響してくるので、
行動記録と共につけていただきたい。

Q 弁護団が作成した「記録ノート」とは?

日々の記録がわかればご自分のノートでも問題ありませんが、
弁護士会では必要であると思われる事項を書きまとめておきやすいよう、
「記録ノート」を作成しています。
最寄の弁護士会にお問い合わせいただくか、こちらからも無料でダウンロードできます。
http://business3.plala.or.jp/fba/sinsai_soudan/hisaisya_note.html

Q 請求するには、東電に直接請求するのと、第三者機関に請求するのと
  2通りあるそうですが、第三者機関について教えてほしい

どの範囲までの賠償で東京電力側と合意(※要するに妥協する) のかは非常に難しく、
そのため、被災者と東京電力の間に立つ第三者機関、「原子力損害賠償紛争解決センター」
が国の機関として9月1日に立ち上がりました。
被災者と東京電力の間に立って、第三者の意見を聞きながら解決していきます。


※原発事故の賠償請求については、弁護団に無料で電話相談することもできます。
 受付時間は、平日の朝10時から夕方5時まで。
 お問い合わせ先は、フリーダイヤル0120−730−750

※そのほか、東日本大震災に関連した相談は、各地域の弁護士会、
 または国の法律相談窓口「法テラス」にお問い合わせください。
 法テラス:0120−366−556
http://ghb-law.net/

2011年9月15日

9/13 原発事故による賠償請求について(2)

東電に対する“原発事故による損害賠償”の書類受付がスタートしました。

今週は改めて、“原発事故による損害賠償”について
「どんなことが保障の対象になるのか」、「いくらもらえるのか」、
「そのために何を準備しておけばいいのか」、
東日本大震災による原発事故被害者支援弁護団の副団長、
大森秀昭弁護士に詳しく伺いました。

* * * * * * * * * *

■<事業者に対する賠償>
個人でも法人でも同じですが、今回の原発事故の前の利益が、事故に
よって減ってしまった、あるいはゼロになってしまった場合には、その
マイナス分を補償しましょうと書かれています。
原発事故前の事業の利益から事業の停止によし支払いを免れた固定費を
差し引いた金額を基にして、事故後の減収率をかけ算して損害を出す方法
が示されています。
また事業場を移転した場合は、その移転費用も賠償の対象とされます。

■<風評被害に対する賠償
農産物海産物が作れなくなった、売れなくなった。観光・サービス業で
お客さんが来なくなった、営業が続けられなくなった。など・・
「出荷制限」や「風評被害」については、今回の原発事故との関係が確認
されれば、利益の減少分は補償の対象になるという基本的な算定基準は
示されています。具体的にどう算定するかはこれからの課題になっていく
と思います。

■<仕事を失った方への賠償
避難によって就労が困難となって収入が減少した場合は減った分、
ゼロになった場合は全額が賠償の対象になります。
給与の総額がわかる源泉徴収証や給与明細で確認できるよう用意します。


※原発事故の賠償請求については、弁護団に無料で電話相談することもできます。
 受付時間は、平日の朝10時から夕方5時まで。
 お問い合わせ先は、フリーダイヤル0120−730−750
http://ghb-law.net/

※そのほか、東日本大震災に関連した相談は、各地域の弁護士会、
 または国の法律相談窓口「法テラス」にお問い合わせください。
 法テラス:0120−366−556

2011年9月15日

9/12 原発事故による賠償請求について(1)

以前番組で紹介した、東電に対する“原発事故による損害賠償”
東電で書類受付が9月12日からスタートしました。

今週は改めて、“原発事故による損害賠償”について
「どんなことが保障の対象になるのか」、「いくらもらえるのか」、
「そのために何を準備しておけばいいのか」、
東日本大震災による原発事故被害者支援弁護団の副団長、
大森秀昭弁護士に詳しく伺いました。

* * * * * * * * * *

Q 東京電力が示した「賠償支払い基準」とは?

国の機関である「原子力損害賠償紛争審査会」は、8月5日に賠償に対する
「中間指針」を出しました。この中間指針に基づいて東京電力が損害の補償
を行う基準として定めたのがこの「賠償支払い基準」です。

Q そもそも東電に対する損害賠償金は、被害を受けた方が自動的に支払わ
  れる仕組み?

東京電力が提出を求めている、所定の請求書用紙に必要事項を記載して、
損害の内容を確認できる資料を付けた上で請求を行い、被害を受けられた方
と東電の合意が得られた金額が支払われるという仕組みになっています。
被害者が請求した損害の額について、東電がその全額を認めないケースも
起きると思われます。

Q これらの賠償請求については、いつまでのものをまとめればいい?

今回東電が明らかにした「賠償支払い基準」では、3/11k〜8/31までの
賠償請求をとりあえず”第1期分”として提出できます。

Q 今回の「賠償支払い基準」で対象となる損害、具体的には?

例えば、避難費用(宿泊費、交通費)/精神的損害/農業・漁業・会社経営
などの営業損害/会社員などの就労不能に伴う損害/いわゆる風評被害 など

<避難用費や帰宅費用>
避難対象者の避難に伴う、交通費や宿泊費、家財道具の移動費、除染費用の実費
を支払うとしています。
ただし、上限額の設定があり、交通費は県内移動の場合1回あたりひとり原則
5000円。宿泊費は一泊あたりひとり上限8000円。上限額を上回る実費
については、具体的な事情を確認させていただくとしています。
つまり、全額を支払うかどうかは検討事項とされています。

<仕事を失った方への賠償>
避難によって就労が困難となって収入が減少した方に対する補償額の算定方法
も示されています。
今回の原発事故発生前の収入と、事故後の現在の実収入の差額と、新しい仕事に
就くために転居された方にはその転居費用も支払うとしています。

<健康被害に対する医療費>
避難をして健康状態が悪化した場合の医療費の支払い額算定方法と、その医療を
受けるためのかかった交通費や宿泊費の支払い額の基準も示されています。
交通費や宿泊費は避難費用の算定と同じです。
医療費は原則として、実費を支払うとしていますが、既往症の悪化防止の費用で
一人当たり10万円を越える部分については50%支払うとしています。
後遺症が発生している場合は個別に対応するとして、具体的な損害の算定方法は
示されていません。

<精神的被害>
避難生活による精神的損害に対して支払われる慰謝料額も定めています。
3月11日〜8月31日までの慰謝料として、避難所、体育館、公民館などで
避難生活を余儀なくされている方には一人月12万円。それ以外の方には一人
月10万円を支払われます。
9月1日から来年の2月29日までの分までについては、先程の金額の2分の1
の金額を支払うとしています。
しかし、この慰謝料額の基準については、金額が低すぎるのではないか、9月
1日以降に精神的苦痛が減少する状況にはなっていない、などの議論が弁護士の
間でなされています。



※原発事故の賠償請求については、弁護団に無料で電話相談することもできます。
 受付時間は、平日の朝10時から夕方5時まで。
 お問い合わせ先は、フリーダイヤル0120−730−750
http://ghb-law.net/

※そのほか、東日本大震災に関連した相談は、各地域の弁護士会、
 または国の法律相談窓口「法テラス」にお問い合わせください。
 法テラス:0120−366−556

2011年9月13日

【お知らせ】被災地支援講演会「REAL」第2弾、今日から2日間開催!

7月に開催した被災地支援講演会「REAL」第2弾、今日から2日間開催!!

【講演日時・参加費 等】
●2011年9月13日(火) 「REAL2」
 第1部 16:00〜17:30 500円(ワンドリンク込)
  「鉄」というキーワードを通して考える被災地の復興事業。
  自然科学的な観点から、わかりやすい文系の言葉で説明します。
  講師:NPO法人 森は海の恋人 理事長 畠山重篤
 第2部 17:45〜21:00 3,000円(フリードリンク・食事込)
  今後の津波といった水害に備え、海に囲まれた国に住む私たち
  全員が学ぶべき「セルフレスキュー」について。
  講師:NPO法人 森は海の恋人 副理事長 畠山信
      東京海洋大学 非常勤講師 内田正洋
      特定非営利活動法人SONERS 顧問 萩原直起
      その他支援団体

●2011年9月14日(水) 「REAL3」
 第1部 16:00〜17:30 500円(ワンドリンク込)
  「鉄」というキーワードを通して考える被災地の復興事業。
  自然科学的な観点から、わかりやすい文系の言葉で説明します。
  講師:NPO法人 森は海の恋人 理事長 畠山重篤
 第2部 17:45〜21:00 3,000円(フリードリンク・食事込)
  被災者の本音をリアルに語り、復興支援のあり方を問うだけで
  なく、実際に支援活動に関わる団体や企業の方々もご参加いた
  だきながら進めていきます。
  講師:NPO法人 森は海の恋人 副理事長 畠山信
      東京海洋大学 非常勤講師 内田正洋
      特定非営利活動法人SONERS 顧問 萩原直起
      その他支援団体


参加お申し込みは、こちらをご覧ください!
http://jp.devex.com/real2

2011年9月9日

9/8 「心の絆プロジェクト」名取市 健康セミナー

TOKYO FMや さまざまな企業・団体が共同主催、
日本赤十字社・日本医師会の協力で展開する
『ヒューマン・ケア〜心の絆〜プロジェクト』。
震災後、様々な不安やストレスを抱える方のための
医師や保健師による健康セミナーを実施しています。

8月20日と21日、心の絆プロジェクトは、
宮城県名取市内の二カ所の仮設住宅を訪問し、
フランスの歌手、クレモンティーヌさんのライブ、
そして、医師や看護師による健康セミナーが行われました。


仮設住宅での健康維持にはストレスケアがとても大切です。
そこで医師が、身体をほぐす簡単な運動を、被災者の皆さんと
一緒に行いました。

今回のプロジェクトを後援する日本赤十字社
「心のケアコーディネーター」槇島 敏治先生による
身体と心をリラックスさせるためのアドバイスです。
    
■顔や耳に触ると気持ちを落ち着かせる効果がある。
 触るだけでリラックス効果がある。

■身体がこわばって、肩に力が入っている場合
 いざ力を抜こうと思っても、よけい力が入ってしまう。
 そのときは一度ぎりぎりまで力を入れて、その後に
 フッ…と力を抜く。
 肩の場合は、肩に力を入れてなるべく上にあげる。
 それから、ストンと力を抜いてあげると、リラックス
 できます。
 逆に力を入れることがポイントです。

■身体と心は繋がっています。力を入れる⇒抜くは、
 肉体的な運動ですが、心もリラックスできるのです。


2011年9月7日

9/7 「GTFグリーンチャレンジのつどい2011」

『LOVE&HOPE 〜ヒューマン・ケア・プロジェクト』。
TOKYOFMとJFN 38局が、民間復興支援青年隊とともに、
東日本大震災で被災された方の心と体のケアを行う支援活動を展開しています。

8月20日、21日の2日間に渡って、東京・新宿御苑で
「GTFグリーンチャレンジのつどい2011」が行われました。

今年は震災を受け「大東北青物市」「環食レストラン」が
イベントの大きな柱になりました。
「大東北青物市」は、東北の野菜やくだもの、物産品が集まる復興マルシェ。

ブースに集まった生産者の方々は、
農業の新たな取り組みを始めなければいけないという話もされているそうです。

また、生活のために地元を離れる人も多く、
地域のコミュニティがバラバラになりつつあるのも
心配ごとのひとつだということです。


20日には、仙台から「すずめ踊り」も披露されました。
軽快な太鼓の音に合わせ、扇子をひらひらとさせて踊る「すずめ踊り」。




「仙台すずめ踊り連盟」の原敏紀さんは、
震災後、再び踊ることに戸惑いもあったといいます。
しかし、踊りによって元気づけることができれば、社会貢献として役立てれば…
という想いで踊っているそうです。


協力:民間復興支援青年隊
http://www.jidai.or.jp/

2011年9月6日

9/6 「自然と人間の共生、復興後のまちづくり」(2)

震災からもうすぐ半年。
復旧、復興が進む中で、
被災地では「復興後のまちづくり」が、新たな課題となっています。

日本生態系協会事務局長の関健志さんをお迎えして、
「自然と人間の共生、復興後のまちづくり」について伺いました。


●人間が自然災害を人工物で抑え込まない
2004年のスマトラ沖地震の津波が起こった後、
国際自然保護連合が中心となり、国連環境計画が
「カイロ原則」という宣言文を出しました。
これは、“自然の力を無視した持続可能な開発は不可能である”
というところから始まっています。
これを受け、スマトラのバンダ・アチェでは
砂浜から砂丘、草原、湿地を経て、その奥に人が住んでいます。
これが「自然の盾」になる。

●日本でも過去災害が起こった歴史がある
今回は地震だけでなく液状化も起こったが、「想定外」は1例も無かった。
想定した範囲内でしか液状化は起こっていない。
蛇行した川を狭め、真っ直ぐにしたが、氾濫源だったところを都市化した。
そういった地域が液状化を起こしている。
こういった土地をどうするのかも課題。
目先の利益で「今」だけを考えた街ではなく、
今の利便性というものさしから、大きなものさしへの変化が必要。
誰もが住みたくなるような街が東北に出来ることが、
東北の人以外も頑張らなければいけないこと。



日本生態系協会主催のシンポジウム「復興から見える新たな日本の創造」
9月13日(火)に開催されます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
http://www.ecosys.or.jp/eco-japan/activity/symposium/index.html

2011年9月5日

9/5 「自然と人間の共生、復興後のまちづくり」(1)

震災からもうすぐ半年。
がれきの撤去や仮設住宅の建設が進む一方で、
被災地では「復興後のまちづくり」が、新たな課題となっています。

被害を受けた沿岸地域の自然をどう再生するのか。
住まいや学校、商店街をどこにつくるのか。
再び押し寄せるかもしれない津波に、どう対処するのか。

日本生態系協会事務局長の関健志さんをお迎えして、
「自然と人間の共生、復興後のまちづくり」について伺いました。


●津波をせき止める防波堤の効果が発揮できなかった地域が多かった
「想定外」という言葉をよく聞くが、本当に想定外だったのか?
スマトラ沖地震の時に起こった津波も、40mを超えた。
実は想定外ではなく、「想像したくなかった」のでは?

●復興を目指す中でどんな街作りが必要なのか?
今回は東北で震災が起こったが、他の地域で起こる可能性はいくらでもある。
そういう意味では、今回被災された方以外の人たちが知恵を出し合って、
世界中の叡智を集めた街作り、復興が必要。
アメリカ、ヨーロッパでは、災害を人工構造物で押さえこむという方法は、
90年代以降重宝されていない。
アメリカ・ミシシッピ川の治水事業では、氾濫源から人を安全な所に移す政策をとった。
自然は自然に戻し、人間が違うところに移る。
これが経済的にも生態的にも持続可能な開発の象徴。


このお話については、明日も関さんに詳しく伺います。

2011年9月5日

【原発で被害にあわれた皆さまへ】9月9日 原発事故被災者弁護団説明会のお知らせ

【原発で被害にあわれた皆さまへ】
9月9日 原発事故被災者弁護団説明会のお知らせ

   ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

LOVE&HOPEに以前ご出演いただきまし原発被災者弁護団、
中野弁護士よりご案内がありました。

9月9日13時半〜弁護士会館クレオにて、
「原発事故賠償請求」に対しての弁護団による説明会
及び相談会が行われます。

以前、番組でもお伝えしたとおり、東京電力への賠償請求は
ただ黙っているだけではもらえません。
東電に賠償を主張して請求する必要があります。

先日、政府の原子力損害賠償紛争審査会が示した「中間指針」
に基づき、東電が「賠償支払い基準」を明らかにしました。
具体的にどんな損害を請求できるのか、いくらもらえるのか、
準備することは? など、説明会ではこれらについて、
なるべくわかりやすくご説明いただけます。

                    
【説明会】9月9日原発事故被災者弁護団説明会

開催日時 9月9日(金曜日)
     13:00〜 説明会(受付13:00〜)
     説明会終了後,個別相談も承ります。
     ※どなたでも無料でご参加頂けます。
開催場所 弁護士会館2階クレオ

詳しくは、弁護団のホームページをご覧ください。
http://ghb-law.net/


なお、原発事故賠償請求については、
9月12日〜14日の「LOVE&HOPE」でも詳しくお伝えします。

2011年9月4日

9/1 「心の絆プロジェクト」クレモンティーヌ LIVE

TOKYO FMや さまざまな企業・団体が共同主催、
日本赤十字社・日本医師会の協力で展開する
『ヒューマン・ケア〜心の絆〜プロジェクト』。
震災後、様々な不安やストレスを抱える方のための
医師や保健師による健康セミナーを実施しています。

8月20日と21日、心の絆プロジェクトは
宮城県名取市内の二カ所の仮設住宅を訪問し、被災地で暮らす方々に、
予防医療のセミナー、そしてプレイングイベントを実施しました。

今回のプレイングイベントは、
フランスの歌手、クレモンティーヌさんのスペシャルライブ。
会場となる仮設住宅の集会所には、たくさんの方が集まってくださいました。


外国の歌手の生ライブは始めて、というお年寄りも多い中で、
聞えてきたのは、
「バカボン メドレー」
「サザエさん メドレー」
「ドリフターズ メドレー」
「マルマルモリモリ」
「スーダラ節」
など、お馴染みの曲をフランス語で歌うクレモンティーヌさんに、
暖かい拍手、そして笑い声が広がりました。



クレモンティーヌさんは、震災直後の4月にもプライベートで緊急来日。
今回は、ご自身の8月のジャパンツアーの最後に、
この「心の絆プロジェクト」に参加してくださいました。

ライブの前には、石巻と名取の沿岸部へも足を運び、
被災地の様子を目の当たりにしたそうです。
ライブ後のインタビューの模様です。

「石巻や名取で津波のあったところを見ました。思っていた以上にひどいし、
そのままになっているところも多くて、日本人の皆さんに前に向かって
頑張ってほしいと思いました。

昨日仙台の灯篭流しに参加しました。たくさん震災被災者の灯篭が流れていて、
今年の2月に私自身も父親を亡くしたので、その灯篭を流しました。
日本の美しさと慎ましやかなところ、日本の文化に触れることができてよかった。

避難所はお年寄りの方が多くて、来てくれただけでもうれしいのに、手拍子
してくれてにこにこ笑ってくれたので、少しは和やかな気持ちになれたのでは
ないのかなと思いました。」


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「ヒューマン・ケア〜心の絆〜プロジェクト」
クレモンティーヌさんのライブのあとには
医師や看護師による健康セミナーも行われました。
その様子は、9月8日の放送でお伝えします。

パーソナリティ:中西哲生・高橋万里恵

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2017 東日本大震災から5年 LOVE&HOPE 2016年3月11日(金) 特別企画放送

「LOVE&HOPE〜防災ハンドブック2015」PDF版ダウンロード配信中

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