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体験記なのですから、最後は無事日本に辿り着いたのは間違いない…それが判っていても、この家族はこんな過酷な状況から、果たして生きて帰ることができるのか。ドキドキしながら一気に読み終えてしまいました。教科書などでは教わることのない「引き揚げ」の実態。戦争を扱う作品は毎回、平和の尊さについて考えさせてくれます。幼い息子が子供らしくない気遣いで母親を思いやるシーンについては、小川さん、『いつもこの場面になると泣いてしまう』と声を詰まらせ話されていて…作品からは母親の強さを、そして小川さんの母親としての愛情の深さも感じた、今回のオンエアでした。(アシスタント:藤丸由華)

2008年5月4日
中勘助
『銀の匙』


2008年4月27日
ジャン・ジオノ
『木を植えた男』


2008年4月20日
黒柳徹子
『窓ぎわのトットちゃん』


2008年4月13日
川端康成
『片腕』


アーカイブ

流れる星は生きている  / 池真理子
第一部に保安隊の「金さん」が歌ってくれた歌で、この一団のテーマソングとなっていったと歌詞が紹介されています。戦後の映画『流れる星は生きている』でも主題歌となりました。

シューベルト:魔王 / ジェシー・ノーマン
第3部のタイトルは「魔王の声」。「てい」さんを不安にさせた幻聴のような音楽もそれとわかれば夫との思い出の曲でした。

Calling You / ジュベッタ・スティール
「あなたを呼ぶわたしの声が聞こえるでしょ?」という映画「バグダッドカフェ」の主題歌。ていさんは、そして夫の新田次郎さんは、心の中で何度互いの名を呼んだでしょうか?

 
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