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「いや本当に凄い!」「凄いですよねぇ・・・」。言葉を失うほど膨大な司馬遼太郎さんの知識量に圧倒され、本日のスタジオは司馬さんへの賛辞で溢れていました。物語の舞台となっている国についてだけでなく、国境や時代を越え、あらゆる事象についての見識を披露する司馬さん。たとえば言葉では知っている士農工商という身分制度も司馬さんの手にかかると、「商人たちは本当のトコロ、武士をどう見ていたのか」、嘉兵衛の言動を通して生々しく説明してくれるので、読み手はもの凄くリアルな江戸時代を感じることができるのです。まさに血の通った歴史の教科書。来週も嘉兵衛と一緒に江戸時代という大海へ漕ぎ出でましょう!
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2011年1月30日
浜田廣介
『泣いた赤おに』

2011年1月23日
赤染晶子
『乙女の密告』

2011年1月16日
ポール・ギャリコ
『雪のひとひら』

2011年1月9日
リルケ
『若き詩人への手紙・
若き女性への手紙』

アーカイブ
遠島甚句(宮城県民謡)/熊谷一夫
多くの歌が登場する本作。2巻「♪三十五反の帆を巻き上げて 行くは仙台石巻♪嘉兵衛のいちばん好きな歌詞であった。」という1節にちなんで。
伊福部昭:14人のソリストのための土俗的三連画/白尾彰(フルート)ほか
蝦夷地(北海道)に強く憧れていた嘉兵衛。ゴジラの作曲家、伊福部昭は、父が十勝平野の音更村の村長でその宥和的政策によりアイヌの信望をえていたので、子供のころアイヌの文化を親しく体験。また、この曲を作った当時は林務官として厚岸(あっけし)に勤務していたそうです。

大空と大地の中で/松山千春
北海道の風景に圧倒された嘉兵衛の気持ちがあらわれているような曲、と小川さん。大阪、司馬遼太郎記念館の庭は菜の花、野の花で彩られます。

 
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