メッセージ
today's topic

長編小説の『コインロッカー・ベイビーズ』。小川さんいわく、長編小説というのは「長い話を書こう」と思ってできるものではなく、登場人物にエネルギーがあると書き手の予想を超えてどんどん動きだし、自然に長編になるのだそうです。「キクとハシという2人の主人公は、大量のエネルギーを秘めていますよね。既に長編小説ですが、まだまだ続きが書けそうじゃありませんか?」確かに!ちなみに近々106冊にも及ぶ、ある大長編小説を番組で取り上げようという話がでているのですが、その物語の登場人物たちもとんでもなくパワフル!・・・こちらもご期待ください。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2011年10月9日
沢木耕太郎
『敗れざる者たち』

2011年10月2日
沢村貞子
『わたしの台所』

2011年9月25日
魯迅
『故郷』

2011年9月18日
フィリップ・クローデル
『リンさんの小さな子』

アーカイブ
トロイメライ/マルタ・アルゲリッチ
2人が幼いころ精神医の治療室で聞いた胎児が聞く心臓の音、それと近いものとしてハシがみつける曲が「トロイメライ」。のちにハシのバンドの名前にもなりました。
Midnight Rambler/ザ・ローリング・ストーンズ
音楽の道を進むハシは、ブライアン・ジョーンズのイメージにスタイリングされ、ミック・ジャガーを真似て舌の先を切り、ハーモニカで血がでるまで「ミッドナイトランブラー」を吹きます。

夜明けまえ/スガシカオ
♪今、夜のヤミにむけうちはなつぼくらの銃声はみえないカベを一瞬で突き破ろうとして街にただひびいただけ♪コインロッカーで泣いていた2人を思って。

 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。