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主人公の双子の思考、彼らが起こす事件、彼らをとりまく人々、彼らの生きている環境など、どこもかしこも恐ろしさに満ちていて、正直最初はどう受け止めたらいいのかわからない作品でした。しかし小川さんのお話を聞いて、今回も「そういうふうに捉えればいいんだ」と目から鱗の瞬間多々!「戦争で混乱している状況の中、こうなってしまった双子を最後まで否定できませんでした」「平和な世に生まれていたら、この双子の才能はどれだけ有効に使われたか・・・」という小川さんの愛情深いまなざしと共に、戦争に翻弄される人間の哀しさが、とても深く印象に残った1冊です。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2011年11月6日
曲亭馬琴
『南総里見八犬伝』

2011年10月30日
岡本太郎
『人間は
瞬間瞬間に、
いのちを捨てるために
生きている。』

2011年10月23日
ルブラン
『怪盗紳士』』

2011年10月16日
村上龍
『コインロッカー・
ベイビーズ』

アーカイブ
リリー・マルレーン/マレーネ・ディートリッヒ
おばあちゃんの家に間借りしている外国の将校が蓄音機で聞く流行歌のレコードが’ぼくら’のお気に入り。この曲だったかもしれません。
コダーイ:ハンガリー民謡「くじゃく」による変奏曲/シカゴ交響楽団、ネーメ・ヤルヴィ(指揮)
1939年ハンガリー出身の作曲家コダーイが、ヨーロッパの不安な情勢を憂いて作曲しました。囚われた人々を解放できないくじゃくの民謡をこの本の救われない登場人物たちに。

The Way of The World/モーズ・アリソン
♪すべての交戦は戦争を終わらせるためのものと聞いた、列をなして倒れてゆく何千もの犠牲者を見た♪という歌詞の曲です。1927年生まれのアメリカのアーティスト、2010年の最新アルバムから。

 
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