メッセージ
today's topic

宮廷での出来事や、情熱の恋物語が綴られていた『和泉式部日記』や『蜻蛉日記』とは違い、「人生、そんな華やかなことばかりじゃありません」という声が聞こえてきそうな『更級日記』。そこには『源氏物語』の世界に憧れた少女時代の夢は叶わず、失ってみて初めて夫の存在の大きさに気付き孤独な晩年を送る、平安時代の一女性の現実がありました。「孝標女は人生を表現しようと筆をとりましたが、筆を取らず、人生を語らずに亡くなっていく人が無数にいるんですよね。そんな人たちの代わりに人生を書きあらわすのが、私たち作家なんです」と小川さん。「なるほど、書くイタコですね!」・・・下手な返ししかできず反省しているアシスタントの藤丸でした。
(アシスタント:藤丸由華/藤丸のブログはこちら!

2013年2月24日
角野栄子
『魔女の宅急便』

2013年2月17日
『藤村詩抄』
2013年2月10日
エミリー・ブロンテ
『嵐が丘』二週目

2013年2月3日
エミリー・ブロンテ
『嵐が丘』一週目

アーカイブ
想夫恋/東京楽所
作者は『源氏物語』に夢中。そこで「源氏物語」の「常夏」「横笛」に登場した曲です。この曲のタイトル『枕草子』で「調べは想夫恋」、『平家物語』では仲国が亀山で小督の局が弾く「想夫恋」をきく、と古典にたびたび登場します。
輝く月が照らす夜/畠山美由紀
「あさみどり花もひとつに霞みつつ おぼとに見ゆる春の夜の月」という「更級日記」作者の代表作と「緑色にうるむ風が花をなでるときあなたの声を思い出すわ」という詞が重なりました。

イフ・アイム・ラッキー/ジュリー・ロンドン
私がもし幸運なら夢はかなうでしょう。という内容です。僧がみた2つの夢のもうひとつの人生を思う作者に。

 
今まで紹介した作品
当サイトは Amazonアソシエイトプログラムを利用しています。